玲王
過去
玲王
これは、俺が10、○○が9歳の頃
玲王
テストで98点だっt
○○
お母さん、お父さん!テスト100点だった!
母
凄いわ!
父
流石、○○だなぁ運動も出来るしな
○○
エヘヘ
玲王
この時2人は俺を見てくれない
玲王
だから、俺は、沢山勉強して、イイコになった
玲王
この時は、今よりは幸せだった
○○
僕、××中学校に行くよ
玲王
は?(俺と同じじゃないのか?)
母
どうして?
○○
サッカーがやりたいんだ、
父
急に、どうしたんだ?
○○
僕の友達にサッカーが上手い子がいて興味が湧いたんだ
○○
いつも明日が楽しみになったんだ!
父
○○がやりたいなら否定しない
母
勉強もするのよ?
玲王
「やたいことが出来て良かったな」と言おうとした
玲王
だが、何故か言えなかった、苦しい
玲王
嗚咽と、ともにいろんな感情がでてきた
○○
お兄ちゃん、大丈夫?
玲王
あ、あぁ大丈夫だ
玲王
(こいつにサッカーを教えた奴を呪い殺したい)
玲王
だって、○○のこんな楽しそうな顔
玲王
明日が来るのを楽しみにするこいつは初めて見た、
今
玲王
俺も、サッカーが...
父
玲王、○○を見れば分かるだろ?
母
そうよ、サッカーしたら、あの子みたいに
母
成績が下がるわよ?
父
お前は、俺を継ぐんだ
玲王
...ッッ
玲王
(俺だって○○みたいにサッカーがしたい)
玲王
俺は、ずっと○○に劣等感を感じていた
玲王
友達が沢山いて、勉強が出来なくても
玲王
周りの人間が○○を認めてくれた
玲王
俺は、複雑だった
玲王
今まで、俺と○○の世界に沢山の人間が
玲王
入ってきて、俺と○○を引き離していく
玲王
いいや、○○が俺から離れていく
玲王
○○は眩しくて、手が届かない存在だった
玲王
だから、勉強した、友情関係も築き、運動も頑張った
玲王
でも、○○は止まってくれない