たっつん
じゃぱぱ
たっつん
たっつん
じゃぱぱ
たっつん
のあ
たっつん
俺が先手を切る。
俺はどうなってもいい。
ただ、この状況を変えるための何かが必要だ。
たっつん
ゆあん
なおきりの声が聞こえない。
ゆあんの声が力弱い。
状況は分からない。
ただ、急ぎだということ以外は。
ゆあん
たっつん
急いで入った俺の目に映ったのは、
ベットに力なく倒れているなおきり、
ただ助けてと泣きじゃくるゆあん。
何かあったら言えって言ったのに…
唇をギュッと噛み締めた。
たっつん
たっつん
ゆあん
たっつん
ゆあんは少しの間の後、コクリと頷いてくれた。
なおきりに触れるとまだ暖かいし、微かな脈と動きが早いが息もある。
血を吸われたことによる貧血だろう。
ゆあん
ゆあん
ゆあん
少しづつ声が震えていく。
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
人に対する大きな感情は、なおきりだけでは無かったようだ。
ポロポロと涙を流す姿を、見ていられなかった。
コメント
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───↩︎をめっちゃ最大限に活かしてる(?)感じがして素敵です.....😚
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