まずは、
お礼を言わせて下さい!
ガンギまりあ
ガンギまりあ
ガンギまりあ
ガンギまりあ
まさかここまで見ていただけるとは思っていなかったので、正直驚いています。
これからも応援して頂けると嬉しいです
⬇それでは!本編どうぞ!⬇
ーーーーその炎は……
闇を掻き消す 光芒の様に
燦然と
ーーーーその瞳は……
誰もが恐れ 畏怖する程に
爛々と
ーーーーその太刀筋は……
言葉を失って 見惚れる程に
優雅で
すまないの父
ーーーーーあぁ、
なんて…
なんて、美しいのだろうか、
なんて、強さだろうか、
俺は……、
その一太刀を… その一閃を…… その姿を…………
目に焼き付けたーーーー。
──ズバッッ──
斬撃音と共に 蒼い炎が 剣先をなぞる様に弧を描いた
───カチンッ───
……恐らく、剣を鞘に戻したのだろう 高い金属音が 微かに鳴った
その音とほぼ同時に ヤマタノオロチの 首元から血が噴き出した
ヤマタノオロチ
それは 鼓膜が破けそうな 地を這うような───断末魔
────だが それは 断末魔というより 悲鳴に近かった
──── 声を出そうとする度に 息を吸おうとする度に 首からも口からも大量に血が噴き出す
──まるで── 声を出させてなるものか、と 呼吸すらさせてやるものか、と
トドメを刺すように
────そうして 足元の地面も ヤマタノオロチ自身の体も
赤く
赤く 染め上げられていた
爽の炎は、いわば聖火だ
邪に属するヤマタノオロチには とても耐えられたものでは無いだろう 奴の体はその炎によって焼かれ 最後は灰すら残らず “消える”…
奴の事は、正直────“憎い”
奴のやった事は、到底許される事では無い
……、
────でも────
俺は奴の「過去」を知っている
いや────…、 知ってしまった、の方が正しい
だからだろうか
────奴に同情してしまうのは、
ヤマタノオロチ
ヤマタノオロチは力無く地に伏し ヒュー、ヒュー、と空気を漏らしながら 小刻みに体を震わせていた
…もう……いいだろう、
もう……十分だ……
俺はヤマタノオロチに近づき 奴の震える体にそっと触れた
邪悪で、最悪な災いの化身
愛し愛される事を知らない、哀れな魔獣
誰からも望まれず、利用され続ける存在
こいつも…… もう救われてもいいだろう…、
もう……許されてもいいだろう……
奴の頭の一つを優しく撫でる
一瞬、ほんの一瞬だけ 俺を映したその目に光が宿った
俺は祈った
────もし、 奴が生まれ変わることが出来たなら……、
生を得ることが出来たなら…
────幸せになれ、と
スバル
オロチの頭を撫でながら 俺はスキルを発動させた ────安らかに逝ける様に、と “願い” を込めて……
ディヴァインディメンション スキル:【神聖な次元】
──ポゥ…──
この暗くて寒い場所に まるで 木漏れ日のような… 優しくて…、眩しくて…、 思わず居眠りたくなるような…… 暖かな光が 周囲を照らした
そして その優しい光は 冷たくなり始めたオロチの体を ふわりと包み込んでいく
「オかァサん…」
ヤマタノオロチは小さな珠になった その珠は光を放つと ほんのりとした光を纏う 小さな白い蝶に形を変えた
──その蝶は、 ヒラリ、と スバルを一周した後 光に溶けるように消えた
無事に、オロチを救えたようです
あの子もきっと…… きっと、救われたでしょう
────おや?
…
どうやら、「変化」がありそうです
どうか、
あなた達の力を、貸して下さい
コメント
2件
泣けた😢感動しました!
おおおお!!すげぇ!ヤマタノオロチも助けるのかぁ!優しいなぁ!