桃赤
なかなか眠れなくて、リビングでいちごミルクを飲みながらペット達と戯れていると
無機質な機械音が部屋に響いてインターホンを確認する
外は勿論真っ暗で、明かりに照らされる1人の男
こんな時間に何…?
と思いながらオートロックの鍵を開けてあげる
一応玄関の鍵も開けておき、リビングに戻った
ポスっと元いたソファーに座るとペット達がクリクリとした目で此方を見つめてきた
近くにいたギンを膝の上に乗せるとゴロンと寝転がって瞳を閉じる
コタ達もソファーに飛び乗って俺の近くで丸くなった
順々に頭や顎を撫でているとカチャっと静めなドアの開く音が聞こえた
眠りにつこうとしていた可愛い子達がバッと起き上がってリビングから出ていく
それに遅れてついて行くとその子らを優しげに撫でながら靴を脱いでいる彼
俺に気づいた彼は俺を見るなり呆れ顔で
桃
という彼に若干の怒りが込み上げてくる
赤
桃
赤
言い合いをしながらも靴を脱ぎ終わった彼は頭を撫でて我が家かのようにズカズカとリビングに入って行った
そんな彼を追って俺もリビングに向かった
ソファーに座ってテレビのチャンネルを次々と変えていく彼に問う
赤
桃
赤
桃
面白いのがなかったのか彼はテレビでYouTubeを開き、俺の新しく歌ったアトラクトライトを流した
赤
桃
赤
赤
桃
赤
桃
赤
誕生日プレゼントと言ってもあんた…
手ぶらですよ…
赤
足元にいるコタの両脇に手を入れてぶら下げる
コタは手を伸ばして爪をたてずに頬をてしてしして、膝の上に下ろすとクルクルと、何回か回ってから丸くなった
桃
赤
思わず、コタを撫でていた手に力が入ってコタは逃げてしまった
桃
桃
赤
桃
桃
赤
桃
赤
赤
赤
~ end ~
コメント
14件
2人の不器用さがいいな~💕︎
やっぱりさとちゃんも良いけど莉犬君が呼ぶときは、呼び捨てが一番好き♡ 主さん神ですよ( ^∀^)ふぉろ〜失礼します!!!
遅いですけど、フォロー&ブクマ失礼します!今までの小説だいたい読んだんですけど、言葉遣いとか素敵すぎます!ほんと尊敬します!!