職員(?)
LAN
竜胆
蒸し暑い 俺と兄貴は1回前科があったことでムーチョ達より 少し遅く出てきた
? 誰だ? 誰か待ってる人影が居る
竜胆
春千夜
竜胆
LAN
竜胆
知り合いがいたからっ
行ってくる!
タッタッタッ…
LAN
行っちゃった
まぁいっかかーえろ♡
──どこかに向かうタクシーの中
竜胆
春千夜
なんでしょうか竜胆くん
竜胆
言葉が喉につっかえてでない…
竜胆
こっちの方向は俺の家と逆方向だ どんどん離れていってる
竜胆
春千夜
…もうすぐ着きますよ♡
竜胆
なんだろう ちぐはぐだ。はぐらかされてる でもなぜ?
ガタッ …どこかに着いたらしい
春千夜
竜胆
「行きたくない」と言おうとすれば 無理やり腕を引っ張り引きづり出される
嫌だ。 降りたくない だってここは…
赤や黄色や青という色とりどりのコンテナが積もっている そうここは第三埠頭 関東事変の決戦の地だ
春千夜
竜胆
ひっ
春千夜
引きづられた跡のある血痕
春千夜
声とかはあげない方がいいかと
竜胆
…俺の,知り合い?
知らない こんなの 知らない
春千夜
ムーチョ,あいつは…竜胆くんたちと手を組んでたんですよね?
竜胆
ムーチョ? は? 死んだ?
いや考えるな。 逃げなきゃ…
春千夜
ものすごい勢いで手を…掴まれた
春千夜
はじめて俺が竜胆くんの家に行った時,こうして竜胆くんから手を繋いでくれましたよね?嬉しかった
竜胆と繋いでる手の方をスリ…と自分の頬に付ける まるで恋人と結婚指輪を交換するかのような そんな頬の赤らみ
春千夜
竜胆
春千夜
春千夜
悪いのは疑うようなことをするムーチョですよね?
竜胆
あのこと…俺が東京卍會に来た理由を知ってるのは 兄貴とイザナと……ぁ ムーチョ
春千夜
…最期の最期まで無駄な世話をやく野郎でしたよあいつは。
竜胆
春千夜
もとより竜胆くんを殺そうだなんて思ってませんから
ただ…
後ろ髪をガシッとつかみ 「痛いっ」という竜胆の口を己のそれで塞ぐ
竜胆
春千夜
この状態でも呼吸がしずらくて辛そうだ)
竜胆
春千夜
(虐めてやろ♡)
竜胆
グチュという音と共に舌を入れてきた
竜胆
まだ舌を嬲られる方がまだマシだろう なんか太い舌で喉奥をことごとく蹂躙されて 舌を噛みちぎってやろうとしたら髪をもっと引っ張られる
…プハッ
春千夜
竜胆
春千夜
大丈夫ですよ,これ以上は今はしません。約束しますよ♡
竜胆
春千夜
竜胆
春千夜
その敵にならない限りさっきみたいなことはしません
春千夜
春千夜
春千夜
頭をなでなでされている 頭が蕩けるようなそんな感じがする
春千夜の言葉が脳に溶けていく
いつの間にかすっかり 両手をはるちよのそれに包まれて頬に擦り付けられる
竜胆
春千夜
竜胆
春千夜
竜胆
いやいや,なんでこんなにあっさり別れられるんだよ できねぇだろ普通
頭が???でいっぱいになっていると
春千夜
竜胆くんにも警告できたので♡
口を耳にあの時のように寄せ 呪いの言葉を囁かれた
春千夜
逢える日まで。
大好きですよ,竜胆くん♪
…カツ…カツ…カツ…
竜胆
竜胆
竜胆
LAN
LAN
遅かったじゃーん
家に帰ると, 何も知らない兄貴がいつものように居た
さっきまで俺も何も無かったかのように
竜胆
口に手を当てる 兄貴には話してはならないような気がした
LAN
話せないほど色々あったの?
LAN
竜胆
ちょっとトイレ行ってくる
LAN
ちょっと顔色悪いぞ竜胆
なんかあっt
バタン
LAN