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ジンセイ

1 - 私のふうせん

♥

300

2021年10月05日

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白い風船が赤く赤く染まっていくの―

「受験生なんだから」

その言葉が大嫌いだ

友達がスマホの話をゲームの話を漫画の話をする度に私は叫びたくなる

私にはそんなこと許されない

勉強しなきゃなにされるかわからないもの

いつだって泣きたくなる気持ちも、叫びたくなる気持ちも

全部全部飲み込んできた

それは日に日に増えていって

それはまるで―

「まるで風船みたいだわ」

って私は笑うの

膨らんでいくと息が出来なくなる

だから少しづつ線をいれて空気を抜いてあげるの

白い風船が赤く赤く染まっていくのよ

「なんて綺麗な赤なの…」

そんな日を毎日…毎日繰り返す

白かった風船が真っ赤に染まった時

私は感情を失った―

だけどそれでも私にとって友達との時間は唯一の楽しみだった

でも君が色んなことを話す度私は思ってしまうの

なんで私には自由がないの どうして君は自由なの なんで私なの どうしてあんな人たちのところに生まれてしまったの

「憎い」その3文字が浮かび上がって

君がそれに気づいて 「大丈夫?」って声かけてくる

ーやめてー

そんな優しい言葉なんてかけないで

それとは反対に醜い言葉も溢れていく

あぁ…私にはもう無理だ

限界なんだ

パンッ―

風船が…割れた

汚い汚い言葉が溢れてくる

「なんであんたばっかり」

「どうして私なの」

「あんたはいいじゃない」

「愛されてるんだから」

「どうしてそんなに望むの」

「愛されてるくせに」

「ずるいよ」

ℯ𝓃𝒹

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