今回は『コニカルビーカー様』の素敵なコンテスト用にお話を書かせて頂きます.
また、表紙はコニカルビーカー様からお借りしております
青桃cp
とてつもなく長くてびっくりするほど無理やりな物語構成
なんでもありな方のみ閲覧推奨します
いふ
思わず大きめのため息が口の隙間からこぼれ落ちた
いふ
会社での疲れやストレスのせいで何も考えることができず、普段とは違う道で帰ってみることにした
が、
いふ
若い声がガヤガヤ飛び交う中、疲れ切っている俺には苦痛でしかなかった
いふ
そう思った時だった
『おにーさん、!!』
とても可愛らしく愛着の湧く声
だがそれはお世辞にも女とは言えない声だろう
いふ
つい口調はキツくなってしまう、
ないこ
いふ
元の良い顔に白粉が薄く塗られ、うっすらと頬紅
そして口紅が濃く落とされていた
いふ
とてもではないが男がするような格好ではない.
ピンク色の着物からは彼の肌色がチラついていた
まぁいわゆる『そーゆー人』の『そーゆー店』だろう
ないこ
いふ
少し不安そうな桃髪の男に今度は優しく声をかけた
ないこ
そうしたら安心したようで、恥ずかしそうにしながら話始めた
ないこ
ないこ
いふ
桃髪の男に誘われた後、酔っ払った女子大生に絡まれて、めんどくさいからとりあえず店に逃げ込んだ
ないこ
いふ
ないこ
俺がそういうとあいつの顔はパッと明るくなりこちらを見つめてくる
ないこ
いふ
俺は適当に返事をしてから気づいた
いふ
社会人で収入があるとはいえ、こんなとこに来ても大丈夫な収入かと聞かれたら怪しい.
いふ
乗り気じゃなかった俺は何故かこの状況をもうすっかり受け入れていた
ないこ
ガシャンと置かれた2つ分の酒
いふ
ふわっと香る甘い香り 酒の匂いかと思ったがそうじゃなさそうだ
いふ
ないこ
いふ
ないこ
いふ
急に胸が熱くなった
いふ
ガラスに口をつける前からそんなことを考える.
いふ
いふ
ないこ
いふ
ないこ
いふ
そういうとないこは顔を桃色に染めた
いふ
いふ
自分の思ったことに信じられずに気を紛らわすために当たりをキョロキョロし始めた
いふ
ないこ
いふ
ないこ
いふ
自分の言ってることに内心びっくりしながらないこと話し続ける
ないこ
ないこ
いふ
思わぬ言葉に反応に困る
ないこ
ないこ
いふ
なにそれ、、
俺とないこの横にはピンクと青、それぞれ2つずつヨーヨーが並んでいた
2人ともそのヨーヨーに手を置く
ないこ
目が合った瞬間ないこがこちらに笑いかけてくる.
いふ
俺はガタッと音を立ててないこに近づき
唇を重ねた
響くリップ音
ないこ
ないこの言葉と共にお互いのヨーヨーは1つずつ静かに割れた
3日後、たまたま店の前を通りかかった
いふ
ないこ
ないこ
いふ
聞き覚えのある声に表情は自然と明るくなっていった
いふ
ないこ
いふ
ないこ
いふ
明らかに2人の表情は曇ってしまう
ないこ
『だから今日は2人からなんてどうかな、??//』
いふ
ないこ
ないこ
俺は存在しないものだってことを
いふ
ないこ
いふ
いふさんはそう悪戯そうに笑う
ないこ
ないこ
いふ
彼の優しい表情
俺以外にも向けてるんでしょ?
ないこ
『妖狐なんだよね』
いふ
正直ないこの言った言葉に戸惑いを隠せていないと思う
いふ
パンッ
いふ
俺の言葉と同時に何かがかすかに弾ける音がした
いふ
急いでバックを開くと案の定バックの中はびしょびしょに濡れていて
割れた青いヨーヨーが奥底に行っていた
いふ
ないこ
いふ
いふ
あまりにもないこが普通に言うせいでめっちゃ普通に返事をしてしまった
いふ
ないこ
いふ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ずっと1人で話をしているないこの顔を俺は見なかった
見れなかった
多分見たら泣いてしまう
いふ
酔いは覚めてしまい、ないこの話は俺の心をダイレクトにえぐる
ないこ
ないこはそう言って俺の方の前にピンク色のヨーヨーを1つ持ってきた
いふ
それは前回よりもすごく小さくなっていた
いふ
いふ
いふ
ないこ
ないこ
いふ
俺の顔は涙と何もできない悔しさで歪んだ
ないこ
ないこ
『俺やっぱりいふと一緒にいたいよ、、!!』
いふ
ないこ
ないこ
いふ
いふ
いふ
いふ
ないこ
俺はそう言いながらないこの体を包みこみ泣き続け、それに優しく相槌を打つないこが大変愛おしく
すごく遠い存在に感じた
ないこ
いふ
こんなに駄々をこねて大人気ない
決まった未来は変えられない
だからこうやってその未来に駄々をこねる奴が大嫌いだった
だから今、俺の大嫌いな奴らと同じことをしてある自分が大嫌いだ
ないこ
いふ
『目、瞑って』
いふ
ないこの目も俺の目と同じくらい赤くなっていて、化粧なのか泣いたからなのかもう分からない
ないこ
今までにないくらい強い口調で言われ焦って目を閉じる
ないこ
チュ
ないこが俺に口づけをした直後目を開けて絶句した
そこにはもうないこは居なくなっていて
弱々しくしぼんだ桃色のヨーヨーだけが残っていた
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