翌朝
あみ
んん…おはよ…
あみ
(あたし…あのまま腕の中で…)
そら
おはよ
そら
よく寝れた?
そら
咳してたけど
あみ
(咳をする度に…さすられていた気がする…)
あみ
うん
あみ
ありがとう
コツン…
あみ
(あ、おでこ…)
そら
熱も下がったみたいだな
あみ
え、あ、うん…
そら
顔赤いけど
そら
なんで赤いの?笑
あみ
べ
あみ
別に
そら
ふーん
そら
まあいいや
そら
まだ体だるい?
あみ
ううん
あみ
もうだいぶいいみたい
そら
そっか
そら
なら俺は用済みかな
そら
そろそろ帰るわ
そらが手を離し、体を起こす
あみ
ま、待って…!
そら
ん?
そら
なんだよそんなに袖掴んじゃって
あみ
え、あ、いや…
あみ
(何やってるの私…)
そら
なんもないなら帰るよ
あみ
…やだ
あみ
…まだ行かないで
あみ
(え、どうしちゃったの自分…)
あみ
(あたしもしかして)
あみ
(そらのことが好き…?)
そら
ばか
そら
そんなにかわいいとな
そら
こっちだって大変なんだよ
あみ
…え?
そら
なんでもない
そら
俺がいなくなって勝手に動かれるのも困るから
そら
いてやるよ
あみ
へへ
あみ
ありがと
そら
今日の祭り行くなよ
あみ
うん
あみ
でももうだいぶ良くなったし
そら
ダメだ
そら
行くんなら俺と行け
そら
熱下がったからって調子乗ってんじゃねーよ
そら
また上がるかもしんねーだろ
あみ
そんなに心配なら
あみ
最初から帰るとか言わないでよ
そら
それは…
そら
このまま一緒にいたら
そら
変になっちゃいそうなんだよ…
あみ
変…?
そら
なんでもない
そら
とりあえず今日も泊まってくから
そら
心の準備しとけよ
あみ
なにそれ笑







