チャットにて 12:32
かすか
ねえ
ことは
なーに?
かすか
わたしさ
ことは
うん
かすか
余命宣告された…
ことは
ヘ?余命…宣告!?
かすか
うん。肝臓の病気だった。あと1ヶ月しか生きられないって…
ことは
うそ…だってそんなのって……(あの小説と同じだ…。)
かすか
これから荷物まとめて入院だって
ことは
…どこの病院?
かすか
え、わかんない…
ことは
そっか。ちょっと待ってて
私は書きかけの小説に 「××病院に入院に入院することにした」 とつけたした。 すると
かすか
××病院だって
ことは
…そっか。絶対お見舞いいくからね
かすか
うん。じゃあね…
ことは
じゃあね
そこで会話は途切れた。 私の小説と同じだ。 どうしよう、私のせいだ。 そうだ。全部消したら…
………
なにも知らせはこない。 要するに、 消すことはできない。 なかったことにはできない。
ことは
私のせいだ…。今までだってこんなことなかったのに。ごめんね、かすか。ごめん、ごめん、ごめん、ごめん、ごめん。
何回謝っても、もうだめだった。 涙がこぼれてきた。 治らないって書いちゃった…。 確実に死ぬって書いちゃった…。
せめて最後だけでも、 かすかの望んだとおりに終わらせよう。 私がかすかに命を吹き込まなきゃ。 どういうことをしたいか、 どんな風に終わりたいかそれとなく 聞いてみよう。
これは 小説と現実とがリンクしている少女を 救う物語。






