………戦いが、終わった。
まぁ...
…オレは、敗戦国側だけど。
あれから、いろんなことが起こった。
まず、ドイツの顔を見なくなった。
ドイツ国内へ行っても、イタリア国内に行っても。
そして当然、
オレの領土内にも、いなかった。
イタリアは勝戦国側で、オレの領土も取られた。
そして、全く姿をみせないドイツとは対照的に、
イタリアは、よくオレの領土内や、ドイツ国内なんかの、
色んな国に現れるようになった。
そして、オスマン帝国。
アイツも、全く姿を見なくなった。
…正直、ドイツを見ない悲しみより、
アイツを見なくてもいい喜びのほうが、勝った。
だから...これで、よかった。
負けて、よかった。
おかしな話かもしれないけど。
…ドイツは荒れてしまったけど。
アイツをみなくてよくなったことの方が、嬉しかった。
そして、そんなオレに、さらに良い朗報が来た。
"オスマン帝国滅亡"。
オーストリア
オレは、その知らせを聞いた瞬間、
舞い上がった。
イタリア
ioは終戦後、色んな国へ訪問している。
…けど、今日は自国にいた。
だって、今日はドイツがここに来るから。
なんでわかったか、って?
……さぁ。
そういえば、WW1が終わってから、オーストリアの様子がおかしい。
前は、まぁ...なんやかんや優しい子だったけど。
この前オーストリアに会った時なんて、
オスマン帝国の滅亡を喜んでいた。
ドイツに...好きな人に会えない悲しみより、
彼に会わなくて済む、喜びを。
まぁ、
僕にとっては、どうでもいいけどね。
だって、
ドイツは、僕以外のことなんて、
眼中にもないから。
…少しして。
ドイツ
ドイツ
ドイツ
ドイツ
…なんて、あんな声で呼ばれるとは思わなかったけど。
ドイツが、来た。
コメント
1件
『色恋は人をも狂わせる』 まさにコレが合っているお話ですな…… やはりリンクしてますねコレ