根山
森
森
根山
違うことを考えたくても何故か
頭があいつのことを考える
どうかしてるだろ。
森
森
根山
森
森
何故かあいつがこっちに来ていた
根山
森
根山
去年まで不登校って、
どういうこと、、
森
森
根山
初めて知った、
なんかの病気とか、?
怪我とか?
看病、?
小学校でなんかあった、?
って
根山
森
あいつのことは俺には関係ない
そうだろ、自分
部長
根山
根山
あいつの周り誰もいねーじゃん
根山
そっと辺りを見回す
まじ、か
あいつと組まねーと行けねーのか
根山
根山
根山
俺はあいつがいる方向にのろのろと足を運んだ
根山
根山
上村
根山
目が泳ぐ
お前を見ると
根山
根山
話せた、、
上村
上村
上村
笑った
確かに君は笑った
ぎこちなく
根山
あの日の笑顔とはどこか違った
雲ひとつない君の笑顔を俺は求めているのに
根山
正直期待してなかったけど
こいつはかなり野球が上手かった
根山
上村
上村
え
その時鼓動が早まって
勝手にグローブを捨てて、あいつの方を走っていた
根山
根山
上村
君は何故か大きく目を開けていた
上村
上村
根山
え、なんで俺こんなまじになってんの、
でも、
行かなきゃって思った
あいつを
助けなきゃって思った
根山
上村
上村
根山
根山
上村
根山
上村
無理やりおれはこいつをおんぶした
根山
先生の姿はなかった
根山
上村
俺はこいつをそっとソファに下ろした
おれもこいつの少し離れたところに腰を下ろした
根山
根山
上村
と君は微妙な顔で俺に問いかけた
上村
根山
なんでって
根山
根山
上村
根山
上村
何故か君は妙に嬉しそうに目を輝かせていた
根山
根山
根山
我ながら変な言い訳だな
上村
上村
君のキラキラした目がなくなった
あ、もっと見ていたかったな。
上村
君が優しく笑った
根山
なんだよその顔
可愛い
可愛い、?
なんで男が男見て可愛いって思うんだよ
おか、しいだろ、、
上村
上村
根山
根山
君と一緒に居られなくなる
もっと話していたい
もっと声を聞きたい
もっと顔を見ていたい
キラキラした目も
眩しい笑顔も
もっと、
もっと、
もっと!!
根山
上村
上村
根山
あ、俺
こいつの事、
先生
上村
あ、もっと話したかったな、
君と2人で
もっと一緒に居たかったな、
上村
根山
上村
上村
根山
心配と言うより君と2人になりたかった
2人で話したかった
上村
根山
上村
君はまた目を輝かせていた
目にやり場に困る
根山
上村
気になっていた
悩みなんてないように見える
眩しい笑顔の可愛い君がなぜ
不登校だったのか、
上村
嘘だろ、って言いたくなる顔だった
ぎこちなく笑っている君の横顔。
上村
上村
根山
まさか本当に嘘だったとは
でもなんで嘘をついて
嘘だって教えたんだろう、
根山
上村
上村
と君はベンチがある公園を指さした
なんでか分からなかったが、俺は小さく頷いた
俺たちは2人でベンチに座った
横を見ると君がいる
その視界が俺の鼓動を早めた
ゆっくりと時間が進む
俺は唇を噛みながら泣きそうな君の横顔を見ながら君が話すのを待つ
でも、余りにも君が泣きそうな顔をしていて、
無意識にそっと君の右手に俺の左手を重ねた
すると君は大きく目を見開いた
根山
根山
と言いながら左手を戻そうとした
上村
上村
そう言って君は俺の左手を君の右手の上に重ね直した
君に触れた
君に触れられた
上村
俺は速すぎる鼓動をなんとか遅めて次の君の言葉を待った
上村
上村
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