鈴
ふと腹の上から胸にかけて重みを感じて目を覚ます。
視線の先には男性の腕が乗っていた。
鈴
更に横を振り向くと何者かがぐっすりと寝ていた。
カーテンの隙間から零れる陽光を反射しながら 初夏の風に揺れる紫味がかかった暗い色の髪。
見るからに私と同い年くらいの男性だった。
私の真横に顔をうずめて心地良さそうに寝息を立てるこの男性は誰なのだろう...
鈴
鈴
見上げた天井は見覚えのない白い壁。
横目で見ると飲みかけの珈琲と食べ終わったモンブランの残りカスがポロポロと落ちていた。
明らかにこの人の部屋だろう。
よりにもよって男性の部屋で私はそのベッドに仰向けに寝かされていた。
身体を起こそうと力を入れると 私の横で寝ていた男性が目を覚ました。
保 科
眠そうに目を擦ると再び顔をうずめる。
しかしその瞬間男性は目をパチっと開けた
保 科
保 科
鈴
いやいや「おはよう」じゃないでしょ。
まず誰なの!?そしてここはどこなの!?
私が心の中で百面相をしていると、男性は目を細めて笑った。
保 科
鈴
保 科
と、不思議な質問をする男性。
咄嗟に記憶を辿るが、この人とお知り合いになった上に、そんな好意的な視線を向けられるのは人生で初めてだ。
私はおずおずと返事をした。
鈴
鈴
私の返事に男性は「ふっ」と短く笑うと上体を起こした。
そして私を見下ろしたままゆっくりと口を開いた。
保 科
保 科
保 科
鈴
え?なんで私が二年生って知ってるの?
保 科
鈴
同居、人.....?
鈴
保 科
保 科
満面の笑みで何を言ってるの....!?
どうやら私はとんでもない奴に捕まったようだ。
鈴
鈴
鈴
保 科
きょとんと首を傾げ上目遣いをする保科
鈴
鈴
私が一喝すると保科はにんまりと微笑んだ。
そしてゆったりと私の足元に滑らせるようにして視線を送る。
保 科
鈴
私は見た。
保科の視線のその先。私の足首についていたのは...
鎖に繋がれた足枷だった。
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毎日投稿するので早めに欲しいですm(_ _)m
コメント
2件
監禁とか最高かも、、、、、
( 'ω')ギャァァァァァァ┗(;゚Д゚)┓三最高すぎます😘😘