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続き楽しみです!
鈴
何これ....鎖...?
鈴
私は驚きながらも鎖をぶんぶん振ると、
「ジャラジャラ」という重たい音が部屋に響く。
鎖は結構な長さがあるように思えたが、
私が今居る保科という人の部屋から出れたとしても その先の出口にまでは届かないだろう。
鈴
保 科
蠱惑的な笑みを浮かべる保科は、私の頭をぽん、と触る。
鈴
私は恐怖心でしかなかった。
保 科
保 科
保 科
保 科
鈴
鈴
保 科
保 科
保 科
ただ呆然とする私に保科は告げた。
この人と同じ大学って事?
けど大学で一度もこの人を見たことがない。
「 珍しい前髪の形に糸目 」
独特な容姿があれば私だって覚えているはずだ。
けど私はその様に似た人を一度も見ていない。
鈴
保 科
鈴
そんな事だろうとは思っていたがやはらどうにも信じられない。
なんで私が?何の為に?この人の目的は___?
私は都内で一人暮らしをしている普通の大学生。
親が資産家で金は周りより多くは持っているがブランド品や高級車などは一切買っていない。
なので周りからは普通の女として見られる様に生きていた。
そんな私がなんでこんな目に.....
思考を巡らせていると
不意に部屋のドアが開いてお盆を手にした黒髪に毛先にインナーを入れた男性が現れた。
鳴 海
するとその人と目が合う。
鳴 海
鳴 海
鈴
流されるままに私は返事した。
鳴 海
鳴 海
と、私に笑顔を見せて来る。
それに驚いた保科が...
保 科
保 科
と、黒髪男性に向かって恥ずかし味の怒りを乗せた。
鳴 海
鈴
貴方は誰なの?と思いつつも つい無視できず律義に返事をしてしまった。
保科の様な破天荒な強引さは無いはずなのに、なぜか流されてしまう不思議なテンポ。
保 科
鳴 海
保 科
保 科
私の上に跨るようにしてパンケーキに身を乗り出す保科。
鳴 海
鳴 海
保 科
すると鳴海と呼ばれた男性は、丁寧にパンケーキを切り崩すと、私の口にフォークを運んだ。
鈴
鳴 海
私の口の前でフォークを差し出す鳴海
鈴
いやいや知らない人からのご飯を差し出されても嬉しくないんですけど....
鳴 海
鈴
鳴 海
鈴
鳴 海
鈴
鳴 海
保 科
横で見ていた保科が鳴海に向かって大笑いする。
それに怒りがたった鳴海が言った。
鳴 海
鈴
私は慌ててフォークを口の中に入れた。
口の中には甘いメープルシロップの香りが広がった。
鈴
私はあまりの美味しさについ感想が出てしまった。
鳴 海
その言葉に嬉しく笑顔で答える鳴海
鈴
しかしパンケーキに満たされている場合じゃなかった。
鈴
鈴
その瞬間、
私が言いかけていると
さっきまで笑顔だった鳴海にハンカチを口に当てられる。
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