歪んだ愛__

ｶﾞｼｯ

ﾋﾞﾘｯ

一瞬何が起こったか理解出来なかったが

肌が冷たい空気に触れたことで

服を破られたんだと気づく

けどそれに気づいた時にはもう遅かった

ﾋﾞﾘﾋﾞﾘと抵抗も虚しく服を引き裂かれ

生まれたままの姿にされる

押さえつけられ、唇を貪られる

深く、何度も口付けられ酸欠でくらくらする

ぼやけた視界で、二人の悪魔がにぃ、と笑ったのが見えた

ぐらぐらと視界が揺れる

熱くて、息が苦しくて必死に酸素を取り込む

最初に感じた痛みなどとうの昔に無くなり、

今は頭がおかしくなりそうなほどの快感しか感じない

それでも必死に制止の声をあげるが、

その前に自分の口から漏れる意味のない言葉にかき消される

蓮♡

愛してる♡♡

私に愛の言葉を囁くこの人は本当に兄達なのだろうか

彼らは恍惚とした表情で私を見つめる

彼らが私の肌に吸い付き、また紅い花を咲かせる

ぎゅうぅう、と抱きしめられ、ゆさゆさと揺さぶられる

頭がおかしくなりそうで、

必死に理性を繋ぎ止めるために彼らにしがみつけば笑い声が聞こえる

何度も感じた中に熱いものが流れる感覚を最後に、

私の意識は暗闇に引きずり込まれた

体が痛くて目が覚める

二人に抱きしめられているのに気づき、

身をよじろうとして腰に激痛が走り思わず動きを止めた

でも逃げないと

出られないなら何とかしてみんなに連絡しないと

そっと起き上がり布団から出ようとしたが手首を掴まれる

さっきの問いに答えても、

答え次第で殺されそうで質問に質問で返してはぐらかす

彼は少し目を見開くとにこりと笑った

頭を殴られたような感覚がした

ひゅっと喉が音を立て声が出なくなる

蘭にぃはビキビキと青筋を立て始め、ぐいっと顔を近づけた