青side
赤くなった指先に息を吐いて温める
青
僕たちは朝早く学校に来て雪かきをしていた
完全に冬になった
赤
あと少しで玄関に到着するのだ
黄
るぅとくんはやれやれとした表情をしながらも積もった雪とたち向かっている
黄
そう、こんな僕たちをこんな風に扱うのはこの学校しかないだろう
雇う側すらも恐れ、味方につければ最強。敵にまわせば最恐。と噂される殺し屋なのだから
赤
隣にいる莉犬くんに視線を向ける
青
赤
莉犬くんは疲れている時は語尾がのびる
何に疲れているかは聞かないでおく
前にいるるぅとくんが立ち止まり、不思議に思って見守っていると一つ深呼吸をしてスコップを構えて
黄
と思いっきり走っていった
赤
後ろにいた僕たちは雪まみれとなった
青
校庭中に僕のガサガサボイスが響いた
僕は自分の体についたのを集めて丸くすると走って行く頭目がけて投げた
見事に命中させた僕は「foooooo!!!!!!!」と調子に乗ってしまい何度もるぅとくんに当てた
黄
青
息を呑んだ
赤
青
黄
赤side
まだ雪かきをしていないグラウンドの中で2人は雪玉を作っては投げてを繰り返して戦っている
2人の顔はとても楽しそうでイキイキしていて頰が緩んだ
玄関に続く道だけ完成させようとスコップを動かす
その時
紫
スコップを落としそうになる
振り返るとあの日以来会わなかった人
紫
赤
紫
赤
紫
赤
ボソッと呟いた声に紫髪は目をキラキラとさせた
赤
赤
紫
赤
赤
赤
紫
風が髪を持ち上げる
赤
赤
紫
赤
あの2人の楽しそうな声が響いてくる
紫
赤
赤
コメント
12件
ブクマ失礼します。続き楽しみです。
もう、言葉の選び方神かよ()ぶくしつです✨
言葉センスがまじで天才的で惹き込まれていく感じでホントに好きですッ