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面白かったです次回も楽しみにしています♪♪
AM 9:30 3階・瑠愛の部屋
カーテンが閉め切られた薄暗い部屋。
静かな加湿器の音だけが、ゆっくりと空気を揺らしている。
瑠愛(るい)
熱のせいで、まだ身体は鉛みたいに重い。
けれど——
右手に伝わる、大きな体温に気づいて、瑠愛はゆっくり視線を動かした。
魁斗(かいと)
ベッドのすぐ横。
一ノ瀬家の絶対的支配者であるパパが、一睡もせずに瑠愛の手を握っていた。
瑠愛(るい)
魁斗(かいと)
(握る力が、少しだけ強くなる)
魁斗(かいと)
瑠愛(るい)
安心したように、瑠愛の肩から力が抜ける。
魁斗は瑠愛の額に、自分の額をそっと寄せた。
魁斗(かいと)
魁斗(かいと)
瑠愛(るい)
魁斗(かいと)
即答だった。
魁斗(かいと)
瑠愛(るい)
魁斗(かいと)
(低く、優しい声)
魁斗(かいと)
瑠愛(るい)
熱とは別の理由で、瑠愛の目尻が少しだけ赤くなる。
AM 10:00 看病ラッシュ
コンコン、と控えめなノック。
——の次の瞬間。
蓮(れん)
(コンビニ袋を両手いっぱいに抱えた蓮が、勢いよく部屋へ飛び込んでくる)
龍(りゅう)
(後ろから龍が低くツッコむ)
蓮(れん)
蓮(れん)
龍(りゅう)
(呆れながらも、龍は慣れた手つきで加湿器の水を替え、氷枕を新しいものに交換する)
龍(りゅう)
(瑠愛の肩まで布団をかけ直す)
龍(りゅう)
口は悪い。
けれど、その手つきは驚くほど丁寧だった。
瑠愛(るい)
(その時、静かにドアが開く)
玲抖(れいと)
湯気の立つお粥を持った玲抖が、静かに部屋へ入ってくる。
エプロン姿のままなのに、妙に様になっていた。
玲抖(れいと)
玲抖(れいと)
瑠愛(るい)
(玲抖の後ろから、ひょこっと小さな影が顔を出す)
煌彪(たいが)
玲抖の服の裾をぎゅっと掴みながら、煌彪が不安そうに瑠愛を見つめている。
煌彪(たいが)
いつもの強気な顔はどこにもない。
ただ、弟を心配する小さな声だけ。
瑠愛(るい)
煌彪(たいが)
(むすっとしながら、目元は少し赤い)
玲抖(れいと)
(ぽん、と頭を撫でる)
玲抖(れいと)
煌彪(たいが)
玲抖(れいと)
その一言で、煌彪の肩から少しだけ力が抜けた。
PM 12:00 学校にて
(一方、瑠愛が欠席した学校では——)
女子A
女子B
ギャルちゃん
(ぽつんと空いた席を見る)
昨日、瑠愛を抱き止めた彼女が、小さく息を吐いた。
ギャルちゃん
(派手なネイルをいじりながら、少しだけ寂しそうに窓の外を見る)
女子A
ギャルちゃん
(少しだけ笑う)
ギャルちゃん
PM 2:00 静かな午後
お粥を食べて、薬も飲んだ。
熱も少しずつ下がってきている。
けれど。
ふとした瞬間、胸の奥がきゅっと苦しくなった。
瑠愛(るい)
(シーツをぎゅっと握る)
瑠愛(るい)
(みんな、やることあるのに。)
(自分のせいで、止めてしまってる気がする。)
魁斗(かいと)
(頬に、大きな手が触れる)
魁斗(かいと)
瑠愛(るい)
魁斗(かいと)
(低く、静かな声)
魁斗(かいと)
魁斗(かいと)
瑠愛(るい)
(じわ、と瞳が潤む)
瑠愛(るい)
PM 3:00 少しだけ、いつもの空気
蓮(れん)
龍(りゅう)
蓮(れん)
龍(りゅう)
煌彪(たいが)
蓮(れん)
玲抖(れいと)
蓮(れん)
(久しぶりに聞こえた小さな笑い声に、部屋の空気が少しだけ軽くなる)
瑠愛(るい)
魁斗(かいと)
瑠愛(るい)
魁斗の表情が、ほんの少しだけ柔らかくなる。
PM 4:00 夢の中
夕方の柔らかな光が、カーテンの隙間から少しだけ差し込む。
安心したように、瑠愛の呼吸がゆっくり深くなっていく。
ふと周りを見れば——
・ベッドの横で、瑠愛の手を離さない魁斗。
・ゼリーの袋に囲まれたまま寝落ちしている蓮。
・ドアの前で番犬みたいに座り込む龍。
・本を読みながら、静かに瑠愛を見守る玲抖。
・玲抖の膝に頭を預けて眠る煌彪。
・そして、静かに全員を見守る凪。
瑠愛(るい)
(熱はまだ、下がらない。)
(それでも——)
(今日は、世界で一番安心して眠れそうだった。)
💬【質問】 一ノ瀬家の兄たちに看病されるなら、誰に隣にいてほしい?💕 ① 過保護すぎるパパ ② 買い出し担当の蓮 ③ 不器用な龍 ④ お粥の玲抖 ⑤ 癒やしの煌彪