TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

1人の私と人気者の彼。

一覧ページ

「1人の私と人気者の彼。」のメインビジュアル

1人の私と人気者の彼。

第3話 - のあの気持ち

334

2024年01月07日

#からぴち

#うりのあ

#1人の私と人気者の彼

#新連載

ひかり。

シェアする

この作品はいかがでしたか？

334

ひかり。

プロフィール

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール

テラーノベルのスクリーンショット

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

ホーム

検索

通知

本棚

放課後

涼夏

うりくん.ᐟ‪一緒に帰ろ.ᐟ‪

うり

でも、今日用事があって、

涼夏

用事?

うり

ちょっと寄らないと、

涼夏

どこに?

うり

隠れ家的な､､､

涼夏

そこに私も行っていい.ᐟ‪.ᐟ‪

うり

え、でも、

うり

今日は、1人で行きたい気分なんだ

うり

また今度、一緒に行かない?

涼夏

うん、わかった

うり

(これで、免れた)

涼夏

じゃあ、またね.ᐟ‪

うり

うん

うり

(えっと、のあの家は､､)

うり

(この辺だった気が､､)

うり

(あ、あった、この家だ)

家の前のインターホンを押そうとした

その時、誰かの声が聞こえた

俺は少しずつ後ろを向いた

そこには、のあの母親が居た

うり

あ、お久しぶりです、

母

あら、うりくんね

母

まあ、こんなに大きくなって

うり

あはは、

母

それで、のあに何か用かしら

うり

最近、学校に来てないので

うり

どうしたのかなって、心配に

母

あー、のあは大丈夫

母

元気に過ごしているわ

うり

ほんとですか!?

うり

良かった〜

母

じゃあ、また

母

お母さんに言っといてね〜

うり

はーい、

うり

すいません、押しかけちゃって

母

いいのよ

母

私も会ってみたかったから、

母

それじゃあね、

うり

はい

うり

それでは〜、

うり

(のあ、元気なんだ)

うり

(これで一安心だな、)

母

ただいま

のあ

…おかえり

のあ

ねぇ、お母さん?

のあ

今度、美術館行かない?

母

……

のあ

お、お母さん?

母

……行かない

のあ

お母さん、好きだったよね?

母

……うるさい

のあ

……ごめんなさい

母

あー、あんたって、なんで

母

何も出来ないの!?

母

私の育て方を間違えたのかしら

のあ

……

母

もう、あんたなんて、

産まなきゃ良かった＿＿

のあ

……

のあ

(ごめんなさい、)

のあ

(ごめんなさい、)

のあ

(すべて私が悪い、)

のあ

(お母さんは何も悪くない)

Ryoka

ねぇ、うりくん

Uri🎸

はい

Ryoka

桃城さんの家行ってたね

Ryoka

私、知ってるんだから

Uri🎸

そう

Ryoka

なんか、冷たくない?😭

Ryoka

私の事嫌いになっちゃった?🥺

Uri🎸

嫌いというか

Uri🎸

ただの友達関係じゃん

Ryoka

違うよ

Ryoka

私とうりくんは婚約者♡

Uri🎸

婚約者？

Uri🎸

俺、そんな約束した覚えない

Ryoka

私がしたの

Uri🎸

なんの為に？

Ryoka

桃城さんに近づかない為に

Ryoka

これで、桃城さんと離れるね

Ryoka

私と

死ぬまで一緒だからね♡

こいつ、狂ってやがる

俺とのあをくっつけないようにする為に

こんな事をしていたなんて

Uri🎸

だから、俺に無視しろって言ったんだ

Ryoka

そうだよ

Ryoka

あと、ギターのやつ

Ryoka

明日になったから

Uri🎸

え

Uri🎸

明日？

Ryoka

うん

Ryoka

よろしく〜

Uri🎸

わかった

のあ

(もう、私無理だ)

のあ

(こんな人生、耐えきれない)

のあ

(いっその事、死んで、)

のあ

(でも、うりくんが､､､)

のあ

(そんな事は今、どうでもいい)

私は天井にロープをかけ

下の部分に輪っかを作り

首にかけやすいように椅子を準備し

死のうと覚悟し、首にかけようとした瞬間

私のスマホの通知が鳴った

のあ

(あ、通知)

今は、そんなのはどうでもいい

私は、ただ死にたいだけなのだ

でも、通知が気になった

恐る恐る返信することにした

Uri🎸

のあ、大丈夫?

Noa

うん、大丈夫

Uri🎸

夕方、叔母さんに会ったんだ

Uri🎸

のあの家の前で

Noa

そう、なんだ

Noa

お母さん、何か言ってた?

Uri🎸

いや、特に

Uri🎸

それがどうした?

Noa

ううん

Noa

なんでもない、

Uri🎸

のあに会いたかったけど、

Uri🎸

叔母さんに止められちゃった

Uri🎸

ごめんな、

Noa

ううん

Noa

来てくれた事自体嬉しいから

Uri🎸

俺は、のあの味方だからな

Uri🎸

何でも相談していいんだぞ

Noa

ありがとう

これがのあとの最後の連絡になるとは

その日まで思ってもいなかった

その日ものあは学校に来る事はなかった

俺の隣の席は、空いたまま

俺は、少しだけ寂しく感じた

だが、そんな心になるのは、俺だけ

クラスの大半はそう思ってないだろう

皆、どこかで“早く○ねよ”って

思ってるに違いない

そんな事を考えていると涼夏がきた

涼夏

うりくん.ᐟ‪おはよ.ᐟ‪

涼夏

今日も桃城さん来ないね、

うり

う、うん

涼夏

うりくん、寂しいね

涼夏

隣の人が居ないって

うり

まあ、ね

涼夏

そうだ.ᐟ‪

涼夏

私の隣の席来る?

うり

え

涼夏

私の隣、居ないからさ

うり

あ、大丈夫

涼夏

そっか

涼夏

(折角、隣になれると思ったのに)

涼夏

あとさ、昨日Limeでも言ったけど

涼夏

桃城さんの家行ってたよね？

涼夏

あれ、何してたの?

うり

あ、ただ通りすがっただけ

うり

俺の家、その辺だからさ

涼夏

そうなんだ.ᐟ‪

涼夏

てっきり、桃城さんの見舞いかと思ってた.ᐟ‪

うり

そ、そんなわけ、

涼夏

そうだよね.ᐟ‪

涼夏

行くわけないもんね.ᐟ‪

うり

う、うん

涼夏

今度さ、うりくんの家行っていい?

うり

うん、まあいいけど、

涼夏

ありがと〜.ᐟ‪.ᐟ‪

うり

(連絡もないし、)

うり

(のあの奴、最近大丈夫かな)

うり

(もう1回行こうかな、)

うり

(ま、いっか)