先生
早乙女 ◯◯
先生
先生
早乙女 ◯◯
考えた
確かにいつ余震がくるか…
でも
早乙女 ◯◯
早乙女 ◯◯
先生
それに
ここには色々な思い出がある
家族と過ごした思い出
あの三人と過ごした思い出
どれももう叶わないのだから
今ある思い出ぐらい大切にしたい
グラッ
先生
先生
早乙女 ◯◯
先生
早乙女 ◯◯
ニュースキャスター
ニュースキャスター
早乙女 ◯◯
たまに考えてしまう
若井と涼ちゃんならどうするかな?
なんて
貴方ならどうするかな?なんて
答えなんて分からないのに
そんなの考えたって無駄なのに
周りの人達
早乙女 ◯◯
笑顔を作る
周りの人達
周りの人達
早乙女 ◯◯
早乙女 ◯◯
良かったという気持ちと
嬉しいという気持ちと
寂しいという気持ちと
混ざって
何で私が生きてるんだろ
そして数日経ち
皆が住めるアパートが建った
早乙女 ◯◯
新居
嬉しいはずなのに
ここに居て良いのか不安になる
ここに居るべきなのは私ではないのでは
ここに居るべきなのは三人なのでは?
早乙女 ◯◯
ふと、引き出しに目をやる
早乙女 ◯◯
カッターだ
私が生きるのは絶対違う
本来なら貴方達が生きるべきだった
タヒぬの苦しかっただろうな…
何で心優しい人が苦しみ
私みたいな奴が生きるの…?
私は弱いから
皆に迷惑かける存在だよね
ならいっそのこと
数分後
早乙女 ◯◯
部屋には体を刃物で刺す生々しい音が響く
意識ももうろうとしてきた…
そろそろかな…?
自◯なら天国には行けない
いや、私には地獄がお似合いだ
ずっとずーっと前から知ってた
あの三人が珍しい難病な事ぐらい
本来ならあの津波から逃げれたはず
それに部屋を見渡したけど薬があった
多分発作が起きたのだろう
私がすぐ行けば助かったかもなのに
ずーっと前から知ってたのに
何で聞かなかったの…?
弱いからだよね
私が聞いてれば私が確信を得られてたら
ここに居るのは三人なのに
私が居るべきじゃないのに
早乙女 ◯◯
バタッ
私は生きるべきじゃない。
あれここはどこ…?
地獄?地獄にしては静かだな…
お前が何で生きてるんだよ
お前がタヒねばよかった
何であの三人が
分かってる分かってるよ
だから自◯したんじゃん
私でも思ってるよ、
何で私が生きてるのって
ここから飛びおりろよ
タヒねよ
分かってるってば
飛びおりようとした
???「待って!」
聞いた事のある声で立ち止まる
ああ、貴方の声か
その瞬間真っ暗で何も見えなかったのに
少しずつ見えてきた
でも、姿は見えない
足元だけが見えた
???「何でそんな事するの」
???「何でタヒのうとするの」
ハッキリと見えた
自分の事も貴方達の事も
早乙女 ◯◯
早乙女 ◯◯
大森(様)
早乙女 ◯◯
早乙女 ◯◯
藤澤(様)
早乙女 ◯◯
早乙女 ◯◯
早乙女 ◯◯
大森(様)
大森(様)
大森(様)
早乙女 ◯◯
確かに確実ではなかった
時々様子がおかしくて
時々薬を飲んでるのを見て
病気かな?って思っただけ
でも
早乙女 ◯◯
早乙女 ◯◯
早乙女 ◯◯
あの時私が「病気なの?」って聞いてれば
大森(様)
大森(様)
大森(様)
早乙女 ◯◯
早乙女 ◯◯
早乙女 ◯◯
大森(様)
大森(様)
早乙女 ◯◯
若井(様)
若井(様)
早乙女 ◯◯
早くタヒねよ!
早乙女 ◯◯
大森(様)
大森(様)
大森(様)
信じたいの、でも
早乙女 ◯◯
早くタヒね!
若井(様)
早乙女 ◯◯
早乙女 ◯◯
早乙女 ◯◯
大森(様)
大森(様)
早乙女 ◯◯
大森(様)
大森(様)
大森(様)
早乙女 ◯◯
大森(様)
大森(様)
大森(様)
大森(様)
確かに言ったよ
言ったけど
大森(様)
大森(様)
◯◯…!
お願い目を覚ましてよ…!
早乙女 ◯◯
大森(様)
大森(様)
私は…
私は…
早乙女 ◯◯
✕✕
✕✕
先生
早乙女 ◯◯
私はこの道を選んで本当に良かったのかな
???「大丈夫絶対に会いに行くから」
決めた
私はその言葉を私がタヒぬまで信じる
生きてやるんだ
繋いでくれた命を大切に
✕✕
✕✕
✕✕
早乙女 ◯◯
もし、貴方ならどうするのかな
自◯未遂なんてせず
前を向いて歩く?
それともタヒのうとしてしまうの?
この道が正解かなんて
タヒぬまで分からないから
分からないなら、好きに生きてやる
貴方ならそう思うのかな?
今分からないなら
お婆ちゃんになるまで生きて
"答えあわせ"してやるんだ
主
主
主
主
主
主
主
主
コメント
12件
うぇぇーん😭 .... ちゃんと書きます。 最後の言葉心にすっごい響いた。 今が辛かったら 将来私はきっと幸せになれるって そう思えた 私は必要な存在なのかなって 感じられる作品だね。
涙がすごいな(自分の)
最後の 「今辛いなら今がどん底なら きっと将来は100幸せで上がっていくだけだから」って言葉がすごく心に 響きました。 生きていこうって思えました。