br × kn
ほのぼの
ずっと続くと思ってた
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この関係が崩れてしまうのが怖かった
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ぶるっくの笑った顔が大好きで
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照れてる顔も大好きで
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全部、全部大好き。
だから、怖かった
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喧嘩した時以外
彼がこんなに改まることはない
お互い向かい合わせで座って
俺は彼の口から言葉が出るのを待った
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俺たちは付き合ってはいるものの
お互いの予定が合わなくて…
…いや、違う。お互い暇してることなんて分かってた。
分かってたけど、
どちらからも遊びに誘うこともなければ
撮影のときですらペアを組むことも少なかった
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“別れよう”
その言葉が彼の口から出るのが
怖くて
思わず彼の言葉を遮った
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このままここにいたら
自分が自分でなくなってしまう気がして
“ごめん”
と、だけ残して家を飛び出した
その時
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ガシッ
kn
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彼に腕を掴まれて
引き止められた
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kn
kn
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どうしよ、どうしよ
わかんないよ、おれ
やだ、
ぶるっくとまだ
つきあっていたいのに
ぶるっくのことがだいすきなのに
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あたたかい
だけど
…つらいッ…
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しんぞうのおとがうるさい
なみだのせいで
ぶるっくのかおがわからない
…やだ
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思わず彼を強く抱きしめた
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kn
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br
br
kn
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kn
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ぎゅっ
彼は俺の事を抱きしめた
あたたかい。
俺より大きな腕でちゃんと包み込む
優しいハグ
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彼は俺の頭を撫でながら言った
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“結婚”
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ガチャッ
br
br
kn
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俺の前に跪いた彼の手元には
綺麗に光る指輪があった。
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