浅野りら
時刻は0時をまわる
俗にいう ブラック会社 に務めている 私はつたない足どりで家へ向かう
疲労で体中が痛い
浅野りら
真っ暗な世界にぼんやりと生きている 私の唯一の光
アニメ「おそ松さん」
それだけを生きがいに過ごしていた
浅野りら
浅野りら
浅野りら
ふと後ろから 何かがこちらへ 近づく音が聞こえた
浅野りら
ゆっくりと後ろを振り返る
目の前には大型トラックがいた
車体と体が接触する
ドンッと鈍い音をたてる
そして 死んだ
太陽の光が瞼を通して伝わる
あれ?
私生きてるじゃん
ゆっくりと瞼を開ける
浅野りら
浅野りら
そこは知らない街だった
しかし何やら妙に既視感がある
なんとなく 目の前を通りかかった 通行人に話しかけてみる
浅野りら
浅野りら
通行人
通行人
浅野りら
浅野りら
通行人
そう言い 不審に目を向け 立ち去ってしまった
浅野りら
そう それは紛れもなく 「おそ松さん」の世界だった
浅野りら
そう言い街を眺める
すると ある男が目に留まった
紫のスーツ 大きな出っ歯
間違いない イヤミだ
浅野りら
イヤミ
イヤミ
イヤミ
浅野りら
浅野りら
そう言い頬をつねってみる
痛い
浅野りら
浅野りら
イヤミ
イヤミ
浅野りら
浅野りら
イヤミ
浅野りら
浅野りら
イヤミ
イヤミ
浅野りら
浅野りら
イヤミ
イヤミ
浅野りら
イヤミ
イヤミ
浅野りら
目の前で起きている奇跡が 信じられない
しかし 現実なのだ
ブラック会社に務め 身も心も 朽ち果てていた私に転機が来たのだ
とことん楽しんでやる
浅野りら
浅野りら
イヤミ
そうして ちょうど目の前にある 銀行へ足を踏み入れる
せっかくこの世界に来たというのに お金が無かったら元も子もない
前世の頃は貯金なんて微塵も なかったのだ
恐る恐る暗証番号を打ち込む
残りの残額は....
浅野りら
浅野りら
イヤミ
イヤミ
浅野りら
浅野りら
そうして ある事を胸に誓った
浅野りら
浅野りら
イヤミ
コメント
1件
好きだなぁこういうの