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あとがき️✒️ 最初、特別なことがない限り視点を変えないつもりでした。しかし、視点を変えた方が選択の幅が広がっていくような気がします✨視点を転々としてこれから書いていくつもりです!よろしくお願いします😌 また見てください🤭
〜前回のあらすじ〜 死神と名乗る怪しい人物に誘われ とあるビルに集められた15人。そこで行われるのは 「殺人ロワイヤル」という殺し合いだった。
久片 美怜
久片 美怜
久片 美怜
久片 美怜
ヒサカタ ミレイ 指定場所が図書室で悩んでいるのは久方 美玲。
暇つぶし、という理由で参加した学生だ。
久片 美怜
そう言って手に取ったのは辞書のような本だった。
久片 美怜
美玲が言ったように『暗くなっている』。
と、言うのも始まる直前まで廊下には電気が通っていた。
久片 美怜
久片 美怜
同時刻_
理 依央
理 依央
理 依央
理 依央
コトワリ イオ 彼の名前は理 依央。
参加動機は付き添い、という 命を賭けて良い理由には程遠く感じる。
ガタンっ_
板和 悠真
物音がした方へ視線を向けると怯える参加者。
支給された端末を物音の方へ向ける。
確か名前は...
理 依央
理 依央
板和 悠真
理 依央
理 依央
板和 悠真
思ったよりもはっきり、そして大人しく話す
理 依央
理 依央
板和 悠真
理 依央
板和 悠真
板和 悠真
板和 悠真
そんな完璧人間...もとい親友の名前は
フウメイ トウリ 風明 透利。
風明 透利
板和 悠真
笑った顔は爽やかで
クラスメイト
風明 透利
他人が認める顔の良さ。
風明 透利
頭も良い。
風明 透利
バレー,バスケ,サッカー...何をやっても簡単にできてしまう
我ながらどうしてこんな完璧なヤツと 親友なのか分からない。
板和 悠真
そんなある日のこと。
僕は、透利を誘った。
板和 悠真
板和 悠真
風明 透利
モテるヤツは辛いな、と他人事に思いながら
内容を説明する。
板和 悠真
板和 悠真
風明 透利
風明 透利
板和 悠真
板和 悠真
板和 悠真
風明 透利
目的の物を買い終わった帰り。
板和 悠真
風明 透利
前を向くと信号の先が視界に映り
板和 悠真
風明 透利
風明 透利
ダッ
風明 透利
風明 透利
暴走する車の先は手を上げて渡っている子供がいた。
俺は飛び出した。
でも、この選択は間違っていたのかもしれない。
グイッ
何かに引っ張られる感覚がしたが...。
痛みを覚悟して死を覚悟して
でも、一向に痛みに襲われることは無かった。
恐る恐る目を開けると
板和 悠真
車と塀に挟まれた透利の姿。
<うわぁぁぁぁん
泣き叫ぶ声が聞こえる。
ぶつかった音により人が集まる。
板和 悠真
駆け寄りたいのに。
<ピピーっ!!
後日、取り上げられたニュースでは
60代男性の心臓発作による運転制御不能。
友人と子供を助けて死亡、男子高校生。
風明 透利は帰らぬ人となった。
ネットでは「勇気のある高校生」という記事の タイトルと共に賞賛の声でいっぱいだった。
「普通はできないっ!すごい」
「ヒーローだね!天国で元気で。」
何が、すごいだ。
何が、ヒーローだ。
他人の言葉に腹が立つ俺...僕だったが。
もしも、透利を誘っていなかったら。
もしも、子供を...助けていなかったら。
板和 悠真
家族もクラスメイトも警察さえ口を揃えて 「そんなことはない」
と、言うけれど。
板和 悠真
板和 悠真
話し終えた悠真は穏やかな顔をしていた。
理 依央
理 依央
理 依央
理 依央
質問攻めの依央。
板和 悠真
板和 悠真
板和 悠真
板和 悠真
目には涙を浮かべていた。
理 依央
板和 悠真
理 依央
そう言い放つと慣れた手つきで時計を外し_
板和 悠真
板和 悠真は倒れ苦しみ出した。
そんな時に見える、幻覚。
真っ黒で何も無い世界_
板和 悠真
風明 透利
板和 悠真
目の前にいるのは死んだはずの透利。
『俺』がもうすぐ死ぬから...?
これは、幻覚?
風明 透利
『日常に戻れ!』だって? ....勝手に消えたのはどこの誰だよ。
板和 悠真
板和 悠真
全部、言ってやる。
板和 悠真
板和 悠真
板和 悠真
板和 悠真
板和 悠真
はぁ、はぁ...
息が切れているのが分かる。
幻覚に向かっても意味ないのにな。
風明 透利
風明 透利
風明 透利
風明 透利
板和 悠真
風明 透利
はっきりと心に届く真剣な声。
風明 透利
板和 悠真
幻覚なはずなのに。 幻覚じゃない気がして。
なぁ、今度こそ最後まで一緒だからな。
板和 悠真
理 依央
ブブブッ>
振動したのは腕に着けている時計。
『死亡通知』 名前/板和 悠真 死因/毒 参加者残り・14名
悠真が死んだという通知が参加者全員に渡る。
依央は悠真に背を向けて歩き出した。
夜斗と合流するために。
おまけ:悪魔の手を取る
板和 悠真
死神
顔が暗い青年に声をかける。
死神
死神
行ってはいけない。でも、何もしないよりは。
青年の名前は板和 悠真。
死神が主催する殺人ロワイヤルにて 毒によって殺される。
が、きっと救われている。
そんな物語のプロローグ。