良太郎
やがてエレベーターが止まった
良太郎
ドアが開き
良太郎
まぶしい光が俺を照らす。
良太郎
俺はそのとき
良太郎
先ほどまで感じていなかった
良太郎
恐怖心を感じた。
良太郎
そして、
良太郎
足が震えだし立っていられないほどになった。
良太郎
やっと自分の気持ちを取り戻した、
良太郎
そんな気がした。
良太郎
(外に出たくない)
良太郎
心の中で強く願う
良太郎
(エレベーターに乗る前に戻して。)
良太郎
次の瞬間
良太郎
足の震えでしゃがんでいた俺だったが、
良太郎
誰かが俺の背中に
良太郎
糸を引っ掻けたような感じがした。
良太郎
そして、
良太郎
俺は
良太郎
とてつもない力で
エレベーターの外に引っ張り出された
エレベーターの外に引っ張り出された
良太郎
少しして
良太郎
辺りを見渡すと、
良太郎
何もない不気味な空間に
良太郎
ポツンと看板があった。
良太郎
気になって
良太郎
近づいてみる
良太郎
すると、その看板に
自分の気持ちを大切に
良太郎
とかかれていた。
良太郎
そして次の瞬間
良太郎
俺の回りを光が取り巻いた
良太郎
そうして俺は・・・
ちょうどそのころ
先ほどまで良太郎と一緒にいた友人が、 良太郎と同じように 吸い込まれるように エレベーターに乗った