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【d!_shp.rb】俺の天使様

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【d!_shp.rb】俺の天使様

5 - 12/11 天使様と白衣

♥

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2024年06月30日

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彼が来て1週間後。 体調は回復して歩き回っても大丈夫になった。 ちなみにコネシマも絶好調のようだ。

rb

起きた?

ロボロが奥のベッドへ近ずきカーテンを捲り、顔を出す。 そこには前より顔色が良くなった少年がいた。

???

……あ、え…と

rb

喋れんやろ。水飲み

こくこくと喉を潤していく。 余程喉が渇いていたのかコップ1杯全て飲んでしまった。

???

……えと

rb

ちょいまち。
コネシマ、起きぃーや。
話したかったんやろ?

昨日の夜、 「本の読み聞かせをしてくる」と元気よく言ってから朝になっても寝床に帰って来なかったコネシマを揺すって起こす。

???

……おき、ないですね

彼のベットで寝ているコネシマを揺すってみても起きる気配はない。

rb

ほんま、手のかかる子やわ。
ま、ええわ。
んで、どうしたん?

???

あの、助けていただいてありがとうございました

rb

…ええよ。
気まぐれみたいなもんやし。
ここはそういう所みたいな感じあるしな

???

ここは病院ですか?

rb

ちゃうよ。教会や。
神様がおる場所って思ってくれればええで

???

神様…

rb

お前は今日からここに住むことになったんやで。
こいつがお前の先輩であるコネシマ。
他にもぎょうさんおるからな

???

ありがとう……ございます

rb

んで君は何歳や?9?

???

10です

rb

それにしたら細いし低いなぁ。
コネシマの次にここだとお兄さんやから下の子達に優しくしたってな

???

はい

ゴーンと晩御飯の合図をする鐘が鳴った。 ロボロが窓から除くと意外にも6時近く、時が過ぎるのを改めて感じた。

rb

あ、晩御飯や。
ほら、熱は下がったんやし行くで

???

はい……あの人は?

少年が遠慮気味に指を刺したのはコネシマだった。 遠慮気味な少年と違い、豪快に寝ている。 そんな未だに彼のベッドで寝ているコネシマが起きる気配はない。

rb

え?コネシマ?あー俺が抱くわ

ロボロはコネシマを前で抱いた。 顔は後ろにいる少年にしか見えない状態だ。 コネシマはロボロにバレないように顔を上げ、少年にピースをして誇る様な顔をした。 子供が親に抱えて欲しいからと寝たフリをするような事をしていたらしい。

???

俺も、俺もお願いします

そんな彼を見て対抗心を燃やした少年はロボロの裾を掴んでオネダリをしだした。 さっきまでそんな素振りを見せなかった彼に驚いたロボロが「意味がわからない」彼は頭を捻っていた。

rb

いや、お前は歩けるやろ

???

病人です

rb

……しゃーないな

頑なに引かない彼に根負けしたロボロは少年をコネシマと横に並ぶ様に抱いた。 少年はロボロの背中側でコネシマと目が合った一瞬、ニヤニヤと悪巧みをした。 そんな顔を見たコネシマも負けまいと元気な眉毛を1層釣り上げてはにかんだ。 ちなみに、この光景にロボロは全く気付いていない。

???

……ありがとうございます

rb

そ。それは良かったわ。
……子供ってわかんないもんやなぁ

彼は興味が無さそうに呟いた。

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