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浅葱鼠

こんちわんばー、浅葱鼠です

◯◯

それじゃ、どーぞ

第22話 裏の顔

一君

ホントは一生隠すつもりだったんだが…

一君

まぁ、しゃーねーな

◯◯

そうね

一君

まず、俺らが戦ってた化け物。あれは呪霊っつーの。人の負の感情から生まれる。

花巻さん

…そんなの、今まで見たこと無かった………

一君

見える人間と見えない人間がいるからな

松川さん

なんで今まで俺ら見えなかったんだよ

一君

見る為には呪力っつー力が必要なんだよ。お前らにはそれがねぇ。だから見えねぇ

及川さん

で、でも、俺らさっき見えたよ?

一君

あー…死にそうな時は見えんだよ

一君

この先も見えるようになるかは…まぁ、分かんねーな

及川さん

…2人は、何者なの?

一君

俺らは呪術師だ

花巻さん

呪術…

◯◯

あーゆー化け物を呪力を用いて祓うのを生業としてる

松川さん

それって危ないんじゃ…

一君

まぁ、見ての通りだな

◯◯

命を落とすのも珍しくない

及、松、花

!!!

及川さん

そ、そんなっ…!!

放送

部活動終了時刻になりました。

及、松、花

っ!

一君

…まだ聞きたいことがあんだろ?

花巻さん

っおう

一君

じゃあ…家来るか?

及川さん

うん!

史上最速で帰り支度を済ませ、 岩泉の家へ向かうことになった。

◯◯

お邪魔しマース

及、松、花

お、お邪魔します

一君

wお前いつもお邪魔しますなんて言わねぇくせに

及川さん

う、うるさいよ!!

手洗いを済ませ

一君

じゃ、続きといきますか

及、松、花

う、うん

◯◯

そんな緊張しないでw

花巻さん

だ、だって…

松川さん

命に関わるとか…

◯◯

ま、ふつーはそーだよね

一君

俺らはその辺、普通じゃねぇから

及川さん

◯◯

はいはい、続き続き!

一君

あー、後はなんだ?

花巻さん

じゃあ、質問

一君

おう

花巻さん

1級とか特級とか、あれ何?

一君

あれは、呪霊と呪術師の強さを表してる。一番下が3級、上は1級。このピラミッドからずば抜けて強いのが特級

松川さん

岩泉と◯◯ちゃんは?

一君

俺は1級

◯◯

私は特級

及、松、花

!!

一君

特級は生きてる奴でいうと、日本で4人しか居ない。そのうちの一人だ

及、松、花

!!!

一君

その4人の中でも最強だって言われてる(五条さんと1.2を争う)

一君

世界の均衡も(五条さんと)◯◯に掛かってるぐらい

◯◯

どーもー

及、松、花

!!!!

◯◯

私ばっか言ってるけど、一君も凄いんだからね

及、松、花

!!! 

一君

んな事ねーよ

松川さん

じゃ、次いい?

一君

おう

松川さん

岩泉さ、なんか黒いので戦ってたじゃん。あれ何?

一君

あれは術式。呪力を練って使うんだけど…うーん、ムズいな…

◯◯

呪霊は、呪力を用いた攻撃しか効かないの。だから戦う時は呪力を使う

◯◯

例えば呪力を電気、術式を家電としよう

◯◯

家電は電気が通ることで使うことが出来る。それと同様に、術式に呪力を通して戦う…まぁ、だいたいこんな感じ

松川さん

なるほど

松川さん

それが岩泉の黒いやつなのね

一君

あぁ

花巻さん

◯◯ちゃんはあのビームみたいな?

◯◯

そーそー

松川さん

体育館直したのと、怪我治したのも?

◯◯

そーそー

及川さん

…岩ちゃんは、いつから見えてたの?いつから呪術師だったの?

一君

…生まれた時から見えてたよ

及川さん

!!

一君

…少し外れるが、親が出張だらけの仕事してんのも嘘

及川さん

呪術師なの?

一君

…俺に親はいねぇし、呪術師でもねぇよ

及川さん

じゃあ…

一君

捨てられた

花巻さん

えっ…

一君

俺の親はこんな俺を気味悪がってすぐ捨てた

及川さん

でも俺岩ちゃんの親見た事あるよ?それに三者面談とか…!

一君

あれは補助監督

◯◯

私達呪術師の活動をサポートしてくれる人達がいるの

一君

あぁ、その人達の内の一人。

及川さん

そう、だったんだ…

一君

…隠してて、悪かったな

及川さん

…ううん

及川さん

いつも遠慮なしに親のこと聞いちゃっててごめんね

一君

いや、気にしてねぇし、いいよ

一君

あー、いつから呪術師かってやつだけど、うーん…中3の時には1級だったな…

及川さん

…そうなんだ………

及、松、花

松川さん

ねぇ…◯◯ちゃんのことも教えてほしい

一君

◯◯

いいよ

一君

◯◯

青城には、任務のために来たの

◯◯

本当は、東京で呪術師を育成する高専に通ってる

花巻さん

潜入捜査的な?

◯◯

うん

花巻さん

まじか

及川さん

すごっ…ほんとにあるんだね

◯◯

うん

◯◯

騙しててごめんね

松川さん

全然!

及川さん

気にしないで!

花巻さん

騙してねーし!

◯◯

…うん

◯◯

それと、この目

及川さん

目?

◯◯

日光が理由じゃないの

◯◯

難しいからちょっと省くけど、呪力が原因で裸眼だと目に負担がかかるの

花巻さん

でも、目に負担がかかるのはホントなんだろ?大変なんだな

◯◯

うん

松川さん

大変だね

◯◯

…うん

及川さん

あっ…この前の頭痛もこっち側の話?

◯◯

うん

◯◯

強すぎる力に体が耐えられないの

◯◯

だからペース配分ミスると、たまにあーなっちゃうんだよねー…

及川さん

そうなんだ…

花巻さん

…◯◯ちゃんさ家族いないってっ言ってたじゃん。それって…

◯◯

お兄ちゃんのことだよね

松川さん

…うん

◯◯

私には、年の離れた兄がいたの

◯◯

でも、小さい時に殺された

一君

及川さん

…ご両親は?

◯◯

いるよ

及川さん

え?

◯◯

いる。生きてる

花巻さん

え?でも居ないって…

◯◯

…仲が悪いの

◯◯

親だなんて思いたくない

◯◯

あんな奴らと血の繋がりがあるなんて、反吐が出る

松川さん

そ、うなんだ…

◯◯

あっ、ご、ごめん!

及川さん

ううん、いいよ

花巻さん

◯◯ちゃんの本音が聞けてよかった

一君

◯◯

…うん

一君

聞きたいことは聞けたか?

及、松、花

うん

一君

今まで黙ってて悪かった

◯◯

…ごめんね

花巻さん

いーや全然

松川さん

俺らを思ってのことだったんだろ?

及川さん

気にしてないよ!

及川さん

それに、2人とも、あの時助けてくれてありがとう!!

花巻さん

そうほんと、ありがとな

松川さん

ありがとう、命の恩人だね

一君

…ありがとな

及、松、花

おう!

及川さん

てかあの時の2人、めちゃくちゃかっこよかったよ!!

松、花

それな

花巻さん

岩泉助けに来た時の◯◯ちゃんなんて特にっ!!

松川さん

ほんと、可愛くてカッコイイとかずる過ぎ

及川さん

ほんとそれ!

及川さん

どれだけ俺らを惚れさせれば気が済むの?!!

◯◯

あ、ありがと?

一君

飯…作んのはめんどいなー…

及川さん

出前でよくない?

一君

そうだな

◯◯

私何でもいいから、先風呂はいってもいい?

一君

おー、そうしてくれ

◯◯

そーいや下着何処だっけ?

及、松、花

!?!?

一君

//あー、いい加減覚えろよ!洗面所のー

◯◯

あー、そうだった

◯◯

ありがとー

一君

//おう

及、松、花

!?!?!?!?

◯◯

あと服貸してー

一君

おー

◯◯

ありがとー、じゃ

及川さん

ちょ、ちょちょちょ岩ちゃん?!

一君

あ?

花巻さん

今のやり取りどういう事?!

一君

別に、昔からよく泊まりに来るから

松川さん

ま、まじか…

及川さん

及川さん

岩ちゃん

一君

あ?んだよ

及川さん

◯◯ちゃんの事で聞きたいことがある

一君

及川さん

まだ、隠してるよね?◯◯ちゃん

一君

及川さん

多分、意図的に

松川さん

その理由は多分、俺らが岩泉ほどの信用を得てないからって所かな

一君

…そうだな

及、松、花

花巻さん

いつか教えてくれるかな

一君

…どうだろな

及川さん

俺らはどんな◯◯ちゃんでも受け入れるよ

一君

…分かってる

一君

でもこればっかりは◯◯の問題なんだ

一君

ゆっくり待ってほしい

花巻さん

おう

一君

ただ、◯◯は今まで、家族のことを他人に話したことは無かった

及、松、花

!!

一君

だから、今までの奴らよりも信用は得てる

松川さん

そっか

一君

それに多分、言おうとしてた

一君

でも言えなかったんだろうな

一君

だから、意図的とは違う

及川さん

そっか…

一君

…◯◯にとってその出来事は、感情を失うぐらい辛い出来事だった

及、松、花

!!!

一君

少しずつ戻っては来てるが、それでもまだ完全じゃない

一君

◯◯は、まだ泣き方が分からない

花巻さん

そんな…

一君

その出来事のせいで人を信用出来なくなったし、精神も不安定、未だに薬に頼りっぱなしだ

及川さん

そ、うなんだ…

松川さん

…ご飯が食べられないのも?

一君

あぁ

花巻さん

!! もしかしてさ、たまに岩泉が「ごめんじゃなくてありがとうだ」って教えてんのも?

一君

あぁ、◯◯はあれ以来、プラスの感情をあまり持たなくなった

一君

いや、プラスの感情を持つことに罪悪感を覚えるようになったんだ

及川さん

罪悪感て…

一君

こんな自分が幸せになっちゃいけない、楽しんじゃいけないって

及、松、花

一君

まぁ、どうにかここまで持ってきたけどな

松川さん

そうだったんだ…

一君

まぁ、そういうことだから、あんま無理に聞こうとしないでやってくれ

及川さん

…分かった

◯◯

言えなかった

◯◯

信じるって決めたのに

◯◯

でも別に言う必要も…

◯◯

っ───

◯◯

いつもこうやって逃げるんじゃないかっ!!

◯◯

でも、もう嫌なんだ…

◯◯

嫌なんだよ…

◯◯

裏切られるのも

◯◯

◯◯

失うのも

◯◯

もう、疲れた

◯◯

どうしたらいいの…

◯◯

助けて…お兄ちゃん……

◯◯

お風呂いただきましたー

一君

//おー、おかえりー

◯◯

たーいまー

一君のダボダボの服

及、松、花

なっ///

◯◯

3人も泊まってくの?

花巻さん

//お、おう

松川さん

//明日朝練ないし、朝一で帰ろうかな

及川さん

//お、俺いつもとあんま変わんないな

一君

俺最後に入るから、お前らどんどん入れ

及、松、花

うぃー

一君

◯◯、ちょっと

◯◯

ん?

◯◯

なに?

一君

言えなかったこと、気にすんなよ

◯◯

!!

一君

別に、全部を言う必要はねぇし

◯◯

一君

人に隠し事の一つや二つはあって当然だ

一君

それでも、言おうと頑張ったんだろ?

◯◯

っ、うん

◯◯

一君の友達だから信用しようって思ったの

一君

おう

◯◯

でも…でもっ

◯◯

やっぱり怖くてっ…

一君

大丈夫だ

一君

少しずつ頑張ろうな

◯◯

うん!

やんわりと聞こえていた3人

花巻さん

◯◯ちゃん…

松川さん

◯◯ちゃんは頑張ってる

及川さん

◯◯ちゃんに信用してもらえるように頑張らないとね!!

松、花

おう!

浅葱鼠

ほいここまで

浅葱鼠

思ったより長なってしまったのでここで一旦切ります

◯◯

なーんかパッとしないなー

浅葱鼠

すんません

◯◯

補足!一君の術式は、影を用いて武器を作ることだよ。自分の知りうる武器ならなんでも

浅葱鼠

また次回ノシ

◯◯

ノシ

ユースで呪術師な私【完結】

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コメント

2

ユーザー

楽しみすぎる((o(。>ω<。)o))大好きです!

ユーザー

続きが楽しみです!!

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