テラーノベル
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俺たちはもう一度
椅子に座り, 星空と向かい合いながら弾き始める
曲の旋律はあの時とは全く違う
俺たちの音色じゃない
激しくなったり弱くなったり, 全然意思が、意図が読み取れない
ただそれがたまらなく, 面白い.
二人で同じメロディーを弾いているはずなのに, 全く持って違うメロディーなんだ
同じ楽譜 これだけでも、弾く者によって 強弱がつき,曲に変化が出る
あぁ……やっぱり君と奏でる音色は 楽しい___。
同じメロディーは繰り返されない, そこを弾き終えば そのメロディーは終わり.
だってこの楽譜は, 新しく変わり続けるのだから.
そして...〖曲〗なのだから 終わりは来る
人に終わりがあるように, 曲にも終わりがある
その終わりが, もう...すぐ来てしまう
最期のメロディー
激しく揺れる弦, その振動が鍵盤を伝って手に伝わる
それぐらい俺達は強く弾いている
曲は終わった
隣を見ると〖qn〗はもう居ない
薄々気づいていた… 君がもう"星にされていた"ことなど
もう一度鍵盤に手を置く
そして弾き始める, 君の音色を、メロディーを__。
落ち着きのある曲調から 落ち着きのない曲調へ
曲の山から、曲の山じゃない方へ
交差する腕, それと同時に交差する音色
俺は身に任せ, 無我夢中で弾いた
そして, 俺は君の音色を聞いて分かった
君が歩んできた道は過酷な物で, 俺には想像が出来ないぐらい 苦痛だっただろう……
曲が終わり, 虚空を見つめる
いつの間にか俺は自然と立ち, あの情景をもう一度目に映す.
そして心に誓ったことが, もう一度心から浮き上がってくる
結局俺は君に……
mn .
《天才》も《才能》は 君にはあるのに、俺にはどちらともない
誰も居ない、君も居ないはずなのに, 「mnに教えて貰ったよ」 「俺は《天使》なんかじゃない」 「mnは……俺より"天才"だ」 なんて、声が聞こえてきた様に, 流星がキラリ、と光る
俺はそれを見ながら思わず言い返す
mn .
そう呟いた矢先, あの音色がもう一度耳に響く
mn .
君と奏でる星の音は───
奇跡(星)の音色であり, 君が、“星にされたのを悔やんだ”様な 音色だった__。
それに反応したのか 満点の星空, 夏夜に輝く星の中の1つ
貴女の星……… 一等星が輝いた───。
〜君と奏でる星の音は[完]〜
おかえりなさい!
そしてお疲れ様~!🍵
最後まで見てくれてありがとうございました!🙌🏻✨
結構私は気に入ってる…((
そして!! 菜々音師匠にいつかちゃん… 小コンに参加させていただきありがとうございました! 個人的……になんですけど、とっても楽しかったです!w♪
ではではこれにて! コンテスト作品 [君と奏でる星の音は]を完結いたします!👍🏻⟡.·
では~!ByeBye~!!!
コメント
9件
おつかれさまでした~!! なんか最後、ちょっと感動しそうになっちゃった、🥹💗 qnmn最高でした!! よし、ひとまず賞行きだっ((
お疲れ様、