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目の前に広がる景色に、 少年は目頭が熱くなる。
この世のものとは思えないほど ドス黒い絶望の感情が
この世にあってはいけないモノを 呼び起こしてしまった。
???
ユルサナイ…
歯車が回り始める。
愛と狂気と罪という薪が "復讐"という炎を強くする。
この物語は
悪も正義も飲み込んで進んでゆく
馬鹿と罪人の
復讐の物語である。
ファルク
カズミ
カズミ
ファルクの狙い通り、幾つかの武器と あの朱礫という多機能凶器を譲って もらうことは出来た。
これで個の戦力は万全と言えるだろう。
ただ、問題はまだ残っている。
ファルク
ファルク
カズミ
ファルク
カズミ
ファルク
ファルク
カズミ
カズミ
ファルク
ファルク
何か、突破口があるはずだ。
カズミは、昨晩クラミィから得た 情報を思い起こす。
カズミ
クラミィ
クラミィ
クラミィ
ファルク
カズミ
クラミィ
クラミィ
クラミィ
カズミ
カズミ
ファルク
ファルク
ファルク
カズミ
その言葉を聞いて、カズミの思考が 火花の様に弾ける。
そして玄関に立てかけられている赤い槍を見て、こう言い放った。
カズミ
ファルク
月の欠けた夜。
巨大なビルの近くを、 ある男が歩いていた。
黒いフードを深くかぶり、堂々とした 足取りでビルの入り口に近づいていく
男
男
低く、重厚な声が男にそう告げる。
フードの男
フードの男
男
男
フードの男
男がフードを外す。
すると、門番の男の様子が急変する。
男
男
ガルファ
男
男
ガルファ
決まりの悪い返事をし、 そそくさと中へ入っていく。
ガルファ
突然、耳元で男の声が聞こえる。
機械仕掛けのノイズとともに、 その声はこう告げた。
「上手くいったな?ファルク。」
ガルファ
ファルク
「了解オーバー_」
「そのまま作戦を続けてくれ。」
ファルク
ファルク
ファルク
置かれてた状況に冷や汗をかきながらも 心の中で高々と決意する。
ファルク
ファルク
ファルク
ファルク
と、そう呟きながら高層ビルの 中腹の階にある部屋の一角で、何やら 作業をしていた。
ファルク
空が歪み、色が歪み、色のない渦が ぐにゃりと形を変えていく。
ファルク
ファルク
小言を挟みつつも、 道具を丁寧に慎重に操るその姿は、 まるで職人さながらであった。
ファルク
ファルク
気持ち悪い程沢山の配線の中から、 1本の真っ赤な線を引きずり出す。
ニヤリと笑みを浮かべ、 頰を伝うトランシーバーマイクに 手を掛ける。
ファルク
ファルク
高層ビルの、その屋上。
淡い朝日に照らされた怪しい人影が、 そこに立っていた。
カズミ
カズミ
イズミ
イズミ
彼女の脚が妖しく紅く輝く。
カズミ
カズミ
クラミィ
クラミィ
彼女は寝息を立てて静かに寝ている。
可愛らしい寝顔だ。 起こすのは勿体ないだろう。
イズミ
イズミ
カズミ
カズミ
ファルク
手に持った鋭利なニッパーで 赤い配線を_
断ち切った。
「さぁ」
「作戦開始だ。」
Profile.13 Sraver
過罪能力者ギルシアをトップとした 巨大犯罪組織。
エンド・オーダーと呼ばれる地に 本拠地となる"隷街党"を建設した。
頭領 ギルシア 幹部 ヨミハ ガルファ ???? その他構成員 約1400名