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カーテンの隙間から差し込む陽の光が、
部屋を静かに照らしていた。
ねっぴーは、まだ少し腫れた目をこすりながら、
ふわっとあくびをした。
ねっぴー
横をみると山本が眠っていた。
昨夜、あんなにも強く抱きしめてくれた腕が、
今はだらんと力を抜いている。
ねっぴー
毛布をそっとかけてやる。
寝顔は相変わらず、
ほんの少し口が空いていて、気が抜けて見えた。
ねっぴー
ぼそっとつぶやいて、
ねっぴーはリビングへ向かった。
起床した後、すぐに冷蔵庫をあけた。
ねっぴー
キッチンに立って、卵を割りながら、小さく笑う。
ねっぴー
フライパンの前で固まっていると、
背後からぼんやりとした声がした。
ダークネス山本
ねっぴー
ダークネス山本
ダークネス山本
ねっぴー
ねっぴー
ダークネス山本
ダークネス山本
ねっぴー
山本はねっぴーの背中に近づき、
ふわっと腕を回して抱きしめた。
ダークネス山本
ねっぴー
ねっぴー
ダークネス山本
ねっぴー
ダークネス山本
ぴったりくっついたまま、
なんとか朝ごはんが完成した。
スクランブルエッグと、トースト、コーヒー。
シンプルだけど、それだけで十分だった。
食卓で、二人向かい合って朝ごはんを食べる。
ダークネス山本
ダークネス山本
ねっぴー
ダークネス山本
ねっぴー
ダークネス山本
ダークネス山本
ねっぴー
ダークネス山本
そんなやり取りをしながら、
食器を洗って、服を選び
気がつけば朝の静けさは笑い声で満ちていた。
得別なことは何もない。
ただ、こんな何気ない朝が、
こんなにも愛おしく思える。
それが、二人が取り戻した「日常」だった。