湊
なあ、昨日の夜さ、俺に電話かけた?
悠
え?かけてないけど?
湊
そっか。ならいいけど
悠
なに?なんかあったん?
湊
いや〜、、昨日さ、非通知から着信があってさ。
湊
それで、興味本位で出てみたんだけど、ずーーっと無言でさ。
悠
へー。なんか気味悪いな
湊
だろ??ギャグとかで笑わせてみようとしたんだけど、それも全然笑ってくれなかったし、、
悠
笑笑それはお気の毒に
お前おもんないもんな
お前おもんないもんな
湊
....笑い事じゃねえし
ほんとに怖かったんだぞ??夜中の2時にかかってきてさ、眠れなかったわ
ほんとに怖かったんだぞ??夜中の2時にかかってきてさ、眠れなかったわ
悠
流石。ビビりだな
湊
うるせぇよ。
湊
まあ、お前じゃないんだな?お前だったらまじ許さねぇぞ?
悠
違うって。昨日23時半くらいに寝たもん。部活で疲れちまってさ
湊
そうか。まあお前じゃないっぽいからいいや。怖いままで終わるのもなんか嫌だけどな。
悠
またでた!!ビビり!!
湊
....さっきからうるせぇよ、、
──数日後
湊
なんかまた非通知からかかって来たんだけど。
悠
まじ??迷惑なやつだな
湊
だろ??でも今度は音声がついてるんだよ。はっきりとは聞こえないんだけどさ。
悠
聞きたい。興味ある
湊
録音してあるから、聞いてみてくれ
ボイスメッセージを送信
ザーーーっという不気味なノイズ音とともに、謎の女性の声が入っている
「あ.......ぃ.....に...ぃくよ」
悠
ん??会いに行くよって言ってんのか?
湊
そうなんかな。気味悪すぎる、、
悠
まあ音声もはっきりとは聞こえないし、確かではないけど
湊
うん。もう一度聞くけどさ、お前では無いんだな?
悠
そんな変なことしないよ
しかも声は女性でしょ?
しかも声は女性でしょ?
湊
そうだよなぁ、、、
──さらに翌晩
湊
やばいもうむりかも
悠
どした?非通知か?
湊
うん、またハッキリとは聞こえない音声なんだけどさ、バラバラにしてやるって聞こえたかも
湊
俺もう終わりかも
悠
そんなこと言うんじゃねぇよ。
悠
助けに行ってやろうか?時間は遅いけど家は近いし
湊
まじ助かる
悠
ビビり湊くんのために、優しい優しい悠様が助けに行ってやりますよ
湊
.....早く来てくれ
──ピンポーン
湊
(お?もうあいつ来てくれたのか?準備が早いな)
念の為インターホンのモニターを確認
湊
(うん、あいつで間違いない。あいつが映ってるな。よし。玄関行こっと。)
湊
相変わらず、お前準備が早すぎるよ笑笑
まあお前はいっつも雑だもんなあ笑
まあお前はいっつも雑だもんなあ笑
悠
は?何の話?
湊
もう家来てくれたんだろ?モニター越しだけどお前の顔見てホッとしたわ。まじサンキューな?
悠
何言ってんのさっきから。俺まだ家出てないよ
湊
冗談はやめてくれよ〜笑
モニターにはっきりお前の顔映ってるぞ??
流石にそんなんじゃ俺はビビらねぇぞ?笑笑
モニターにはっきりお前の顔映ってるぞ??
流石にそんなんじゃ俺はビビらねぇぞ?笑笑
湊
今から開けるねー
悠
おい、開けんなよ?
そいつ絶対偽物だから
そいつ絶対偽物だから
悠
おい既読つけろ!
その言葉が湊に届くことはなかった
湊
今開けるからなー!
──ガチャ
???
みーつけた。
???
会いに来たよ。湊くん。
???
バラバラにしてあげる。もう楽になるよ
湊
は?なにいってんだ?なんだよお前、、誰だよ
湊
おい、、やめろ、、やめてくれ、、
???
ふふっ。バイバイ
湊
ああああああああああ!!
悲鳴とともに湊はバラバラにされてしまった。
悠
お前まさかドア開けたんじゃないだろうな?
悠
おい、、なにしてんだよ
悠
これお前じゃねぇよな?
悠
なぁ、、既読くらいつけろよ
悠
また冗談言い合って笑い合おうや。。なぁ??、、
悠
おい!!!湊!!!
この後も、湊と連絡が着くことはなかった