生まれた時からそうだった
親は高学歴のエリート
になるはずだった 普通の親
東大に行くつもりだった両親は
東大に落ちた
だから俺を高学歴に育てる為に
親は俺を産んだ
もふ
もふ
もふ
俺がいい点数を取る度に
高学歴という嘘をばら撒いた親の
教育が良かったんだなという
そんな親が俺は
大嫌いだ
俺の親は『優等生』 という単語を聞くだけで
浮かれ褒める
俺はそれが
胸糞悪くて仕方がない
でも俺はその気持ち悪くて仕方がない
『優等生』
というもので
いなくちゃいけない
なんでかって?
何年か前
勉強が嫌になって
それを親に言って
喧嘩になったことがあった
もふ
もふ
もふ
もふ
もふ
もふ
もふ
もふ
『優等生』の息子なのよッッ!
もふ
あの時あの瞬間思った
俺は
優等生じゃなくちゃいけない
そして
俺には自由がない
生まれたあの時あの瞬間から俺の首には
リード付きの首輪がはめられていたんだ
俺はこの先もずっと親が好きな
優れた犬で居続けなければいけない
助けて
逃げさせてくれ
もふ
もふくんさすが!!
もう100点なんて当たり前じゃねえか!
天才はちげえな
将来有望じゃん!
もふ
やっぱり両親も頭いいもんね!
才能だよ!
ゲームよりも勉強が楽しそうだもんな
医者になれそー!
東大行けるよー!
やっぱり天才だ!
才能!
将来有望だし、医者になったら自由も増えるね!まあ今もだけど!
これが生徒会長…
根っからの優等生でもあり、生徒会長でもあるな
もふ
違う才能なんかじゃない
才能なんかあったらそもそも勉強なんてしなくたって
もし俺が天才になれていたら
俺は俺は
勉強なんて好きじゃない
ゲームだってしたい
いつから東大に行くことが決まった
将来有望
自由がありそう?そんなそんなもの
俺には
生涯生きて自由なんか
もふ
もふ
1mm足りともなかったッッッ!
そんなこと言ってる暇があるんだったら
俺を助けてよッッ!
首輪をとってッッ!
見た目だけが優等生の
中身は空洞の0点なんだ
だからもうこんな優等生ごっこなんて
もふ
もうここから
逃げさせてくれ
──────────.
頭が真っ白だった
気づいたら
もふ
大雨の中走ってた
あそこに帰るなんてそんなことは
一言と思いつかなかった
ここまでくればもう誰にもバレない
そう思いつつも内心は
どうせすぐ見つかるというワードで埋まっていた
きっと今やっと取れた首輪もまたすぐに
はめられるんだろう
そんなことを考えていたとき
どぬく
小さな男のが入ってきた
その小さな体のどこからそんな大きい言葉が出て来るのだろう。
少し興味が湧いた
でも次の瞬間目に映ったのは
どぬく
フェンスに登ろうとする姿だった
関係なんてないほっとけばいいでも
もふ
どぬく
いつのまにか腕を引っ張っていた。
そしてそれが1秒と経たないうちに男の子は絶望したような顔をして俺にこういった
『お願いもう死なせて』『もうあんな苦しい思いするなんて思いたくない』そんな叫びだった
この言葉を聞いた時
俺は
『この子にも同じ首輪がついているんだ』そう
思ってしまったんだ
どぬく
どぬく
どぬく
だけど気づいたこの子はもう
壊れてしまうと
だから全力でその子の話を聞くことにした
何がそんなに怖いのか。俺は君の敵じゃない心からそう伝えたそしたら
安心したのか
自分の思いを全部吐き出してくれた
この時きっと男の子の首輪取れただろう。
俺はでもまだ後ろに
首輪が落ちたままだ
いつかその首輪が自分の視界から消えるとそう信じて
大切な人と過ごしています。
今どぬくさんといて
やっと首輪が見えなくなりそうだった
なのになんで今
目の前に現れるんだ
あんな地獄に戻るくらいなら
首輪なんか壊して
全力で
噛みついてやるッッッ!
たんさん。
たんさん。
たんさん。
たんさん。
たんさん。
殺したのにww
たんさん。
たんさん。
たんさん。
たんさん。
たんさん。
たんさん。
シヴァ
幸せさあッッ!
シヴァ
シヴァ
シヴァ
もういいだろ
全部壊そうぜ
俺は
殺人鬼なんだから
next♡2000
コメント
26件
まじで好きすぎた 興奮止まんなmfくんカッコよすぎ イラストうますぎてヤバッ ほんま好きだわぁぁ
久しぶりです!!覚えとんかな…?色々あってしあさんの投稿見れなかったんです 😖これからも構ってくれると嬉しいです😭 この回まじでドキドキしたんですけど!?👓くんのおめめのイラストとかまじで雰囲気やばかったぁ