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恵介と絵梨の唇が近付いていく──

キスする寸前で、電話がかかってくる。

絵梨

あれっ……えへへ

恵介

いいよ、出れば?

絵梨

ごめん、すぐ戻る❗

──電話──

絵梨

(なんなんだよ、こんなときに!)

絵梨

もしもし? 大森? 何!?

絵梨

今、デート中だったんですけど

大森

悪い悪い

大森

学園祭の準備、手伝ってくんない?

大森

そろそろ劇の衣装完成させないとさ……まずいじゃん

絵梨

どうして私なの?

絵梨

きよのに頼んでよ

大森

今日はきよの部活だって

大森

だからお前だけなんだよ

大森

お前なら、裁縫も得意だろ?

絵梨

それはそうだけど……

大森

一生のお願い!

大森

今度おごるからさ!

絵梨

……しょうがないな……すぐ行くよ

大森

サンキュー! お前女神だわ!

絵梨

その代わり、協力してほしいことがあるの

大森

えっ? 協力? お前も?

絵梨

えっ? お前もって?

大森

なんでもない❗

大森

それより早くきて!

大森

渡邊先生に怒られるかもしんないから……

絵梨

ハイハイ、絶対言うこと聞いてね

──大森 目線──

大森

(これでいいのか?)

大森

(これが絵梨の力になれるとは思えないなあ)

大森

(きよのの様子もいつもと違ったし……)

大森

(雰囲気に流されて実行したけど)

大森

(なんかあったのか……?)

大森

(しかも絵梨まで協力してほしいことって……?)

きよの

お疲れ、大森

大森

おう。言われた通りやったぞ?

大森

学校来るって

きよの

そう、ありがと

きよの

((ボソッ) ざまーみろ。

大森

なんか言った?

きよの

ううん

大森

それより、こんなのが本当に絵梨の力になんの?

大森

ストーカーだろう?

きよの

大丈夫。大丈夫。

きよの

大森のお陰で安心する

大森

俺……きよののことが……。

きよの

ごめん、用事思い出した!

大森

えっ!?

きよの

先帰るね!

きよの

あ! くれぐれも、私が相談したことは内密に!

大森

お、おう!

──絵梨 目線──

絵梨

恵介

恵介

絵梨、なんだった?

絵梨

大森にね、学園祭の準備手伝ってって言われたの

恵介

大森に?

絵梨

最初は断ったんだけど、どうしてもって言ってたから

絵梨

学校に戻ることになっちゃったんだけど……いい?

恵介

いいけど

絵梨

ごめん! ほんっっっっっっっっとに!

絵梨

初デートなのに……

恵介

いいって

恵介

それよりさ、絵梨と大森って仲良かったっけ?

絵梨

うーん。いいと言えばいいかな……

恵介

ふーん……

恵介

(絵梨……大森と付き合ってるわけじゃ、ないよな?)

恵介

(きよのに言われたことが気になって集中できねえ)

絵梨

じゃあ、ごめんね!

絵梨

(あ~あ、もうちょいでキスするはずだったのに)

絵梨

(まいっか)

絵梨

(またいつでもできるし)

絵梨

(誰かさんみたいに捨てられないしね 笑)

絵梨

(さーて)

絵梨

(大森利用してどうスッかな❤)

きよの

まんまと騙されたな、絵梨 ww

きよの

これで今、恵介は一人な訳だし

きよの

私が近付くチャンスもあるんだなー❤

きよの

よーし

きよの

恵介に会いに行こうっと

きよの

待っててね、恵介❤

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