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玲奈
ふわふわで美味しい！
碧
そうですか。それは良かった。
碧
…そうですか？すみません。
玲奈
いえ！謝らないで下さい！
玲奈
私が勝手に変とか言っちゃったし…
碧
いえ、大丈夫ですよ。
碧
あの、一つ聞いてもいいですか？
玲奈
はい、何ですか？
碧
事故で亡くなったお兄さんのお名前を聞いてもいいですか？
玲奈
碧です。同じ名前なんです。
碧
…そうなんですね。
玲奈
あの、碧さんって
碧
…？
玲奈
私のお兄ちゃんだよね？
碧
…！！
碧
…ごめんな、玲奈。
玲奈
やっぱお兄ちゃんか！
碧
ああ、俺も今思い出した。
玲奈
？
碧
俺、死後の世界に来た時からあまり記憶がなくてさ。
玲奈
そうなんだ。
碧
でも玲奈のお陰で記憶が取り戻せたよ。
玲奈
そっか！良かった。
玲奈
私お兄ちゃんと会った時から思ってた。
玲奈
なんだかお兄ちゃんみたいって。
碧
そうか。
玲奈
うん、だってお兄ちゃんカラスのお面付けてるんだもん(笑)
碧
確かにそうだな(笑)
玲奈
お兄ちゃんは戻れないの？
碧
…いや、戻れないことはないぞ。
玲奈
そうなの！？
玲奈
じゃあお兄ちゃんも一緒に…
碧
いや、俺はいい。
碧
玲奈、お前は早く戻れ。
玲奈
なんで？私まだ居たい…
碧
駄目だ。もう玲奈は死ぬ寸前で戻れなくなる。
玲奈
そっか…
玲奈
じゃあ私がおばあちゃんになったらまたここに来るね。
碧
ああ、待ってる。
玲奈
じゃあ、私行くね。
碧
ああ。
そして玲奈は元の世界に戻り…
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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