/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
マイキー
あ、巫女さん！
和花
･･･！今朝の･･･
マイキー
昨日のこと、やっぱり覚えてないのか？
和花
･･･、ごめんなさい、覚えてないです･･･
和花
･･･少し、お話いいですか？
マイキー
え、あ、うん
和花
ここ、わたしのお気に入りの場所なんです.
和花
ここにいると落ち着くんですよ.
マイキー
そ.
和花
あなたは昨日私とこの神社で会ったと言っていましたよね･･･
マイキー
うん、会った.
和花
私には、昨日の記憶が無いんです.
マイキー
？
和花
正確に言えば、覚えているものもあるけど、ほとんど忘れてしまうんです.
マイキー
だから、俺のことも覚えてないってこと？
和花
はい、今話していることも明日になったら大半忘れてるでしょうね.
和花
生まれつきなんです.小さい頃からずっと.
和花
昔の友達の名前も、顔すら覚えていません.
和花
だから、貴方のことも.今日のことも.覚えてませんよ.
マイキー
家族の名前は覚えてんの？
和花
顔くらいは.名前は分かりません.
和花
妹がいるのですが、いつも名前で呼んであげられないのです.
マイキー
治んないの？
和花
段々悪化していってる.もぅ、治らないと思います.
和花
･･･明日には忘れていますけど、お名前聞いてもよろしいですか(*^^*)？
マイキー
マイキー.
和花
マイキー.
和花
また、会った時名前を教えてあげてください.
和花
私はきっと、あなたとお友達になろうとしますよ.
和花
･･･そろそろ、戻りましょうか.
マイキー
うん.
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
