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『人狼ゲーム〜命懸けの採用試験〜』 完結でございます。 ご愛読ありがとうございました。 この作品は、「ホルン67」(限 るいの67)で投稿していた初作品、『人狼ゲーム』及び続編の『脱出ゲーム』のリメイクとなっております。 また、この作品以外にも度々リメイクをしていこうかなぁなどと考えております。 今後も澪彩作品をよろしくお願いします! ……と本垢から失礼しました
10日目、昼
前日同様に、私達は手がかりを探していた
狂月 悠羅
私は食堂に来ていたが、これといった手がかりは見つけられなかった
長髪の女性
長髪の女性
ボブの女子
食堂でいつも料理を振舞ってくれる2人は、ペットボトルに入ったジュースを見せた
狂月 悠羅
ボブの女子
ボブの女子
狂月 悠羅
パキッと音を鳴らしてペットボトルを開け、オレンジジュースを飲んだ
ボブの女子
狂月 悠羅
執拗に話しかけてくる苛立ちか、手がかりが見つからない腹いせか、少しぶっきらぼうに答えた
狂月 悠羅
私はまだ半分ほど残っているペットボトルを食卓に置き、その場を去ろうとする
すると、話し声が聞こえた
長髪の女性
ボブの女子
その言葉を背に聞きながら食堂を出ようとすると、妙にはっきりとした声で話しかけられる
ボブの女子
狂月 悠羅
私は驚いて、勢いよく振り返る
ボブの女子
ボブの女子
ボブヘアーの女子は、手招きをして私を呼んだ
狂月 悠羅
私は渋々その言葉に渋々従う
狂月 悠羅
私が尋ねると、長髪の女性が言う
長髪の女性
地下、それは昨日祐穂が通して貰えなかったところだ
狂月 悠羅
狂月 悠羅
長髪の女性
ボブの女子
長髪の女性
狂月 悠羅
困惑していた
“あの子”が“説明”した?
試験者達が条件を“達成できない”?
“アドリブが苦手”?
でも、1つ明らかなことがあった
狂月 悠羅
私が尋ねると、2人は何かを含んだような笑顔でこちらを見た
そのうち、ボブヘアーの女子の笑顔に既視感を覚えた
狂月 悠羅
ボブの女子
笑顔を見ながら考える私に、目の前の少女は狙ったように声をかける
狂月 悠羅
声、口調、表情
そのどれもが記憶の中のとある人物と重なった
狂月 悠羅
恐る恐る、だけど確信を持って、目の前の少女に尋ねた
ボブの女子
狂月 悠羅
私が呟くと、少女は胸に手を当てて名乗る
ボブの女子
雨葉 由叶
長髪の女性
吹嵐 咲希
狂月 悠羅
狂月 悠羅
雨葉 由叶
吹嵐 咲希
吹嵐 咲希
吹嵐 咲希
狂月 悠羅
私は若干落胆した
手がかりを得られたのはいいが、そこへ行くためには別の手がかりが必要なのだから
そんな様子を見たかどうだか、由叶が言う
雨葉 由叶
雨葉 由叶
吹嵐 咲希
雨葉 由叶
雨葉 由叶
2人はそう言うと厨房へ戻って行った
私はチラリと時計に目をやる
時刻は14時
狂月 悠羅
狂月 悠羅
食堂を出てしばらく歩いていると、祐穂に呼び止められる
清本 祐穂
狂月 悠羅
清本 祐穂
狂月 悠羅
清本 祐穂
狂月 悠羅
清本 祐穂
清本 祐穂
狂月 悠羅
私達は会議室へ向かう
ガラガラ
扉を開けると、ホワイトボードにメモを書きながらクロスワードを解いていた
鏡狂 悠斗
神谷 健斗
狂月 悠羅
狂月 悠羅
鏡狂 悠斗
鏡狂 悠斗
①答え:カメレオン演劇団(KAMEREON)
②答え:妖術師(YOJUTSUSHI)
神谷 健斗
TH??E??????L?V?
清本 祐穂
狂月 悠羅
鏡狂 悠斗
鏡狂 悠斗
団長⇒DANCHO
神谷 健斗
第3陣営⇒DAISANJINEI
狂月 悠羅
狂月 悠羅
清本 祐穂
清本 祐穂
清本 祐穂
人間⇒NINGEN
狂月 悠羅
狂月 悠羅
狂月 悠羅
狂月悠羅⇒KURUTUKIYUIRA ※狂月(くるつき)の「つ」が「TSU」ではないのはミスです
鏡狂 悠斗
渡畑晴輝⇒WATAHATAHARUKI
※この問題の11文字目と、縦1問目の1文字目が接触しているのはミスです
神谷 健斗
神谷健斗⇒KAMIYAKENTO
清本 祐穂
霊能者⇒REINOSHA
狂月 悠羅
風谷弥莉奈⇒FUYAMIRINA
解答⇒THEDEADAREALIVE
狂月 悠羅
鏡狂 悠斗
私達は導き出された文字を見て言葉を失う
それはそうだろう
だって、その文字は 「The dead are alive」
「死者は生きている」という風にしか読めないのだから
神谷 健斗
健斗が呟き、私はそれをきっかけにとある言葉を思い出す
なるほど…あの子はそう説明したんだね
そんなこと言ったら試験者達が条件達成できないじゃーん
地下室へは、とある“鍵”が無いと行けないんだ
“偶然で条件を達成”することを望んでないからね
─鍵の“片割れ”は、既に見つかってるよ─
狂月 悠羅
狂月 悠羅
悠羅が呟くと、悠斗達が目を見開く
鏡狂 悠斗
狂月 悠羅
私は、先程のことを説明した
鏡狂 悠斗
神谷 健斗
清本 祐穂
清本 祐穂
狂月 悠羅
私達は、祐穂に案内されながら、地下室へ向かった
地下室に到着すると、そこにはツインテールの女子がいた
ツインテの女子
ツインテの女子
清本 祐穂
清本 祐穂
祐穂が言うと、ツインテールの女子は申し訳ないと思っているのか、顔が曇る
ツインテの女子
言いかけた時、私が持っていた紙に目が留まる
ツインテの女子
そう、私が持っていたのは解き終えたクロスワードの解答用紙だ
狂月 悠羅
狂月 悠羅
私が尋ねると、ツインテールの女子は笑顔になる
ツインテの女子
ツインテの女子
私達は、ツインテールの女子に案内してもらい、奥へと進む──
案内されてやってきたのは、寮のような場所だった
ツインテの女子
その言葉に従って部屋に入ると、ツインテールの女子と祐穂達3人は別の場所へ行ってしまった
と同時に、声が聞こえる
??
??
聞き覚えのある声
声のした方を見ると、そこには見知った2人がいた
狂月 悠羅
それは、人狼ゲームで死亡したはずの風谷弥莉奈と秋谷陽菜だった
狂月 悠羅
動揺があってか、気まずさがあってか、2人を直視することができずに、部屋を見渡す
表紙が黒で塗りつぶされた冊子に紅茶やコーヒーが入ったティーカップ
筆記用具ににティッシュケースやメモ用紙
それは正しく“生きている人間の生活”そのものだった
風谷弥 莉奈
風谷弥 莉奈
風谷弥 莉奈
風谷弥 莉奈
風谷弥莉奈:4日目襲撃 死因:賢者に占われたことによる呪殺
秋谷 陽菜
秋谷 陽菜
秋谷 陽菜
秋谷 陽菜
秋谷陽菜:6日目処刑 死因:絞殺
秋谷 陽菜
陽菜は赤黒い縄の痕を見せつける
狂月 悠羅
風谷弥 莉奈
風谷弥 莉奈
秋谷 陽菜
2人は私に徐々に詰め寄ってきた
狂月 悠羅
狂月 悠羅
狂月 悠羅
かつて仲良くしていた人から恨みのようなものを向けられ、私は恐怖で声が震えてしまっていた
私の言葉を聞いた2人は、少し黙った後、微笑んだ
秋谷 陽菜
秋谷 陽菜
風谷弥 莉奈
その声は、先程までの問いかけるような声ではなく、宥めるような優しい声色だった
狂月 悠羅
その声色に、私は落ち着きを取り戻した
秋谷 陽菜
秋谷 陽菜
秋谷 陽菜
狂月 悠羅
風谷弥 莉奈
風谷弥 莉奈
ほんとに死んだ人はいなかったという事実に安堵しつつ、私は疑問が1つ浮かんだ
狂月 悠羅
狂月 悠羅
私の質問に、2人は少し悩んだ
秋谷 陽菜
風谷弥 莉奈
狂月 悠羅
2人としばらく話していると、部屋の外から声が聞こえる
清本 祐穂
狂月 悠羅
狂月 悠羅
風谷弥 莉奈
秋谷 陽菜
狂月 悠羅
狂月 悠羅
少し疑問を抱きつつ、私は祐穂の元へ向かう
祐穂に連れられ会議室に到着すると、そこには悠斗に健斗、そして悠穂団長と舞婪がいた
吹雨希 悠穂
悠穂団長がポツリと呟いた
或那 舞婪
狂月 悠羅
狂月 悠羅
私は舞婪にクロスワードの解答を見せる
或那 舞婪
或那 舞婪
舞婪はニヤリと笑う
すると、悠穂団長が口を開いた
吹雨希 悠穂
清本 祐穂
鏡狂 悠斗
吹雨希 悠穂
吹雨希 悠穂
狂月 悠羅
吹雨希 悠穂
狂月 悠羅
吹雨希 悠穂
吹雨希 悠穂
清本 祐穂
清本 祐穂
吹雨希 悠穂
鏡狂 悠斗
鏡狂 悠斗
悠斗が問うと、悠穂団長は人差し指を口に当てて、少し勿体ぶるように言う
吹雨希 悠穂
吹雨希 悠穂
神谷 健斗
吹雨希 悠穂
吹雨希 悠穂
鏡狂 悠斗
清本 祐穂
2人が安堵する中、私は疑問を抱いていた
きっとそれは、難しい顔で何かを考えていた健斗も同じだろうか
狂月 悠羅
狂月 悠羅
狂月 悠羅
私が問いかけると、舞婪が指を鳴らして言う
或那 舞婪
或那 舞婪
吹雨希 悠穂
吹雨希 悠穂
鏡狂 悠斗
吹雨希 悠穂
吹雨希 悠穂
吹雨希 悠穂
吹雨希 悠穂
鏡狂 悠斗
清本 祐穂
祐穂の意見には納得した
現に私も、試験中に何回も「狂ってる」と感じたのだから
狂月 悠羅
吹雨希 悠穂
或那 舞婪
舞婪が言うと、会議室の扉が開く
ガラガラ
雨葉 由乃
入ってきたのは、由乃と、その背後に陽菜達がいた
狂月 悠羅
清本 祐穂
人狼ゲームで共に命を懸けた…つもりで戦った仲間達が7人いた
狂月 悠羅
私が、一人一人の名前を思い出しながら数えていると、同じことを思ったであろう悠斗が呟く
鏡狂 悠斗
或那 舞婪
吹雨希 悠穂
神谷 健斗
神谷 健斗
吹雨希 悠穂
吹雨希 悠穂
清本 祐穂
或那 舞婪
清本 祐穂
吹雨希 悠穂
吹雨希 悠穂
吹雨希 悠穂
吹雨希 悠穂
清本 祐穂
吹雨希 悠穂
吹雨希 悠穂
吹雨希 悠穂
その質問を聞いて、私達は各々考え出す
私も、胸に手を当てた
最初は純粋に、高い演技力に心を奪われ、「私も…」と憧れを抱いた
そして試験が始まり、人の命を奪うような内容で、「狂っている」と、何回も思った
それでも尚、垣間見える演技の数々に魅力を感じた
そして今
同じ試験を通過したであろう団員達が魅せる演技を思い出し
由乃や舞婪の死に怯える演技を思い出し
悠穂団長の殺しに対して何も感じていないような演技を思い出し
どのような練習が、この魅力を生み出すのかと、胸が高ぶる
狂月 悠羅
私は、意志を胸に抱え、口を開いた──
──1ヶ月後
大きな荷物を持って、ビルを見上げる
狂月 悠羅
呟くと、背中に衝撃を感じる
狂月 悠羅
風谷弥 莉奈
パチッと目が合う
風谷弥 莉奈
狂月 悠羅
風谷弥 莉奈
直後、私と莉奈は肩を叩かれる
秋谷 陽菜
風谷弥 莉奈
狂月 悠羅
秋谷 陽菜
風谷弥 莉奈
狂月 悠羅
私達は、少しの間ビルを見上げ、新たな1歩を踏み出すように、ビルの中へと入る──
──fin.