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先生の文字、かっこいい…///

桃色の紙に書けばいいんだよね

家に帰ってきた僕は、

また先生のことを思い出していた

避けていたことは少し反省だけど…

少し近づきにくいっていうのを察して

メモ用紙でのやり取りを 考えてくれた先生

(トク、トク、トクトクトクトク)

胸の鼓動が早くなる

やっぱり僕は──

先生のことが、すきなのかも…(小声)

僕が目覚めた感情は

やっぱり恋だったんだ

言葉で伝えなくても

僕はこの気持ちと向き合いたい

そう思うことが出来たのは

ひとつの成長なのかもしれない

よし、寝るか

少しでも見た目を良くして

先生を振り向かせたい

そんな前向きなことを考えながら僕は

ゆっくりと睡眠をとった

せんせ!

おはよーございます(ニコッ)

お、おはよ(ニコッ)

翌日の朝、僕は元気に笑顔で

先生に挨拶をした

昨日あれだけ先生を避けていたから

先生は少し動揺している

ふふっ

先生かわいい〜w

少し煽ってみると、 先生は顔を赤くした

…やめろ

それだけ言うと、 先生はそそくさとどこかへ 行ってしまった

(このまま頑張れば…)

僕は先生の背中を見送ると、 橙くんの元へ向かった

おぉ青

今日絶好調か?先生によぅ引っ付いとるけど

うん!

先生にがんばってアタックする///

僕は素直にそう伝えると、 橙くんは幸せそうな笑顔を貼り付ける

頑張れ!

青のこと応援してるで

ありがとう!

あ、文通はやめない方がええで

もし気持ちを伝える時、都合のいい道具だから

そうだね

アドバイスありがとう✨

僕は心からの笑顔でそう告げると

橙くんもキラキラとした笑顔を 見せてくれた

今日の帰り、手紙入れてかーえろー

じゃあ昼休みがんばってかこうな!

うん!

青〜

緊張する

昼休み、僕は橙くんの机に来ていた

何書こうかな?

んー、なんかいいことでもあったら書けば?

あーね

桃先生へ 手紙のやり取り、初めてですが、頑張りますw 書くことが特にないんですけどねw とりあえず…これからよろしくお願いします!

最初はこれでいいかな!

青らしさが溢れてんなぁw

橙くんはそう笑うと、桃先生を見た

先生を見る橙くんの目は、 とても煌めいていた

無事手紙を下駄箱に入れて 帰ってきた僕は、

またベットにダイブする

ふぁぁあ

桃先生のことやっぱ好きだぁ(小声)

抑えきれない感情

それを独り言にして更に外へ出す

青母

『青ー、ご飯よ』

はーい

1階のリビングから聞こえた母親の声

家族と一緒にご飯を食べるのは、

父親がいる時に限るから

おそらく今日は父さんがいるのだろう

よーしいくかあ

僕は背伸びをしてリビングへ行った

わ!からあげだ!

下に降りた僕は、 大皿に綺麗に盛り付けられた

からあげを見て幼稚園児のように叫ぶ

青母

今日は少し凝ってみたの

青母

お父さんも帰ってくるしね!

そっかそっか

父さんは…?

本日の主役

そう言ってもいいほどの人が いないのはおかしい

青母

あぁ、いままだ部屋にいるわ

青母

呼んできてくれるかしら?

分かった!

僕はそう返事をして、1回の奥の 父さんの部屋へ向かった

コンコン

青です

青父

青か

青父

入れ

失礼します

父さんは厳しいから、 礼儀がないと怒られてしまう

昔、小テストで変な点数を とった時は大変だった

青父

で、どうした

あ、

ご飯できたので…

青父

そうか

青父

今いく

父さんはそう言うと、 ゆっくりとたった

いた

青母

だき

青母

ます

もぐむしゃ

青父

最近学校はどうだ?

父さんから話題が飛ぶのは珍しい

青父

まだ入学して1週間も経っていないが

橙くんって言う友達ができたよ

担任の先生は桃先生っていう男の先生

青父

そうか

青父

ちなみに…その桃先生は

青父

金持ちか…?

父さんがそう言った瞬間

僕と父さんの視線が嫌に混じった

…ごめん分からないや

青父

そうか

青父

俺の会社と敵対関係にある会社

青父

その社長の息子が桃と言うんだ

そうなんだ

偶然だね

僕は父の話を聞き流した

何故なら父さんは、 もし同一人物だった場合

一目散に僕を転校させるからだ

でも僕は、 ここで口を滑らせてしまった

青父

先生の髪色は?

…桃色

青父

…お前は、その学校にいてはだめだ

いままで黙っていた母さん

母さんは気まづそうに唐揚げを摘んだ

なんで

青父

嫌だからな

青父

嫌いな奴の息子が、お前の担任だなんて

この時僕は、手に持っていた箸を 割ってしまうのではないかと思うほど

怒りに満ち溢れていた

それも、表情に出さず

そんなの、あんたの勝手じゃないか

僕の高校生活を、どうしてとうさんに…?

僕は僕が思うまま生きたい

父さんなんかに、縛られたくないから!!

箸を置いて、僕は走った

そして玄関の棚を開けた

その棚の中には、GPSの付いていない

僕が前こっそり買ったスマホと、

勢いよくパーカーを、

さらにまた隠しておいた数万入った 財布だけ取って家を出た

リビングから叫ばれた 僕の名を無視して──

行く宛もなく、ただ一人

闇を歩く僕

まだ20時だというのに

人気がない

はぁ…

いくらパーカーを着ていようとも

春の夜は冷え込む

どうしたらいいかも分からずに、 ただ歩を進める僕

臨時用のスマホも、臨時用だから

特に連絡先を交換している人はいない

!?

俯いて歩いていると、声をかけられた

その人の正体は──

なにしてんの?

僕が好きな人

桃先生本人だった。

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♡1200︎︎ ⤴︎︎

追記 なう(2021/12/06 19:08:57)

ハート早すぎません!?

まだ書き終わらないので 2000に増やします

すいません(´;ω;`) その代わりクオリティ高くしますね…

ウンメイキョウドウタイ〖完結済み〗

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