この作品はいかがでしたか?
2,157
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青
青
家に帰ってきた僕は、
また先生のことを思い出していた
避けていたことは少し反省だけど…
少し近づきにくいっていうのを察して
メモ用紙でのやり取りを 考えてくれた先生
青
胸の鼓動が早くなる
やっぱり僕は──
青
僕が目覚めた感情は
やっぱり恋だったんだ
言葉で伝えなくても
僕はこの気持ちと向き合いたい
そう思うことが出来たのは
ひとつの成長なのかもしれない
青
少しでも見た目を良くして
先生を振り向かせたい
そんな前向きなことを考えながら僕は
ゆっくりと睡眠をとった
青
青
桃
翌日の朝、僕は元気に笑顔で
先生に挨拶をした
昨日あれだけ先生を避けていたから
先生は少し動揺している
青
青
少し煽ってみると、 先生は顔を赤くした
桃
それだけ言うと、 先生はそそくさとどこかへ 行ってしまった
青
僕は先生の背中を見送ると、 橙くんの元へ向かった
橙
橙
青
青
僕は素直にそう伝えると、 橙くんは幸せそうな笑顔を貼り付ける
橙
橙
青
橙
橙
青
青
僕は心からの笑顔でそう告げると
橙くんもキラキラとした笑顔を 見せてくれた
青
橙
青
橙
青
昼休み、僕は橙くんの机に来ていた
青
橙
青
桃先生へ 手紙のやり取り、初めてですが、頑張りますw 書くことが特にないんですけどねw とりあえず…これからよろしくお願いします!
青
橙
橙くんはそう笑うと、桃先生を見た
先生を見る橙くんの目は、 とても煌めいていた
無事手紙を下駄箱に入れて 帰ってきた僕は、
またベットにダイブする
青
青
抑えきれない感情
それを独り言にして更に外へ出す
青母
青
1階のリビングから聞こえた母親の声
家族と一緒にご飯を食べるのは、
父親がいる時に限るから
おそらく今日は父さんがいるのだろう
青
僕は背伸びをしてリビングへ行った
青
下に降りた僕は、 大皿に綺麗に盛り付けられた
からあげを見て幼稚園児のように叫ぶ
青母
青母
青
青
本日の主役
そう言ってもいいほどの人が いないのはおかしい
青母
青母
青
僕はそう返事をして、1回の奥の 父さんの部屋へ向かった
コンコン
青
青父
青父
青
父さんは厳しいから、 礼儀がないと怒られてしまう
昔、小テストで変な点数を とった時は大変だった
青父
青
青
青父
青父
父さんはそう言うと、 ゆっくりとたった
青
青母
青母
もぐむしゃ
青父
父さんから話題が飛ぶのは珍しい
青父
青
青
青父
青父
青父
父さんがそう言った瞬間
僕と父さんの視線が嫌に混じった
青
青父
青父
青父
青
青
僕は父の話を聞き流した
何故なら父さんは、 もし同一人物だった場合
一目散に僕を転校させるからだ
でも僕は、 ここで口を滑らせてしまった
青父
青
青父
いままで黙っていた母さん
母さんは気まづそうに唐揚げを摘んだ
青
青父
青父
この時僕は、手に持っていた箸を 割ってしまうのではないかと思うほど
怒りに満ち溢れていた
それも、表情に出さず
青
青
青
青
箸を置いて、僕は走った
そして玄関の棚を開けた
その棚の中には、GPSの付いていない
僕が前こっそり買ったスマホと、
勢いよくパーカーを、
さらにまた隠しておいた数万入った 財布だけ取って家を出た
リビングから叫ばれた 僕の名を無視して──
行く宛もなく、ただ一人
闇を歩く僕
まだ20時だというのに
人気がない
青
いくらパーカーを着ていようとも
春の夜は冷え込む
どうしたらいいかも分からずに、 ただ歩を進める僕
臨時用のスマホも、臨時用だから
特に連絡先を交換している人はいない
青
俯いて歩いていると、声をかけられた
その人の正体は──
桃
僕が好きな人
桃先生本人だった。
NEXT
♡1200︎︎ ⤴︎︎
追記 なう(2021/12/06 19:08:57)
ハート早すぎません!?
まだ書き終わらないので 2000に増やします
すいません(´;ω;`) その代わりクオリティ高くしますね…
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