この作品はいかがでしたか?
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僕は目の前にいる桃先生と目が合った
なんでこんな時に限って…
桃
桃
思ったよりも軽く 話しかけてきてくれた先生に感謝だ
青
桃
僕は笑ってあしらうと、 先生が真剣さを持つ声を発した
青
頬が熱くなる
桃
青
僕は急いで目を抑えると、 確かに泣いていた
でもこれは無意識だ
泣いていることを自覚すると、 余計に涙が溢れてきた
青
桃
ぎゅ
桃
桃
青
僕は夜の暗い道で、
先生の腕の中でしばらく泣いていた
先生の匂いは、 なんでこんなに落ち着くんだろう
先生の腕の中は、 なんでこんなに僕を癒すんだろう
そんなことを思いながら、 少しづつ泣き止むのを待っていた
青
桃
外で話せなかった僕は、
先生に連れられて家に お邪魔させてもらった
メンションで、部屋は少し広め
綺麗な家だ
桃
青
低反発の柔らかいソファ
桃
青
桃
先生が先生じゃないみたいだ
なんというか…
桃
桃
青
僕は馬鹿だ
今気がつくなんて
僕が家出した理由は
先生がライバル社の社長の 息子だったから
そんなこと、言えるわけが…
青
青
僕が背負う荷が重すぎて…
思わず泣いてしまう
桃
桃
うずうずとなく僕を、 先生は優しく抱きしめてくれる
桃
桃
青
桃
先生の胸の中に顔を埋めた僕は、
優しい心音と共に眠ってしまった
青
青
僕は起きると、 来たことも見た事もない場所にいた
青
青
周りに人は居ず、僕は1人だ
孤独感
まさに今の僕の気持ちを 表す言葉がそれだった
青
何故か、足が重い
上手く歩けない
青
僕は行く宛てもなく、 重い足を引き摺って歩く
すると目の前に、やっとの光… 人影が見えた
青
青
僕は必死になって声をかけると、
その人影が揺らいだ
青
パチッ
僕と目が合ったその人影の正体は
青
桃
青
僕は冷静さを失っていた
桃
桃
冷静さを保つ先生だけど、 動揺しているのは僕と変わらない
青
桃
先生は苦い顔をした
すると、少し離れたところから 大人数の大声がした
うわぁぁぁ
青
桃
青
桃
僕達は音のした方へ歩いた
すると、通った場所こ隣の家から 少し小太りのおばあさんが出てきた
おばあさん
おばあさん
桃
青
僕達はあっという間に そのおばあさんの家へ入らされた
青
おばあさんの家は、とても豪勢だ
それも西洋でレトロな雰囲気
おばあさん
桃
おばあさん
おばあさん
おばあさん
衝撃の事実に、僕は少し圧巻される
桃
おばあさん
おばあさん
兵士…それって
青
おばあさん
おばあさん
主です ここの年号適当です
桃
青
桃
桃
桃
青
ちょうど紅茶を俺れにいっていた
のでおばあさんが この事実を知ることは無かった
おばあさん
おばあさん
桃
青
おばあさん
おばあさん
おばあさんは、寂しそうに目を細めた
おばあさん
おばあさん
桃
先生は感慨深い声でそういった
おばあさん
青
青
おばあさん
おばあさん
眉を下げて笑うおばあさん
桃
桃
自分と同じ名前だと言うのに、 先生はその話に乗っかった
桃
おばあさん
おばあさん
おばあさん
青
青
ぼくは横目で先生を見ると、 軽く目が合った
桃
ざわざわざわ
青
おばあさん
おばあさん
青
おばあさん
おばあさん
数分後帰ってきたおばあさんは、
目を見開いて僕らに報告をした
おばあさん
桃
青
桃
僕と先生はハッとした表情を 見せないように、反応をした
青
おばあさん
青
目の前にいるおばあさんの顔は、 少し寂しそうだった
僕たちがいれば、きっとおばあさんは…
桃
先生も悟ったのだろう
ふわっとした笑みを見せ、 ほんのり苦い紅茶を啜った
NEXT
♡2500 ⤴︎︎
コメント
6件
フォロー失礼します!
続き楽しみです! フォロー失礼します!
連載ブクマ失礼します!