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主
If
主
初兎
主
りうら
主
初兎
主
りうら
⚠︎注意⚠︎ ・意味怖短編シリーズです ・グロ表現など出てきます ・地雷の方はBack ・通報しないでください
If
〜小包み〜
自宅のマンションでゆっくりしていると、玄関のチャイムが鳴った
彼女のりうちゃんは大学でいないので 俺が対応しに出ると 小包みを1つだけ持った男がそこにいた
If
ああ、りうちゃんがまた何か買ったらしい
初兎
俺が小包みを受け取り、サインすると その男はエレベーターで上に昇っていった
カチカチカチカチ…
初兎
りうちゃん美容とかに気使ってるし それらの類いの家電か、時計か何かなのだろう
万が一壊すと、りうちゃんからの雷が怖いと思い あまり触らずにテーブルの上に置いておいた
リビングに座り直すと、唐突に思い出す そうや、そういえば今日は冷蔵庫の中身が空っぽやったんや 買い出しに行かんと
俺は部屋を出て エレベーターで一階に降り オートロックのエントランスを抜け 近所のスーパーに買い物に向かった
…買い物に行って、ホンマによかった
〜小包み 解説〜
小包みの中身は爆発物 機械音が聞こえるということは、おそらく時限式だろう それをたまたまスーパーに行ったことで回避できたから、初兎は良かったと思っている 問題なのはこの宅配のお兄さん(If)が何者かというところだけど ・オートロックのエントランスを抜けてきている ・エレベーターで上に昇っている(普通荷物もないなら下に降りるはず) この2つから、このマンションの住人という線も出てくるね 彼女のりうらに恨みを持った人物なのか、それとも彼女(りうら)と結託して初兎を殺そうとしたのか、どっちだろう…
〜マンションにて〜
先日自宅のマンションに帰ったとき エレベーターで青髪の男の人と一緒になった
If
りうら
そう答えると、青髪の男の人は4階ボタンを押す
そしてエレベーターは上がっていった
チンッ(ドアの開く音)
りうら
そう言い、青髪の男の人の横を通り その日は先に降りたんだけど、今日また同じ青髪の男の人と一緒になった
今日は「何階ですか?」と訊かれなかったので 既に点いているボタンを見て 少し考えてからボタンを押した
エレベーターはさらに昇り、俺が押した階に
チンッ(ドアの開く音)
(りうらがエレベーターから降りる)
しばらく歩いていると 階段から足音が聞こえてきた
〜マンションにて 解説〜
青髪の男の人(If)の計画としては、1回目で語り手(りうら)の住んでいる階を特定し、2回目で同じ階で降りて、何かしようというもの でも2回目で青髪の男の人(If)が既に語り手(りうら)の住む階のボタンを押していたのを見て、語り手(りうら)は不審がってそれより上の階のボタンを押したんだよ 同じ階で降りれなかった青髪の男の人(If)は、階段で語り手(りうら)を追いかけて来ているんだね
〜ストーカー〜
仕事から疲れて帰り、いつも通り自宅の玄関の鍵を開けて部屋に入ると 疲れも忘れるほどの衝撃を受けた
If
リビングのタンスやクローゼットが荒らされていたのだ
そういえば今朝は時間ギリギリで急いでたから 鍵を閉めるのを忘れてたんやった…
If
確認すると窓は全部鍵がかかってるから 玄関か入られたと考えて間違いなさそう
If
もう今日は疲れた 晩御飯もお風呂もいいや
明日は会社も休みだし 朝にシャワー浴びて 警察に被害届けを出しに行こう…
俺は玄関の鍵を閉めたことを確認し、寝室へ向かった
〜ストーカー 解説〜
開けっぱなしだったはずの玄関の鍵 それを帰宅時に開けて中に入ったということは、内側から鍵をかけた誰かがいるということになる つまり、部屋の中には今も誰かいるという可能性が… 悠長なことは言ってられないかもしれない