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それいけ!我々軍

16 - 不人気とホビットの邂逅⑨

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2022年04月17日

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帰宅後 蜘蛛岡をグルッペンやトントンに引き渡したあと、コネシマの部屋に集まった。

ホムラ

誰も入れないから、存分に話し合えよ。

コネシマ

まあ俺の部屋やねんけどな。

ホムラ

いいじゃん、いっちゃん近かったし、部屋も落ち着くし。

コネシマ

まあええけど。
俺らは外出とくし、聞き耳立てたりとかは絶対にせんからな!
終わったら声かけてくれたらええで。

ホムラ

じゃ、俺らは蜘蛛岡を見てくるよ。

パタン…

シャオロン

……

ロボロ

…………

シャオロン

(いや、気まず!!
今更何話したらええねん!)

ロボロ

…シャオロン

シャオロン

な、なにっ?

ロボロ

俺さ、あの後…

ロボロは両親の死について語り出した シャオロンは黙って聞いていた。

ロボロ

父さんと母さんは謎の軍事集団『K』を追いかけとったんよ。
兄ちゃんもそうやけど、どこからかその情報がバレて殺されていっとるみたいなんや。

シャオロン

そんな…でも、どこからそんな情報…

ロボロ

ま、内通者やらがわんさかおるんやろ。
だからその時から誰も信用出来んくなった。
ここの連中はもう平気やけど、どこに行っても誰でも怪しく見えてん。

シャオロン

そりゃ、そうなるよな…

ロボロ

……でも1人だけずっと信頼してる奴がおんねん。

シャオロン

へぇー、誰なん?

ロボロ

お前

シャオロン

…ん?

ロボロ

ここに来て再開した時、お前だけはなんでか疑わんかったんよな…
Kに入ってる可能性もあるって言うのに。

シャオロン

…そんなに信頼してくれてんねやな、ありがとう…
じゃあ、なんであの時すげえ突き放したん?
あれすげえ辛かった…

ロボロ

…巻き込みたくなかったんよ。
今でも信頼してるくらいお前はええ奴で、大事な友達。
あれ以上犠牲を出したくもなかったしな。
……本当に、すまんかった。
逆に傷つけることになったよな

シャオロン

…嫌いになったわけじゃないなら、いいよ。
俺も、ごめんな。
お前のそういう気持ちとかなんにも考えずにさ…
あの時はお互いに若かったんだよ。

シャオロン

まだまだ子供だったなって、今になって思うよ。
俺たちが仲違いしてから俺、すげえモヤモヤしてたんだ。
自分は悪くないって言い聞かせて、でもやっぱり罪悪感が残った。

シャオロン

今やっとこうやって話せてよかった。
お前は…初めて俺の事を友達として、好きでいてくれたやつだし…

ロボロ

…俺だって、友達でいたいって思わせてくれたやつはお前が初めてなんやで
いつも心がないって言われてきた俺に、心をくれたんや

シャオロン

…これからも仲良くしてくれる?

ロボロ

当たり前やろ
今まで話せてなかった分、沢山話して行こうや。

2人は照れながらも握手を交した 暖かいものが互いに流れ込み、少しだけ涙をこぼしたのはここだけの秘密。

作者

お久しぶりです
作者でございます。

作者

新生活大変すぎてなかなか筆が進まず……
お待たせしてしまって申し訳ありませんでした。

作者

ロボシャオの邂逅はここで終了になります!
長々と書いてしまった…

作者

元々のキャラを壊さない程度の捏造って難しい、、
上手くいってるかはわかりませんが…笑

作者

ロボロとシャオロンはマブダチとして今後も活躍して欲しいところです( ͡ ͜ ͡ )

作者

それでは、次回のお話でお会いしましょう!

ロボロとシャオロンが話し合っている間

コネシマ

にしても、ロボロの家族を56した軍団の一員なんてなぁ…

コネシマ

そりゃ怒りたくもなるで
あんな胡散臭いやつ、俺も殴りたなったぐらいやからな!

ホムラ

……

コネシマ

…ホムラ?

ホムラ

…『K』か
お前にまだ言ってないことがあんねん。

コネシマ

え?
なんやねん、言ってないこと?

ホムラ

俺はトントンに拾われてここに入った。
その前は施設にいたんやけど、その理由を言ってないよな。

コネシマ

あ、確かに聞いた事あらへんわ。

ホムラ

……俺の母さんは、Kの幹部と浮気して、俺の父さんと弟を56した。
家族をあいつらに奪われたんはロボロだけじゃない。
俺もなんだよ。

コネシマ

は!?
嘘やろ…

ホムラ

…やっとしっぽを掴んだ気分やで。
今までさんざん調べても出てこなかった…今やっと、敵討ちの一歩を踏み出せそうやわ。

コネシマ

……敵討ち、か。
俺は止めんけど、気をつけなアカンで。
私欲にかられて周りを見失わんようにだけ、しっかり心においておけ。

ホムラ

わかってる。

蜘蛛岡の病室

ホムラ

失礼するで
トン氏、蜘蛛岡起きたか?

トントン

あぁ、来たか。
ずっとぼーっとしてはるで。

蜘蛛岡

…俺は……ここどこ…
ずっと………いっしょ………

ホムラ

蜘蛛岡、聞こえるか?

蜘蛛岡

…だれ、ですか…

ホムラ

…?
さっきお前を殴り倒したの、覚えてないか?

蜘蛛岡

なんのことですか?
というより、なんで俺が殴られなきゃいけないんですか?

蜘蛛岡

…あれ、、あぁ、、頭、、いたい…!
たすけ、、、リー、ダー!!

コネシマ

おい、大丈夫か!?

トントン

鎮静剤打つわ
さっきからずーっとあやふややねん。
これはもしかしたら、リーダーとかいうやつに洗脳されとったんかもな。

ホムラ

…くっそ、、、洗脳が解けたんか
この調子だとなんも覚えてなさそうやな。

コネシマ

…洗脳か
てことはKの全員洗脳されてる可能性あるでこれ。

トントン

そうなるな。
そうだとしたらやつは相当悪やで。

ホムラ

くそっ、人を操って何が楽しいねん!
あー、せっかく手がかりを掴めそうだったのに!

トントン

…落ち着け
とにかくこいつを逃がさないようにしつつ、ちゃんとケアしていかな。
もしかしたら思い出してくれるかもしれん。

コネシマ

せやな

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