寂しいよね

今日は始業式二学期が始まる

成績優秀

お金持ち

顔が良い

明るい

人気者

こんな風に自分を 決めつけられるようになったのは いつからだろうか

でも、その私を好いてくれるなら

捨てないなら、 この私で居続けるよ

ガラガラ

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

ｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜ

※数学

シーン

放課後

どうせ一緒に帰って 4対1になるくらいなら

私は一人が嫌い

だから遅くまで 渋谷にいる、

人がいっぱい居るし 明るいから大好き

私は家が嫌い

今はお爺ちゃんと 二人暮らし

だけどお爺ちゃんは 今介護施設にいる

だから結局一人だ

親は離婚し、 母は1年前に失踪

家に帰ったって暗いだけ

愛される才能があって

昔から私は孤立していた

違うよね、

そんな時

昔から一緒に居た友達が居た

嬉しかった、

皆と同じように 接してくれるのが

とっても嬉しかった

小学校卒業間近 そんな大事なときに

皆に無視されて、 辛くなって、

気にしないようにしても、 やっぱり辛くて、

一人で居なくなろうとした

誰も悲しむ人なんて 居ないだろう

居なくなったって 誰も気づかない

でも

バタン！

私には助けてくれる 友達が居た

そう淡々と話すマイキーに 腹が立った

そういってマイキーは 私をそっと抱きしめた

その時私は、 張り詰めていた思いが 解けるように泣いてしまった

そんな時でも ずっと一緒にいてくれた

これが小学校最後の思い出

中学校では 周りの意見に合わせるようになった

前みたいにならないように、

勉強も頑張った

バイトも頑張ってお金を貯めた

美容にも気をつかった

笑うことも頑張った

それでも、 自分の中でモヤモヤしていた

今もしている

マイキー達もなんだか、 不満みたいな顔をしている

2週間後

ｶﾞﾔｶﾞﾔ

ついに皆は 無視するようになった いやもしかしたら 聞こえてないだけかもしれない

と謙虚ながら喜んでいる様子の 明日花がいる

クラスの中心には明日花が居た

その時私は何故か笑っていた

不安で不安で その感情が逆に出たみたいに 不気味な顔で笑っていた

キラキラしてる、 いいなぁ、あんな風に

ありのままで居られたら、

ｺﾝｺﾝ

私の弱音を 先生は優しく聞いてくれた

※自分の部屋