/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
千夏
せなぁ元気だしなってぇ
星七
...
遠いとこに行かないと もう彼氏なんてできないだろうな
千夏
ねぇ南
南
な、なに？
千夏
雪穂学校来ないじゃん？
南
うん...？
千夏
雪穂が学校にちゃんと来てくれれば
千夏
南をいじめずに済むんだけどさぁ
それは困る
計画が台無しになる
千夏
ねぇせな
千夏
油性ペンもってきて
星七
わかった
星七
何するの？
千夏
南の机に死ねって落書きするの
星七
あーね久しぶりだねいじめるの
千夏
私達は書かないよ？
星七
え？
なるほどね
千夏
南に書かせんの
千夏
自分の机に自分でいじめ用語書いてるっていう設定で
千夏
そうすればみんなももっと南のいじめ協力してくれるでしょ？
頭がいい
けど無駄
南
そ、そんなの
千夏
やだとは言わせないよ？じゃなきゃどうなるか
千夏
分かるよね？
こっちのセリフだ
星七
はいちか
星七
油性ペン
千夏
ありがと
千夏
ほら早く書いてよ
千夏
ウチらは隠し撮り風に動画とるから
無駄だって
南
...わかった
そろそろだ いつもこの時間に電話がなる
「ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ」
千夏
うわぁ親だ最悪
千夏
このプランは明日かなぁ
多分今の私の口元は
文字通り にたぁ って感じだろう
千夏
よかったね南
星七
ま、待ってよぉ！
これで勝ちだ
私のいじめも今日で終わりだ
―――――――――───────―――――――――
私は先回りして千夏の家のポストに封筒を入れた
これで本当に完璧
千夏
ただいま帰りました
千夏の母
ちか、どういうことなの？
千夏
？どうかしたのお母さん
千夏の母
さっきポストを見たらこんなのがあったの
千夏
なにこれ
千夏
録...音機？
千夏の母
私の何が悪かったの？
千夏の母
私の育てかたの何が悪かったの？
千夏
お母さんこれは...
千夏の母
人と関わるから
千夏の母
腐った人間と一緒に居るから
千夏の母
外に出るからよ
千夏の母
そうよ
じゃら
千夏
なに、これ
千夏の母
家から出さなければ
千夏の母
いじめもしないで、夜遊びもしない...
千夏
え、や、やめてよそんな
千夏の母
家から出させない...
千夏
いやぁぁぁぁあぁぁぁぁあ！！！！
千夏
そんなのやだ！やだぁぁぁ！
千夏の母
正しく生きなさい
――――――――――────―――――――――
南
そろそろかな
南
もう千夏の顔見えないのかぁw
これで終わりだ何もかも
終 わ っ た ん だ
南
おはよぅ...
心臓が握りつぶされたようだった
佐々木
おぉ遅かったな
佐々木
てっきり死んだのかと思って
佐々木
桐崎の机
墓にしちゃった
墓にしちゃった
そう言って佐々木は
今までに見せたことの無いような
笑顔で笑った
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
