コメント
2件
私も楽しかった!! コラボありがとう、後半もよろしく!
ファー!!!めっちゃよかった♡満足感半端ない!!やっぱ最後恋結びせいくんから貰うのめっちゃいいね!縁結祭り楽しかった〜
渚裕花璃
あーあ、また振られちゃった
さっきは私の贖罪で、せいくんの心に深い傷を残してやりたいとすら思いかけた
でも好きはそんなことじゃない事を私は知ってたんだ
だから今は、不思議な高揚感で意識をふわふわとさせている
渚裕花璃
月影妃桃
風見瀬生
稀咲鉄太
渚裕花璃
妃桃ちゃんは相変わらず稀咲君をからかって遊んでいる
2回目の失恋をした私を慰めてくれても良いじゃんと思ったけど、
月影妃桃
そんな事は承知と言わんばかりにウインクが飛んでくる
何だか見透かされている気がしてむっとする
作者
作者
渚裕花璃
低い声で、神主さんが何か言ったしたが良く聞き取れなかった
だって、次の瞬間にはあの明るくてお馬鹿な声色に戻っていたから
作者
作者
作者
作者
作者
葉桜祈励
天野巫胡
渚裕花璃
神主さん…いや、作者さんがその本来であろう威厳ある話し方で巫女さん達に合図をすると、恋結びを荘厳な風のお膳に乗せて歩いてくる
あれが、恋結び。
想像していたよりも綺羅びやかで、お守りっぽくない
キーホルダーのような可愛らしい装飾が施されている
インカローズの勾玉に、花と蝶の硝子細工、赤い糸のリボン結び
あれに恋結びなんてご利益がなくても、女の子なら可愛いって思って欲しがるんじゃないかな
世界にこの2つしかない特別感が、余計に可愛い
と、次の瞬間
バァァァァアーン!!!
天野巫胡
葉桜祈励
渚裕花璃
爆音と共に、急に視界が曇る
作者
作者
その声を聞いて、客席はパニックになる
作者さんは相当焦っている感じで、それが私達にも事態の大きさを知らせてくれていた
月影妃桃
私が狼狽えている中、妃桃ちゃんは私たちを守るように鋭い眼光を走らせている
やがて煙が晴れると巫女さん達が地面に倒れていて、その手から恋結びが消えている
そして作者さんからマイクを奪ったのであろう彼女達が話し出す
彩希刃七詩
彩希刃七詩
大宮袴舞
大宮袴舞
大宮袴舞
彩希刃イリヤ
彩希刃イリヤ
女の子が3人、鳥居の上に立って私達を見下ろしている
でも亜麻色の髪を2つに結った子は女装した男の子のようだ
皆中学生くらいで、その年でその趣味はどうかと思うな…なんて呑気なことを考えられるまでに私は平静を取り戻していた
月影妃桃
え、妃桃ちゃんの知り合いなの?
彩希刃七詩
彩希刃イリヤ
大宮袴舞
彩希刃イリヤ
彩希刃イリヤ
渚裕花璃
イリヤと呼ばれた女の子は、恋結びを持って何処かへ行ってしまう
あれ…妃桃ちゃんの友人のイリヤちゃんは、あのCDの主じゃ無かったんだっけ…?
見ればアイドルっぽい衣装を着ている
葉桜護励
葉桜護励
葉桜護励
護励ちゃんがイリヤちゃんの方へ走り出そうとすると、ナナちゃんと呼ばれた黒髪ボブの女の子が鳥居から飛び降り、彼女を蹴飛ばす
ギャグ漫画表現は無い、恐ろしい暴力の現場
羽宮一虎
羽宮一虎
羽宮一虎
彩希刃七詩
彩希刃七詩
彩希刃七詩
彩希刃七詩
彩希刃七詩
彩希刃七詩
ナナちゃんは羽宮君のパンチをヒラヒラと舞うように避けながら、愉快そうにくすくすと笑う
純孝樂
純孝樂
純孝樂
彩希刃七詩
純孝樂
純孝樂
羽宮一虎
純孝樂
「「ぶっ殺してやる」」
大宮袴舞
彩希刃七詩
はーちゃと呼ばれた男の子は客席に銃を向ける
大宮袴舞
大宮袴舞
大宮袴舞
嫌だ、助けてくれ、そんな悲鳴と共に客席が大騒ぎになる
渚裕花璃
そうだ警察、と思って携帯に手を伸ばすが此処が私達の知っている世界ではないことを思い出す
案の定、電波は圏外だった
大宮袴舞
大宮袴舞
大宮袴舞
大宮袴舞
天野巫胡
葉桜祈励
大宮袴舞
いつの間にか立ち上がった巫女さん達が、はーちゃが小声でぼそりと言った言葉を復唱してその首筋を打つ
葉桜祈励
葉桜祈励
天野巫胡
葉桜護励
小和瀬蕗
葉桜祈励
葉桜祈励
葉桜祈励
花宮桜
花宮桜
葉桜祈励
葉桜祈励
橘日向
橘日向
花宮桜
花宮桜
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
葉桜祈励
葉桜祈励
作者
橘日向
葉桜祈励
葉桜祈励
花宮桜
祈励さんはてきぱきとまわりに指示を出した後楽器の待つゴール地点へと向かう
葉桜祈励
葉桜祈励
そして私にも役割が振られた
渚裕花璃
渚裕花璃
祈励ちゃんははーちゃを引き摺って私の近くに置いてあった椅子に座らせた
大宮袴舞
祈励ちゃんは私より年下なのに、物怖じせずしっかりしていて凄い
祈励ちゃんだけじゃなく、皆とても冷静だった
敵は子供とはいえ物騒な言葉に妙な重みがあって、はーちゃの銃がおもちゃであることが未だに疑わしい
そーっと手に取る
軽い
引き金を引いてみる
水が出た
渚裕花璃
それでも、この子達への得体の知れない恐怖は拭えなかったけれど
天野巫胡
天野巫胡
みーこちゃんは頭から血を流した着物姿のお姉さんを軽々と背負って走ってくる
作者
作者さんがペンを振ると、お姉さんの傷がはじめから無かったように跡形もなく消えてしまった
稀咲鉄太
稀咲鉄太
月影妃桃
月影妃桃
風見瀬生
月影妃桃
風見瀬生
風見瀬生
風見瀬生
横を見ると、妃桃ちゃんがせいくんと稀咲君と作戦会議のような事をしていた
渚裕花璃
渚裕花璃
月影妃桃
月影妃桃
渚裕花璃
渚裕花璃
月影妃桃
渚裕花璃
妃桃ちゃんが少しムッとしたので、友達を悪く言われた事に腹を立てたのだろう…失言だった
なら、そんな仲間達が自分を置いて犯罪紛いの事に手を付けてショックだったのではないかな
渚裕花璃
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
それは、悪戯っぽく笑う彼女の本質を物語っている答えだった
そういえば妃桃ちゃんは闇医者だ
それにはーちゃは、誰かに頼めば本物の銃も用意できるって言ったんじゃなかったっけ…
危ない匂いがすることに今さら気付いたのだが、妃桃ちゃんの仲間達が私の想像とは裏腹にとても素敵なものだと解る
月影妃桃
月影妃桃
渚裕花璃
月影妃桃
せいくんと稀咲君に挨拶をする
渚裕花璃
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
渚裕花璃
渚裕花璃
月影妃桃
月影妃桃
渚裕花璃
月影妃桃
月影妃桃
イチバン、か
口調は冗談っぽいけど、そこに本音が混じっているのが私には解る
稀咲鉄太
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
稀咲鉄太
月影妃桃
稀咲鉄太
月影妃桃
渚裕花璃
だからこのふたりのノリは虫が好く
親友同士とはこの事なのかもしれない
…なんて、白々しいことを言うのは止めようか
月影妃桃
風見瀬生
風見瀬生
風見瀬生
渚裕花璃
せいくんが言うので仕方なく頷く
風見瀬生
月影妃桃
作者
渚裕花璃
二人は軽く頷くと正面の鳥居を潜る
一瞬時空が歪んで、鳥居の外には誰も居なくなってしまった
渋谷に戻ったってことなのかな
私がぼんやりと鳥居を見ていると、稀咲君がある一点をジッと睨んでいるのに気付く
作者
稀咲鉄太
視線の先には、作者さんが居た
渚裕花璃
渚裕花璃
稀咲鉄太
稀咲鉄太
稀咲鉄太
稀咲鉄太
稀咲鉄太
渚裕花璃
渚裕花璃
作者
作者
作者さんは無機質な顔でこちらへ近付いてくる
まるで、消ゴムで間違いを消す時のような、それで私たちを消してしまいたげな表情
私が見た中で一番不気味で、怖い
でもそれは稀咲君も同じだったようで
稀咲鉄太
私は妃桃ちゃんに彼を任されたことを思い出し、稀咲君の盾になるように立つ
贖罪で脅かされたときの悪魔のような笑みは何とも思わなかったのに、今はとても恐怖していた
これは本当に“殺る”表情だ
背筋が凍りつく
作者
作者さんが、ペンを振る
ふわふわする
ついさっきまで何を考えていたか思い出せない
何かに怯えていた気がする…何だっけ
妃桃ちゃんに、稀咲君を守るように言われたので周りを伺ってみる
がくと羽宮君が、襲撃者である黒髪ボブのナナちゃんと殴り合っている
2対1でしかも相手は女の子なのに互角、でも今日一日いがみ合っていたとは思えないほどふたりの息は合っている
ナナちゃんはニコニコして、本気を出していないようにも見えるけれど
一緒に来ていた女装した男の子、はーちゃは私の近くの椅子に座って気絶している
ゴール前ではさくらちゃんたちがそれぞれの楽器を演奏している
3人だったらアンサンブルだってさっき教えて貰った
綺麗で、とても穏やかな曲
観客は徐々にふきちゃんたちの言うことに耳を傾け始め、冷静さを取り戻しているようだった
みーこちゃんが、怪我をした人を作者さんのもとへ運んで、作者さんはペンを振り怪我を治している…
いや、直している
決して優しいものではなく、消ゴムや色鉛筆を使って“描き直している”
神社の縁側に座るはるかさんはそんな様子を愉快そうに傍観しながら屋台で売ってたうどんを啜る
はるか
作者
はるか
作者
…そういえば私は、稀咲君に聞いてみたいことがあったんだ
渚裕花璃
稀咲鉄太
渚裕花璃
稀咲鉄太
稀咲鉄太
渚裕花璃
稀咲鉄太
稀咲鉄太
稀咲鉄太
渚裕花璃
渚裕花璃
渚裕花璃
稀咲鉄太
稀咲鉄太
稀咲君は一瞬狼狽の表情を見せたが、冷静を装ってそう聞き返す
成る程、良く分かったよ
渚裕花璃
稀咲鉄太
稀咲鉄太
渚裕花璃
渚裕花璃
稀咲鉄太
渚裕花璃
渚裕花璃
稀咲鉄太
稀咲鉄太
渚裕花璃
渚裕花璃
渚裕花璃
稀咲鉄太
渚裕花璃
渚裕花璃
渚裕花璃
渚裕花璃
稀咲鉄太
渚裕花璃
渚裕花璃
渚裕花璃
渚裕花璃
渚裕花璃
渚裕花璃
渚裕花璃
渚裕花璃
渚裕花璃
渚裕花璃
稀咲鉄太
渚裕花璃
渚裕花璃
渚裕花璃
渚裕花璃
渚裕花璃
稀咲鉄太
稀咲鉄太
渚裕花璃
渚裕花璃
渚裕花璃
渚裕花璃
稀咲鉄太
渚裕花璃
渚裕花璃
渚裕花璃
渚裕花璃
渚裕花璃
渚裕花璃
渚裕花璃
渚裕花璃
渚裕花璃
稀咲鉄太
稀咲鉄太
稀咲鉄太
渚裕花璃
渚裕花璃
渚裕花璃
稀咲鉄太
鳥居を潜り抜け、後ろを振り返ると大勢いたはずの人の姿が消えていて、立派な社は古ぼけた小さな祭壇に変わっている
本当にどういう仕組みなのだろう
馬鹿な私が考えても仕方ないと思い直し、せいくんパイセンを連れてイリヤの待つサキュバスキャッスルへ向かう
もう、すっかり夜だ
アルバイトでも、遊びに行くのでも無い
歩き慣れた道へ出ても内心穏やかでは居られなかった
それは、ここから始まる共謀仲間であるイリヤとの決闘に、新鮮な高揚感すら感じていたからである
何故なら私たちは、どんな喧嘩をしたって本当に相手を憎み合うことは無い関係だから
これもただババ抜きで勝負をすることと何ら変わり無いに違いないのだ
とは言え今からするのは殴り合いだろう
それにパイセンを連れてきた理由は、彼自身も勘づいているようだった
風見瀬生
風見瀬生
風見瀬生
月影妃桃
風見瀬生
月影妃桃
月影妃桃
風見瀬生
風見瀬生
風見瀬生
月影妃桃
月影妃桃
風見瀬生
風見瀬生
風見瀬生
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
風見瀬生
風見瀬生
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
風見瀬生
風見瀬生
月影妃桃
月影妃桃
風見瀬生
月影妃桃
月影妃桃
風見瀬生
月影妃桃
月影妃桃
風見瀬生
風見瀬生
風見瀬生
風見瀬生
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
風見瀬生
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
風見瀬生
月影妃桃
月影妃桃
風見瀬生
風見瀬生
月影妃桃
月影妃桃
風見瀬生
風見瀬生
風見瀬生
月影妃桃
月影妃桃
風見瀬生
月影妃桃
乱暴に扉を開け放つ
すると案の定中からギョロリと鋭い眼光がこちらを向く
ほぼ私の見知った顔だった
彩希刃イリヤ
彩希刃イリヤ
男達は私たちに、イリヤの居るステージまでの道を開ける
いや、取り囲む準備をしている
イリヤは私たちを一瞥すると、口を開いた
マイクを通じ声が響いて、まるでヒーローショーのような空気が作り出されている
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
彩希刃イリヤ
彩希刃イリヤ
彩希刃イリヤ
月影妃桃
風見瀬生
彩希刃イリヤ
彩希刃イリヤ
彩希刃イリヤ
彩希刃イリヤ
「「「おす!!!」」」
イリヤの号令で、男達が一斉に殴りかかってくる
私はその拳が鼻先に当たる直前、正面の男の股の下を潜り抜けて肘で脇腹を突いてパイセンを殴ろうとしている男の目の前へ突き飛ばす
風見瀬生
風見瀬生
月影妃桃
人を守りながら戦うのは慣れている
だから実は、彼に傷1つ付けさせない自信はあった
「ごめんね妃桃ちゃん!」
月影妃桃
ごめんねと言いながら殴りかかってくる気の弱そうな常連
軽く体を捻って彼の首筋に手刀打ちを入れる
イリヤの友達の女を殴るのは気が引けるのか、せいくんパイセンばかり狙われているので動きやすい
だから上手く隙を突いて、急所に私の精一杯を打ち込む
人間の弱点なんて知り尽くしている
月影妃桃
月影妃桃
軽く人の波や攻撃を避けながら、パイセンの背後を狙う男のみぞおちに拳をねじり込む
風見瀬生
パイセンはサッカーの要領で正面の男たちの脛に蹴りを入れた
うわぁ、相手の選手を怪我させるときのやつじゃん
イリヤはと言うと、ステージの上で歌を歌っていた
サキュバスナイツのモチベはいつだってイリヤだ
成る程…愛しのアイドルからの応援歌なら、バトル漫画とかでの勝ち確BGMのように彼らの傷を癒し、その心を熱く燃え上がらせるに違いない
どうにか流れを変えないと…っ!なんて、窮地に酔ってみる
『姉御ー!!!』
その時、サキュバスキャッスルの扉が勢い良く開き、今朝の暴走族の奴らがどかどかと入ってくる
『加勢しに来たっす月影の姉御!』
月影妃桃
月影妃桃
あいつらに言葉を返しながら敵に回し蹴りを食らわす
にしし、良いところに来たじゃんか
奴らもさすが本職の不良、形勢逆転だ☆
月影妃桃
風見瀬生
風見瀬生
『許すわけねーだろボケェ!!』
『大丈夫っすか姉御!!』
月影妃桃
『おっす!!!』
風見瀬生
私達にはどんな喧嘩相手でも傷の残りやすい顔面は狙わないという暗黙の了解があるので女相手では仕方ないのかもしれない
そういえば、サキュバスキャッスルに来る客の中には私のファンも居るらしい
出来るだけ情を買わないように冷たく接していたのにおかしいな
気付けば敵は後ひとりになっていた
そいつは店に置いてあったイリヤの譜面台を手に襲い掛かってくるが、パイセンが武器を蹴り飛ばして、あたしの子分共(?)がそいつを殴り倒せば決着だ
武器を使うほど形振り構っている余裕がなかったと言うことはつまり、イリヤには私達に勝てと命令されているわけか
イリヤの目的が本当に恋結びなら当然だろうが
月影妃桃
風見瀬生
私たちは拳を小突き合う
さて、これでサキュバスナイツは全員倒せてしまった訳だ
月影妃桃
『うっす!』
月影妃桃
月影妃桃
彩希刃イリヤ
彩希刃イリヤ
イリヤの鞄の中から恋結びが2つ出てくる
すんなり返してもらえた
正直イリヤと戦うことになったら一番面倒だなと思っていただけに内心安堵する
このゲームは私たちの勝ちだ
月影妃桃
彩希刃イリヤ
彩希刃イリヤ
彩希刃イリヤ
月影妃桃
彩希刃イリヤ
祭り、というのは悪巧みの事だ
私たちは時々祭りをしたくなるときがある
その口実はなんでも良いのだ
お宝が欲しいから盗むのではなく、盗みたいからお宝を探す
だけど今回に限ってそのお宝は、私たちにとって大切な意味のある代物だった
月影妃桃
彩希刃イリヤ
彩希刃イリヤ
月影妃桃
月影妃桃
彩希刃イリヤ
月影妃桃
『あの、月影の姉御…正式に俺らのボスになって貰えませんか!』
月影妃桃
彩希刃イリヤ
彩希刃イリヤ
彩希刃イリヤ
月影妃桃
『うおおおお!そんな素晴らしい店があったんすかー!!』
『是非通わせて頂きまっす!!』
彩希刃イリヤ
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
彩希刃イリヤ
風見瀬生
『パイセンさんも、今朝はさーせんした!』
風見瀬生
彩希刃イリヤ
月影妃桃
風見瀬生
風見瀬生
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
彩希刃イリヤ
彩希刃イリヤ
月影妃桃
『姉御!また明日っす!』
薄く笑い踵を返そうとすると、一瞬足の力が入らなくなる
あれ…
月影妃桃
風見瀬生
次の瞬間、パイセンがあたしに肩を貸して支えてくれていた
月影妃桃
月影妃桃
風見瀬生
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
風見瀬生
風見瀬生
風見瀬生
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
風見瀬生
風見瀬生
月影妃桃
月影妃桃
風見瀬生
月影妃桃
風見瀬生
風見瀬生
月影妃桃
月影妃桃
風見瀬生
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
風見瀬生
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
風見瀬生
月影妃桃
月影妃桃
風見瀬生
もう十分口が滑ってしまったので、ここらで煙に巻いておく
彼もこの話題にはこれ以上触れられたくない意図を悟ってくれたようだった
風見瀬生
月影妃桃
風見瀬生
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
風見瀬生
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
風見瀬生
月影妃桃
風見瀬生
はーちゃが目を覚ましちゃった
大分時間がたっているから無理はない
私はまた警戒したが、
大宮袴舞
大宮袴舞
とか言ってナナちゃんの観戦をしに行ったのだった
暗くなったので神社の明かりが付いた頃
鳥居の中がぐにゃりと歪んで、せいくん達が帰ってきた
渚裕花璃
作者
妃桃ちゃんはせいくんに支えられて歩いていた
渚裕花璃
渚裕花璃
月影妃桃
そう悪戯っぽく言うと近くに置いてあった椅子に腰かけた
渚裕花璃
渚裕花璃
渚裕花璃
作者
渚裕花璃
この人肝心なときに使えない
月影妃桃
月影妃桃
風見瀬生
妃桃ちゃんがせいくんを小突く
風見瀬生
風見瀬生
風見瀬生
そう言いせいくんは制服のポケットから恋結びを取り出した
私にとって、これをせいくんから受け取ることは相当の意味がある
これからも彼に振り向いて貰うためにもっと努力をしよう
私はそう、恋結びの“花”に誓う
渚裕花璃
渚裕花璃
渚裕花璃
風見瀬生
恋結びの“蝶”の装飾を取り外し、せいくんに差し出す
花と蝶は恋愛において相思相愛を意味する2つ
だから、片方ずつ持つことで結ばれる的な、密かなおまじないをするんだ
風見瀬生
風見瀬生
渚裕花璃
…あれ
冗談っぽく言おうとしたのに言葉から真剣さが零れてしまう
風見瀬生
風見瀬生
でも、せいくんは笑ってくれた
その笑顔を見ていると、どこにも根拠はないけれど、これから恋が上手くいく気がした
渚裕花璃
月影妃桃
月影妃桃
橘日向
橘日向
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
いつの間にかタイタニック組が戻ってきていた
妃桃ちゃんはニーハイソックスを捲ると華奢な脚に付いた痛々しい傷を露にして、少し照れた様子で日向ちゃんに絆創膏を張って貰っている
日向ちゃんのそれはずいぶん慣れた手付きだった
月影妃桃
橘日向
渚裕花璃
稀咲鉄太
月影妃桃
月影妃桃
橘日向
橘日向
渚裕花璃
自分が失言しかけたことを悟る
それって彼氏?って聞こうとした
それを妃桃ちゃんに遮られた
つまり、日向ちゃんの彼氏の話を広げるなって事だ
あの子はこうやって、私の事も守ってくれたんだから
気にしないことにして、がくたちの方へ目をやる
彩希刃七詩
彩希刃七詩
彩希刃七詩
羽宮一虎
羽宮一虎
純孝樂
純孝樂
彩希刃七詩
羽宮一虎
純孝樂
彩希刃七詩
ナナちゃんが、すとん!と尻餅をついて何だか可愛らしい感じで地面に座る
羽宮一虎
彩希刃七詩
彩希刃七詩
純孝樂
彩希刃七詩
彩希刃七詩
ナナちゃんは優雅に笑ってそう返す
大宮袴舞
大宮袴舞
大宮袴舞
純孝樂
純孝樂
純孝樂
羽宮一虎
彩希刃七詩
彩希刃七詩
大宮袴舞
大宮袴舞
大宮袴舞
ナナちゃんはすらりと立ち上がると、身構えるがくと羽宮くんを横目にこちらへカーテシーをして踵を返す
はーちゃも上機嫌にその後をついていった
小和瀬蕗
葉桜護励
羽宮一虎
純孝樂
小和瀬蕗
小和瀬蕗
天野巫胡
花宮桜
葉桜祈励
葉桜祈励
護励ちゃんとふきちゃんとさくらちゃんと、巫女さんたちが屋台のご飯をトレーのようなものに乗せて沢山運んでくる
私は護励ちゃんからレモネードを受け取って、のんびりと今日の出来事を思い返していた
作者
作者
作者
作者さんはペンを天へと突き上げる
さっきまでシャーペンだったのだけど、これは赤いインクの万年筆だった
作者さんの真上から雲が開け、澄んだ夜空にとても可愛らしい、ハートの花火が上がる
おお…!と、誰もが言葉を失う
皆が花火に気を取られている間に、小指にキラキラした赤い糸が通り抜けていったのはきっと気の所為だろう
すみませんでしたー!!!
学校のバスの中
川夏さつき
川夏さつき
川夏さつき
川夏さつき
川夏さつき
当然だが、花火を最後まで満喫した私たちは学校のバスの出る時間に遅れ、顧問とマネージャーにこっ酷くお叱りを受けたのだった…
作者
作者
彩希刃イリヤ
彩希刃イリヤ
彩希刃イリヤ
作者
彩希刃イリヤ
彩希刃イリヤ
はるか
彩希刃イリヤ
彩希刃イリヤ
作者
作者
彩希刃イリヤ
作者
作者
作者
はるか
はるか
はるか
はるか
はるか
はるか
はるか
作者
はるか
作者
はるか
はるか
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
『Magic of Love』
風に乗り走る花びらふたつ
君の元へ向かうよ真っ直ぐに
他のものは目に入らなくて
そんな花言葉の私で
“ふぉーりんらぶ!”
“リベンジさせてね”
昨日よりも綺麗なメイクで
頑張るのは誰の為?
胸が熱くなるよ
Ladies♡Battle
君を追いかける夢のはなし
神頼みも努力のうち
勝ち取れMagic
風に揺れ凛と咲く花ふたつ
咲き待つ妥協はしないで
私だけを見ていて欲しいの
花言葉も書き換えて
“ふぉーりんらぶ!”
“リベンジさせてね”
昨日よりも恋する私で
頑張るのは君のため
ドキドキしてね
Ladies♡Battle
君を待っていた夢のはなし
神頼みは勇気の種
離さないMagic
“ふぉーりんらぶ!”
“リベンジさせてね”
恋の魔法使うから
頑張るのはときめくため
花言葉のメイクアップ
Ladies♡Battle
君に恋する夢のはなし
神頼みも努力のうち
勝ち取れMagic
Ladies♡Battle
完