テラーノベル
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黒は、静かに収束する。
足が、地面に着く。
さっきまでの戦場とは違う。
無機質な空間。
白と黒だけで構成された、広い部屋。
声がする。
振り向く。
そこにいるのは、数人。
でも。
ただの人間じゃない。
同じ“側”の存在。
kis
カイザーと呼ばれる男が軽く肩を回す。
ソファに寝転がっている男__ネスが、顔を上げる。
ns
kis
短く返す。
でも。
口元は、少しだけ笑っている。
別の声。
腕を組み、壁にもたれている男__馬狼が、低く言う。
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kis
カイザーが笑う。
kis
kis
空気が、少しだけ変わる。
甲高い声。
士道が、楽しそうに笑う。
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ns
士道とネスが同時に身を乗り出す。
カイザーは、何も言わず。
指を鳴らす。
空間に、映像が浮かぶ。
さっきの戦闘。
潔たちの姿。
ns
ネスが目を細める。
ns
kis
その一言でカイザーに視線が集まる。
kis
kis
カイザーの見る方向。
そこには。
潔。
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馬狼と士道が呟く。
ns
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kis
潔に興味を持ち始める3人に対してカイザーが笑う。
kis
映像が、動く。
蜂楽の動き。
氷織。
凛。
そして最後に黒名。
全員が、少しずつズレていた。
でも。
次の瞬間、潔を中心に、
全員が繋がり始める。
ns
ネスが、ぽつりと呟く。
ns
kis
カイザーが、首を振る。
kis
その言葉に。
少しだけ、空気が揺れる。
ns
ネスの目が、細くなる。
ns
ns
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馬狼が鼻で笑う。
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士道が笑う。
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そして、もう一人。
全員が集まる場所の奥隅で、画像を眺めている。
國神。
何も言わない。
ただ。
じっと、映像を見ている。
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小さく呟く。
まるで、何かを思い出すように。
ns
ネスが、カイザーを見る。
ns
カイザーは、少しだけ考えて。
それから。
kis
笑う。
kis
視線は、ずっと。
潔に向いたまま。
kis
その一言で。
空気が、完全に変わった。
ns
ネスが笑う。
ns
kis
カイザーが肩をすくめる。
ns
でも。
その目は。
確実に、決まっていた。
kis
そして画面の中。
まだ何も知らないままの潔が、ただ静かにそこにいる。
__狙われているとも知らずに。
コメント
1件
敵側の人達が、とても良いです!!! 國神は、潔の事、知ってたんでしょうか?いつか出てきた千切とも関係あるのでしょうか?続きがとっても気になります!