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めっちゃすきです😭
kn
気がつけば俺は彼の元へと走って向かい声をかけていた。
shk
kn
何も考えずに声をかけたのでもちろん話すことなどない。ただどうしても今じゃなきゃダメな気がしたんだ。
shk
kn
何か少しでも一緒にいる時間を作るために一生懸命に言葉を探して繋ぐ
kn
shk
kn
shk
明らかに不審がっている、それもそうだろう。全く知らない人と一緒に帰るなんて有り得ないことなのだから。
正樹
正樹
遠くから彼と同じ部活のメンバーが彼を呼ぶ。一緒に帰る予定があったのだろうか。
shk
shk
そうメンバーたちの呼び掛けを断り、俺の少し前を歩き出した。
俺も彼に続けて歩き出す。
kn
shk
しばらくの間沈黙が続いた。俺から帰ろうと話をもちかけたし、俺が何かを言い出さないといけないのだが、言葉が見つからない。
悩んでいるのが顔に出ていたのか、彼は俺の顔を横目に見たあと話しかけてきた。
shk
kn
shk
shk
俺があまりにも喋り出さないことだから彼は俺がなにか不満があると思っている。
そんな訳ではなく、ただ彼の事が気になってしまった、そんな理由であって、彼を責めることは何一つとしてない。
kn
kn
kn
kn
kn
kn
shk
俺の答えに彼は少しクシャッとした笑みをこぼした。
kn
俺は思わずその笑顔に見入ってしまった。
shk
kn
そんな俺の視線に気づいたのか、少し不思議そうな顔を浮かべ俺に目を向けてきた。
彼から指摘を受け、動揺してしまったが少し気持ちを落ち着けて彼との会話に試みた
kn
kn
kn
shk
kn
kn
友達…この定義は一体どこからなのかさっぱり分からないが、気に止めてしまった以上ここだけの関係で終わらせたくない。
だからこそ、ここで彼と友達になりもっと彼のことを知りたいと思った。
shk
shk
kn
shk
kn
shk
shk
kn
shk
kn
俺の発案から少しずつ打ち解け、笑いありの会話が成立していった。
kn
shk
shk
shk
kn
shk
kn
kn
shk
kn
shk
kn
shk
kn
shk
kn
shk
kn
kn
shk
shk
kn
kn
kn
shk
shk
kn
shk
kn
kn
shk
shk
kn
白尾駅付近で俺たちは分かれた。想像していた以上に史尹は気さくで話しやすかった。表情豊かで話していて楽しかった。
また、会いたいな。
そんな思いが俺の頭をよぎった。
kn
kn
母
未夢
家に帰ると母と妹の未夢が居た。部活道具を部屋に置き、再びリビングに戻る。
母
kn
未夢
kn
kn
家族との他愛のない話が俺は好きだ。母はとても優しい。怒ると怖いが、
未夢は俺の2つ下で、小学校最後の1年を楽しんでいるそう。
kn
未夢
母
kn
俺は兄が居る。兄と俺は2つ離れている。現在高校1年生の兄は部活にとても励んでいる。
母
kn
未夢
未夢
kn
各々やらなければならないことを始め、俺も部屋に戻ることにした。
kn
俺は部屋に戻ったと同時に帰りのことを思い出した。
そう、史尹からメールアドレスを貰っていたことだ。すっかりと忘れていたもので、俺は直ぐに史尹へメッセージを送った。
kn
kn
史尹へとメッセージを送ったことを確認したあと、部活の疲れからか、眠気が俺を襲いそのまま眠りについてしまった。
彼からのメッセージがきていたのにも気付かず。