コメント
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「鳩と話した」からなんとなく勘づきましたけどやっぱり雨栗さんは[生物と話せる能力]だったか〜 Bnさん...言動的に絶対[スティール]ではない... [遠視]的なのとか[気配を察知する能力]的なあれなのかな...? と予想してます、w
神作過ぎます!!!!!!!リクエストで書いた通り、少しるざくくんを強くしてくれましたか?!!勘違いでなければありがとうございます!次のお話も楽しみに待ってます!
こむ
こむ
こむ
こむ
こむ
こむ
こむ
こむ
こむ
こむ
雨栗視点
雨栗
私は知っていた ルザクが、 誰よりも頑張っていたことを
なんなら、ルザクよりも知っている
最強への固執 負けることへの恐怖
そして、 限界を無理に超えてきたから 体が無理をすることを 覚えてしまっていること
ルザク
ルザク
おんりーちゃんに、 能力を使わなければ勝てなかった その出来事があってから ルザクは一日も普段の練習に加えた、無理な鍛錬を欠かしたことは、ない
私では、もう 到底追いつけない
いつからだろう 自分の自信が無くなったのは
なぜなんだろう 褒められてもあまり嬉しくないのは
私は、ルザクの"親友"に
ふさわしいんだろうか
雨栗
雨栗
雨栗
私には、ルザクに 「無理したらだめだよ、帰ろう」 とそんなふうに 声を掛けることができない
声をかける、資格がない
私の、こんな能力じゃ
追いつけない
人を、 助けることができない
ルザク
ルザク
ルザク
こうやって、覗いているだけなのも情けなくて心が苦しくて でも、動けなくて
ルザクの執念に 自分の想いは、並べないと 打ちのめされているのが 心底呆れる
雨栗
あの鳩…?
前に私が "話した"鳩
時々、情報を集める時に 助けてくれている子の一匹
何かを…抱えている?
雨栗
鳩は綺麗でクリンとした目を私に向けていた 私の心の中なんて考えたこともないだろう、そんな瞳
最初の頃のルザクと同じ目
その頃のルザクは 純粋無垢で、大人の汚さなんて何も知らなくて ただ、"最強"に"看守"に憧れた 少年だった
そして、今と同じような 芯が強くて、この子ならできると思わせる優しさが滲む暖かい、引き込まれる宝石のような目を持っていた
私が好きなルザクの目
誰よりも輝いていて 強い目
そして何より 大好きな親友のルザクだから 私は当時守ろうと思った
ただ今は、守られる側だけれど
雨栗
ルザク
そこに書いてある手紙は なんとルザクからで
私はルザクの名前が見えた瞬間 手紙を貪りつくかのように 読んだ
その手紙は2年前のルザクからだった
2年後の雨栗さんへ 雨栗さん、元気? 僕は雨栗さんのおかげで元気 僕は今とても幸せだよ この手紙を2年後に送るのはなんとなく 雨栗さんが落ち込んでいる気がしたから 雨栗さんなら、きっと大丈夫なんだろうけど、僕は雨栗さんの支えになりたいと思ったんだ 貴方は、僕にたくさんのことを教えてくれたよね 看守としても、年齢でも先輩で最初話しかけられたときは戸惑ったけど、一番優しくしっかり教えてくれたのは雨栗さんだった 僕は雨栗さんのこと、実の兄のように思ってる まだ少ししか経ってないけど貴方の優しさに、暖かさに救われたんだ 口に出して言うのは恥ずかしいから手紙で言うことになってごめん 僕は雨栗さんが大好き 本当にありがとう 厚かましいかもしれないけど、支え合っていきたいです これからもっと頑張るから、雨栗さんの隣に立てるようになってますように 2年前のルザクより
雨栗
雨栗
雨栗
雨栗
ルザク
雨栗
ルザク
ルザク
ルザク
ルザク
ルザク
ルザク
ルザク
ルザク
ルザク
ルザク
ルザク
ルザク
雨栗
雨栗
雨栗
雨栗
雨栗
雨栗
雨栗
雨栗
雨栗
雨栗
雨栗
ルザク
ルザク
雨栗
雨栗
雨栗
雨栗
雨栗
ルザク
ルザク
ルザク
雨栗
信じてくれることが どれほど大切なことなのかを 改めて感じた
ぼんじゅうる視点
ぼんじゅうる
ある夜の日だった
淡く輝く月の下で 誰かが踊っていた
ぼんじゅうる
…そう無意識に呟いてしまうほどに美しいものだったが それは踊りではなく鍛錬の様子だった
ぼんじゅうる
俺はあまり興味が起きない性格なのだろうが、その時久々に興味を持った
ルザクくんと雨栗さんだ
2人で相手を輝かせるかのように舞っていた
本当に戦っているのかと 思ってしまうほど 肌寒かった空気が温かく照らされた気がした
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
そう、楽しさを感じた
ふと、2個先の牢屋から気配を感じた
動く気配 きっと、おんりーだ
おんりーも見入っているのかとそう考えていたら
急におんりーの気配が消えた
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
俺以外はきっと起きていない
気のせいかと考えたけど 俺が気配を読み間違える訳はない
胸がざわざわした
嫌な予感が吐きそうなくらい腹の底から湧き上がってきて
気持ち悪かった
耐えられなくなって、俺は寝た
絶対に、誰かに話そうと決めて
ドズル視点
ドズル
おらふくん
ルザク
雨栗
ドズル
ドズル
ルザク
雨栗
雨栗
雨栗
雨栗
ドズル
ドズル
ドズル
おらふくん
雨栗
雨栗
雨栗
ルザク
雨栗
ドズル
ドズル
おんりー
おおはらMEN
ぼんじゅうる
おんりー
ぼんじゅうる
おんりー
おんりー
ぼんじゅうる
なんだ? 2人で話すこと? ぼんさんは、いつになく神妙な顔をしていたし…
近くに寄ってみるか…
べ、別に信じてない訳じゃなく ただ、気になるだけ…うん…
ぼんじゅうる
おんりー
おんりー
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
おんりー
おんりー
…?!?! なんだ今の気配…?
直感で敵わないと分かる
ぞくっとする そんな気配 強者を前に動けなくなる感覚と似ている…!?
どうして、今おんりーから…?
ぼんじゅうる
おんりー
おおはらMEN
急にぼんさんが何かを忘れたかのような反応をした
おんりーのあの恐怖の後に…
おおはらMEN
おんりーのことだから 何かあるんだろう
なんなら、ぼんさんが言いたかったことを忘れただけかもしれない
俺のトラウマを、拭い去ってくれたおんりーに限って おかしなことなんかしない
一番信じれるやつだから 一番の善人なんだから
おおはらMEN
これ以上この場にいると ダメな思考にハマってしまいそうで 嫌な妄想が頭によぎりそうで
俺は急いでそこから離れた
おんりー
ルザク視点
ルザク
僕が探しているのは 能力についての本
能力の根本についてはまだ解き明かされていない
見つかるのは能力の強さとかそんなのだけ
能力全てが載っている本なんてないよなぁ…
ルザク
見つけたのは一つだけ背が高い本 端の端にあった本
その本を取り出すと
ガチャガチャ…ガンッ
ルザク
壁が開いて その先には秘密基地のような場所が見えた
ルザク
もちろん気になって そこに足を踏み入れた
ルザク
ルザク
求めていた本がたくさんあった
全ての能力の本
ルザク
ルザク
ルザク
ルザク
ルザク
ルザク
ルザク
ルザク〜?どこー?
ルザク
ルザク
ルザク
ルザク
雨栗
雨栗
雨栗
ルザク
こむ
こむ
こむ
こむ