神谷涼
(さて、まずは哲平からだな。)
神谷涼
(だが何を聞こうか、怪しまれても面倒だしなぁ〜)
山口哲平
おーい、涼〜
神谷涼
うわあああ!!
山口哲平
お、、、おうすまん脅かしたな
山口哲平
それよりあの転校生、2人ともめっちゃ綺麗だよな。まぁ学園の王子様にかなうものはいないがな笑
神谷涼
おい💢からかうなよ!
山口哲平
わりぃわりぃ
神谷涼
(そうだ、、、)
神谷涼
なぁ、最近百花と瑞希の様子なんだか変な気がするんだが何か知らねぇか?
山口哲平
う〜ん、、、そうだなぁ
山口哲平
特には、ないが最近百花が帰んのが何となく遅い気がするんだよなぁ〜
山口哲平
聞くと部活、って言うけどなんだか怪しいんだよなぁ
山口哲平
瑞希はよく分からんが何が気になるんだ?
神谷涼
すまん。ただちょっと元気ないように感じたから聞いてみただけだ。
山口哲平
そうか。まぁたいしたことじゃないといいな
神谷涼
あぁサンキュー
山口哲平
おい!どこ行くんだよ!
神谷涼
ちょっと忘れ物した!じゃあ、教室で!
山口哲平
おぅ!生徒会長様は廊下走っちゃダメだぞ!
神谷涼
お前は先生か笑
神谷涼
(さて次は、、、)
この後俺は同じように百花と瑞希にも聞き3人の情報を集めた
山口百花
え?瑞希と哲平?う〜ん、、、
雛菊瑞希
哲平君と百花ちゃん?
神谷涼
(3人の情報を集めて一番気になったのは百花。)
神谷涼
(最近百花は、部活で家に帰るのが遅いと哲平は聞いていたらしいが瑞希は百花といつも通りだったらしい)
神谷涼
(つまり一緒に帰っていたらしい。時間は6:30。俺が死ぬ何分前かは分からないが百花は、どちらにせよ怪しい。)
神谷涼
(少し罠でも仕掛けとくか)
神谷涼
なぁ〜3人とも、今日この後なんかあるか?
山口哲平
俺はねぇけど?
雛菊瑞希
私はいつも通り部活
山口百花
私も何も無いけどいきなりどうしたの?
神谷涼
いやぁ〜たまには4人で帰りたいなっと思って
山口百花
何それ〜キモ〜
神谷涼
キモ言うな
山口百花
でも確か涼って部活の後さらに生徒会もなかったっけ?
山口哲平
そうなのか?俺そこまで待つの嫌だよ〜
雛菊瑞希
私は大丈夫、、、
神谷涼
えぇ〜悲しいなぁ〜
神谷涼
(哲平にもまだ伝えていない生徒会の情報をなぜ百花が知っていたんだ?やはり怪しいな)
山口哲平
でも確かにたまには4人で帰りたいな
神谷涼
だろ笑
山口百花
えぇ〜早く帰ってお菓子食べたい〜
神谷涼
しょうがないし明日にするか?
山口百花
明日は生徒会の仕事ないの?
神谷涼
あぁそうだな、多分ない!
山口百花
じゃあおk!
山口哲平
俺もおk
雛菊瑞希
私も
神谷涼
決まりだな。明日どっかよって帰ろうぜ
山口百花
当たり前じゃん!哲平おごって〜
山口哲平
えぇ笑
雛菊瑞希
なんだか昔みたいで楽しみ
神谷涼
あぁ、明日が楽しみだ
神谷涼
(2つの疑惑が生まれた。ひとつは百花もループしてることに気づいている、もしくは俺の身代わりでループしている。)
神谷涼
(もうひとつは確信がないが多分1ミリも違うとは言えない事、最近の百花の行動と俺の周りを見る限りあいつは情報を売ってる可能性がある。)
神谷涼
(明らかに数少ない人しか知らないようなことを最近うちの生徒だけでなく他校にも明らかに広まっている。)
神谷涼
(これは確信が少すぎるが充分考えられる事)
神谷涼
(まぁ夕方までもっと調べてみるか。おそらく夕方までがが俺に残された時間なんだろうからな。)
副会長
会長!
神谷涼
!!
神谷涼
なんだ、びっくりした〜
副会長
ぼーっとしてないで資料にサインを
神谷涼
あぁ、すまないね。
書記
会長〜
神谷涼
どうした?雅
書記
この間の会議報告書なんですけどその紙がないんですよ〜
副会長
はぁ?!あなた何してるんですか!
書記
すみません〜
神谷涼
せめてもしょうがないだろ、俺もこれサインしたら手伝うから探してこい。城島も手伝ってやれ
書記
会長〜!
副会長
はぁ〜分かりました。さぁさっさと探しますよ。
神谷涼
見つかったかぁ〜
書記
ないです〜
神谷涼
もしかしたら資料室にもうあるんじゃないか?
書記
そんなはずはないと思うんですが
神谷涼
まぁ見てくるよ
神谷涼
え〜と〜
神谷涼
??
神谷涼
いいもの発見!
俺はたまたま見つけた生徒報告書(個人情報や生徒の個人の事情まで載っている優れものだ)を手に取った。
神谷涼
まずは山口百花からっと
俺はどうしてこの時この忌々しい資料を読んでしまったんだろう。
神谷涼
!!
神谷涼
なんだよ、、、これ、、、
そこには赤文字で実験体No.1573と書いてあった。
神谷涼
実験体ってどういう事だよ!まさか
俺は後の2人、いや他の奴らにも書いていないことを祈った
神谷涼
嘘だろ!ざっと見ただけでも50人はいる。
神谷涼
そうだ、俺は、、、
ペラペラと俺の資料のほうを震える手でめくっていった。
書記
会長〜ありました〜
神谷涼
すまない、まだ見終わってない。すまないが奥の方を見てきてくれ
書記
は〜い
神谷涼
(危なかった、もしあの資料を他の奴らに見せたら、、、)
副会長
会長
神谷涼
!!
神谷涼
城島も来てたのか
副会長
はい。それより、その後ろの物見たんですか
神谷涼
いや、個人情報を勝手に読むことは犯罪でもあると思ったからまだ読んでないよ
副会長
"まだ,,ですか
神谷涼
ちなみに読んだら俺はどうなるのかな
副会長
さぁどうなるんでしょうね
神谷涼
ひとつ質問したい。城島は読んだことあるのか?
書記
会長〜ありました〜
神谷涼
おぉ良かったなみつかって!さぁ、職員室に提出しに行こうか
書記
了解っす!
副会長
教えて欲しいですか?
神谷涼
、、、へ?
副会長
その中身ですよ。
神谷涼
(なんだ、、、城島のこの威圧感は!動揺と恐怖で体が動かない)
神谷涼
い、、、いや、大丈夫だ。見たらなんだかまずそうだし、
副会長
まっ気になったらいつでも言ってください。
神谷涼
あぁ、ありがとう
神谷涼
(なんなんだ?城島がまるで別人のように見える。やっぱりこの資料何かある、、、)
神谷涼
(それと、もうひとつ疑惑が出来た。)