俺と…委員長と…

遠くで叫んでる母上… あなたの声もたいがい デカいっす！

なんだ… その間は…

そしてなぜ少し 赤くなって顔を伏せている……

あーもう マジ近付くなってば…

ややややややや ばばばばばばば

でででででんわ！！！

なんかもう…俺に向いてるものなら ヒカルがどんな過去だろうが 気にならない

勉強…かぁ…

どんな試練だろうが 長く一緒に居られるなら 多少は頑張る…

むしろ俺 なんで同じ高校入れたんだろ…

土曜 楽しみすぎる 午後は絶対遊ぶ！

朝…8時半… 俺はもう着いてしまった

もはや初デートの 女子の気分

ちょっと自分で恥ずかしい

晴れた空に 清々しい空気

今まで気にしたことのなかった 街の景色

すべてが 俺の心を躍らせた

ヒカルの私服は

正直冴えない感じだった…

これだけは…

ガマンガマン…

あぁ…焦る姿が かわいい…

俺はヒカルの顔の近くに 手を伸ばした

無意識に触りたいと 体が動いた

もっと触れたい…

上目遣いで前髪に手をやる姿が 可愛すぎて

俺の心臓が ハートの形になって飛び出して

ヒカルの体すら突き抜けそうなくらい バクバクいってる

オッサンなんすか？

デートプランとしては 激しく微妙になってしまった

デートって思ってるのは 俺だけだけど

まぁ彼が楽しんでくれれば とりあえずよしとする

し あ わ せ

一番のスパイスは ヒカルと食べているから

ってくっさいこと 格好よくいってみたいわ…

言われちゃいました

ぜんっぜん よくわからない

確かに会長の 自然とパーソナルエリアに入り込んで 色気を振りまく上手さには

惚れてしまう

どうこうしなくても 近寄られてるんですけど…キミ

とどけ

届いてくれよ

俺の恋心！