「深呼吸してみて!」
私は水に飛び込んで
気持ちを整えようとしていたのに。
瞳に飛び込んでくるこの青空の日
久々の水泳に心が泳いでいた。
担任の注意もバタフライのように投げ飛ばして
そこらじゅうがはしゃいでいる。
私は目に浮かぶ透明のような綺麗な水に
潜り込んでみたいと思った。
凪月
私は水が大の苦手で これでもかと言うぐらいに
小さい頃から慣れられなかった。
1度やりたいと思ったら やらないまま終わらすのも苦手で
心とココロの勝負が開かれた。
そんな勝負の時間もつかの間。
凪月
瞬きする一瞬の出来事で 私も何が起こっているかわからなかった。
でも気がついたら水中の中で 今にも溺れそうなぐらい苦しかった。
凪月
視界に突然君が出てきて
意味がわかんない言葉を発された。
言われた通りにやってみたら クロールのような速さで、
空気が身体中を駆け巡る。
君と初めて話すけど
2人だけの不思議な 秘密な世界に入ったような気がする。
凪月
君は夢中に話していく
初めてなのになんだか惹かれていく
君は話しながら笑みを浮かべて
なんだか、元気がそこらじゅうから溢れ出てくる。
凪月
君は水中の中でも光って見えて 不思議な感じがした。
「もうこっちに来ないようにね?笑」
この言葉を最後に 君と私の時間は終わった。
目に眩しい光がさしてくる。
凪月
あの事を誰かに話しても 誰も信じてくれないと思う。
だから、私はこの気持ちもあの事も 心に秘めておくと決めた。
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