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窓から差し込む暖かな光の中 ナイトメアは目を覚ました
ナイトメア
……？
ナイトメアが起きたのに気付いた すまないが身を乗り出す
すまない（幼少期）
お兄ちゃん！？
ナイトメア
……すまない……？
すまない（幼少期）
良かった……良かった……
本当に……本当に良かった……！
本当に……本当に良かった……！
すまないが涙ぐみながら ナイトメアに抱きつく
ナイトメア
……心配……
かけたみたい、ですね……
かけたみたい、ですね……
すまない（幼少期）
ううん、大丈夫
すまない（幼少期）
お兄ちゃん、起きてくれた
すまない（幼少期）
それだけで俺は嬉しいから！
すまないは満面の笑みを浮かべた
すまない（幼少期）
えっと……まずは最初に
ナイトメアが眠っている間に 作ったノートを見返して テキパキと用意する
すまない（幼少期）
何はともあれ
まずはお兄ちゃんの体を
回復させないと
何も始まらないよね
まずはお兄ちゃんの体を
回復させないと
何も始まらないよね
食事やら飲み物やらの準備をする
まだ目を覚ましたばかりであるし 睡眠薬が抜けきっておらず 体に力が入らないらしい
すまない（幼少期）
お粥と、お水と……
すまない（幼少期）
これでよし！
すまないは頷いて2階で休んでいる ナイトメアの元に持って行った
数週間後
ナイトメア
一族を捨てる！？
すまない（幼少期）
うん、これ以上お兄ちゃんを
苦しめたく無いし
苦しめたく無いし
すまない（幼少期）
俺もすまない一族には怒ってるの
すまない（幼少期）
だから僕は一族を捨てる
すまない（幼少期）
そしてヘビの国で
いっしょに暮らそうよ
いっしょに暮らそうよ
ナイトメア
……っ……
ナイトメア
ダメですよ
すまない（幼少期）
なんで？
ナイトメア
あなたはいつか英雄になって
ヤマタノオロチを倒したい
とは思いませんか？
ヤマタノオロチを倒したい
とは思いませんか？
すまない（幼少期）
……父さんと母さんの仇だし
すまない（幼少期）
倒したいとは思う
ナイトメア
なら……
すまない（幼少期）
でもね！
すまない（幼少期）
今はお兄ちゃんを守りたい
すまない（幼少期）
それが1番なの
ナイトメア
……すまない……
すまない（幼少期）
大丈夫だよ お兄ちゃん
ナイトメア
分かりました……
すまない（幼少期）
じゃあ……
ナイトメア
でもここを出る事はしません
すまない（幼少期）
……え？
ナイトメア
……私なら大丈夫です
ナイトメア
今回のでさすがに懲りましたから
ナイトメアはすまないを抱き締める
ナイトメア
貴方に辛い決断はさせません
ナイトメア
……本当は
ナイトメア
“私が貴方を守らなければ
ならないんですから”
ならないんですから”
すまない（幼少期）
……ありがとう お兄ちゃん
そう
本来ならすまないは
私が守るべきなのだから
ナイトメア
……無理は私だけで充分です
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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