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愛してるの言葉を君に言いたい①

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愛してるの言葉を君に言いたい①

1 - 愛してるの言葉を君に言いたい①

♥

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2018年08月30日

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私は声が出ない

言葉を発せない

だから、私はいじめられていた

ヒカリ

…!

由美

なんか言いなさいよ!

ヒカリ

……

由美

おい!

ヒカリ

……!

痛い

心も体も

痛い

由美

化け物が学校に来んじゃねーよ!

言いたい

私は、人間だと

化け物なんかじゃないと

でも、言えない

由美

はぁー

由美

まじでキモい

ヒカリ

由美

あんたさ?分かってんでしょ?

由美

クラスのみんなから無視されてんの

由美

お前に生きる価値なんてねーんだよ

ヒカリ

由美

ちっ

由美

だる

バタン!

ヒカリ

苦しかった

辛かった

私は、普通じゃない

それが、嫌だった

ヒカリ

ガタン

いつもの場所

屋上

ヒカリ

スー!ハー…

息を吸う

私は思う

いっそ死んでしまった方がいいんじゃないかなと

私は思う

いっそみんなの前から消えた方がいいんじゃないかと

ヒカリ

(消えたい)

そう、心の中で発した

その時

ガチャ

ヒカリ

?!

優希

あー!!!!

現れたのは背が小さい可愛らしい男の子

優希

はぁ…はぁ…

ヒカリ

優希

優希

…!?

優希

…!!!!

ヒカリ

その男の子はこちらを向いてとてもビックリしてるようだった

優希

ええぇと!

優希

す…すみません!

ヒカリ

私は声が出ないので首を横に振った

ヒカリ

(後輩くんかな?)

優希

えぇ…と…

優希

優希

あれ?

ヒカリ

…?

優希

君…たしか…

優希

ヒカリさん?

ヒカリ

私は頷く

優希

えっと…

優希

声…出ないんだっけ?

ヒカリ

(。_。`)コク

優希

大変だね…

ヒカリ

私は不思議に思った

この学校の人達はみな、私を避けていたから

どうして普通に接してくれるのだろうと疑問に思った

ヒカリ

優希

優希

ね…

ヒカリ

優希

良かったらさ

優希

LINE、交換しない?

ヒカリ

…?!

びっくりした

私なんかに優しくしてくれることに

ヒカリ

優希

えっと…

優希

ダメかな?

私は首を横に振った

優希

良かった!

優希

1回ね、話してみたかったんだ

ヒカリ

優希

あっLINE交換できたから

優希

LINEで大丈夫だよ

ヒカリ

(。_。`)コク

LINE

ヒカリ

えっと…

ヒカリ

ありがとう…ございます…

優希

いえいえ!

ヒカリ

ヒカリ

あの…

優希

ん?

ヒカリ

なんで…私なんかと…

優希

さっきも言ったけど、話してみたかったんだ

ヒカリ

ヒカリ

私なんかと一緒にいたら…あなたもいじめられますよ?

優希

隠れてやってれば大丈夫!

ヒカリ

ヒカリ

そうですか…

ヒカリ

あっあと

優希

ん?

ヒカリ

えっと…何年生…ですか?

優希

あっ俺は3年!

ヒカリ

えっ…先輩じゃないですか…

優希

優希

子供っぽいから1年だと思ったでしょ?

ヒカリ

えっ…いや…

ヒカリ

思ってないです…

優希

ほんとかな?

ヒカリ

優希

まぁいいや笑

優希

優希

辛いね

ヒカリ

えっ?

優希

優希

俺ね、1年の頃いじめられてたんだよね

ヒカリ

優希

背が小さいし子供っぽいこともあって

優希

パシリにされてた

優希

暴力も振るわれたし

優希

頭もいいわけじゃないから

優希

先生にも差別されてた

ヒカリ

優希

でもね

優希

ある日、俺が暴力されてる時にね

ヒカリ

…はい

優希

先輩が助けてくれたんだ

優希

その先輩さ、学校一のイケメンで

優希

運動神経よくて

優希

勉強できて

優希

頼られてて

優希

人気者の先輩なんだ

ヒカリ

どなたなんですか?その方

優希

えっとね

優希

高島柚希先輩

ヒカリ

兄貴じゃん

優希

そいえば!

優希

ヒカリさんって高島先輩と同じ苗字だよね!

ヒカリ

ヒカリ

兄ですしね…

優希

えっ?!

優希

マジ?!

ヒカリ

まじです

ヒカリ

ヒカリ

でも、嫌いです

優希

え?

ヒカリ

ヒカリ

私は…兄と比べて何も無いんです

ヒカリ

特技も、信用性も

ヒカリ

そのせいで親からも差別を受けてるんです

優希

優希

先輩には…会ってるの?

ヒカリ

いえ

ヒカリ

海外留学で家にいないんです

優希

優希

家ではどんな人なの?

ヒカリ

普通にいいお兄ちゃんです

ヒカリ

でも…

ヒカリ

無理です…

ヒカリ

嫌いなんです…

ヒカリ

受け入れられないんです…

ヒカリ

そんな自分が…嫌いなんです

優希

優希

そっか…

ヒカリ

ヒカリ

あっ

優希

ん?

ヒカリ

名前…聞いてなかった…

優希

あっ…そっか

優希

俺は杉山優希です

ヒカリ

ヒカリ

優希先輩…

優希

ん?

ヒカリ

私に生きる価値ってあると思いますか?

優希

優希

生きるのに価値なんていらないと思うよ

ヒカリ

いるんです

優希

え?

ヒカリ

生きる価値が無いものはいらない存在なんです

ヒカリ

生きる価値がないものは軽蔑され、差別され

ヒカリ

下に見られるんです

ヒカリ

人は比べたがる生き物なんです

ヒカリ

一人一人違うのに

ヒカリ

人は比べたがる

ヒカリ

人は弱いものをいじめて強いと思い込むんです

ヒカリ

その人は強くないのに

優希

ヒカリ

人は強いって言いますよね

ヒカリ

でも、実際は弱い人の方が多いと思うんです

ヒカリ

少し暴言を吐かれただけで傷つく人だって沢山います

ヒカリ

ヒカリ

どうして人は比べたがるんでしょう

ヒカリ

どうして人は軽蔑するんですか?

ヒカリ

ヒカリ

弱くて何が悪いんですか…?

ヒカリ

強くなきゃダメなんですか…?

ヒカリ

教えてください…

ヒカリ

私にはもう…分からないんです

ヒカリ

生きてていいのか

ヒカリ

ヒカリ

分からないんです…

優希

優希

生きる意味とか価値って最初から、生まれた時からある人なんて、少ないと思うんだ

優希

生きる意味とか価値って見つけるものなんだ

優希

ヒカリさんが言ってることは正しいのかもしれない

優希

優希

生きる価値、それは軽いものでいいんだ

優希

優希

すごい変な事言うね

ヒカリ

…はい

優希

優希

俺が、君の生きる意味になれたらな

ヒカリ

え?

キーンコーンカーンコーン

優希

あっやば

優希

チャイムなった…

優希

じゃあまたね!

ヒカリ

バタン

ヒカリ

どういうことだろう

先輩が、私の生きる意味?

ヒカリ

…?

今回はこんな感じで終わりですお

また見てねお

バイチャオ

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