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ゆーりんち!
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𓏸𓏸
小さい頃の琥珀
ジメジメと湿った放課後の教室。 私の目の前で、琥珀は破れた制服の袖を必死に隠しながら、床に這いつくばっていた。
ドサッ、と琥珀の机から教科書をぶちまける。ハサミでズタズタに切り刻まれたページが、床に散らばった。
𓏸𓏸
小さい頃の琥珀
怯えて震える琥珀の背中を、𓏸𓏸は容赦なく見下して笑う。 琥珀にとって、𓏸𓏸は逆らうことのできない『絶対的な悪意』そのものだった。
小さい頃の琥珀
小さい頃の琥珀
小さい頃の琥珀
俯いた琥珀の瞳の奥で、どす黒い憎悪が煮えくり返っていることなんて。 当時の𓏸𓏸は、知る由もなかった──。
コメント
1件
続きが……気になる……