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六年越しの愛してる

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六年越しの愛してる

8 - 七話目

♥

107

2023年07月02日

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こんにちは、主です!

今回は嫉妬作戦です

それでは、どうぞ!

🍣ハウス

💎

……ねぇ、ないちゃん

💗

……何?

💎

なんでこんな時間に僕を呼び出したの⁉

現在時刻:朝の七時

💗

…いや、今日の会議九時からじゃん?

💎

そうだけど!二時間前に呼ぶ必要ないでしょ!

💗

作戦の打ち合わせしようと思ったんだけど……

💎

あ、なんだ。そういうこと?

💗

(まぁいむと一緒にいたいってのもあるんだけど)

なるほど、と納得した僕。 LI〇Eで「今すぐ家に来い!」って言われて 来ただけだから、事情を知らないんだよね。

💗

…いむ、ひとつ聞いていい?

💎

なに~?

出されたお茶を飲みながらそう返事をすると。

💗

いむって童貞?

💎

ブッォッ(お茶を噴出す音)

💗

汚っ!

💎

いや汚っじゃないでしょ!何セクハラ発言してくれてんの!!

💗

いや、どこまでやっていいのか聞こうと思って

💎

……童貞、だけど…っ

💗

だけど?

💎

処女はない……って、何言ってんの僕⁉

💗

ん?てことは、男とヤったの?

💎

…まぁ

💗

誰と?

💎

……いふくん

💗

えッ!?はぁっ?おまえらもうそこまでいってるわけ??

💎

違う違う!六年前!付き合ってたから!

💗

…あーね

💗

(良かったぁっっ!!)

💗

じゃファーストキスもない?

💎

…まぁね

💗

どこまでならしていい?

💎

…え?

💗

だから、作戦の話!

💎

…ん~…ハグ?

💗

キスは?

💎

ダメ

💗

何でぇ⁉

💎

だって付き合ってないし……

💗

え~?キスダメなの?

💎

普通そうでしょ!

💗

でも、した方がそれっぽくない?

💎

…まぁ、それはそう

💗

じゃ、いいよね!ね!

💎

……うん

💗

(よっしゃぁぁっ‼)

ないちゃんにごり押しされて、しぶしぶうなずく。 …だけど、キスかぁ。 ここ何年かやってなかったなぁ…。

💗

そしたら、会議終わった時にいむが俺んとこ来て?

💗

俺が抱き着くから

💎

了解!

💎

そのあとは?

💗

まキスとかすればいいんじゃない?

💎

てきと~

💗

そんなガッチガチに決めたら逆に怪しまれるでしょ

💎

たしかに……

💎

…ところで、ないちゃんはどうなの?

💗

どうって?

💎

…だから、その…

💗

あぁ、童貞かどうかってこと?

💎

なんでそんなはっきり言えんの…///

💗

童貞だけど

💎

そ、そっか…ってなんかやっぱ恥ずかしいッ‼

💎

テレビつけよ!

💗

はいはい~

💗

(超かわいい~w)

アナウンサー

本日10時頃からゲリラ雷雨が予想されております

アナウンサー

どうかお気をつけください

💗

いむ、ゲリラ雷雨だって

💎

もう夏って感じだよね

💗

だね~

🎲

うぇるかむとぅーざ ないこハーウス‼

💗

あれ、今日いつもより早いな

💜

偶然時間がかぶったから、一緒に来たんよ

💛

ほとけだけおらんかったんやけど…っているやん!

めずらしく早いね

💙

あほとけのくせに

いつものごとく、傍若無人に入ってくるメンバーたち。 …いつもやる側だから気づかないけど、 僕たち結構マナー違反だよね。

そういえば、あれから、 いふくんがいつも通りに接してくれるようになった。 まぁ「いつも通り」が不仲なんだけど。 …それに。

💎

あほじゃないですぅ~!馬鹿はいふくんでしょ

💙

はぁ⁉赤点ばっかとってたやつが何言うてん!

💎

いふくんだって背高いくせにバスケ全然できなかったじゃん‼

💙

今はある程度できますぅー!はい乙~w

💎

それ言ったら僕だって今は勉強の必要性ないもんね!

いちいち突っかかってくるから、 つい反論しちゃうんだよね。 …もう、初兎ちゃんが好きなら、 ずっと初兎ちゃんのとこいとけ! って思うけど…。 まぁそれはそれで悲しい…。

💜

…なんか、あれやな。

💜

完全に二人の世界って感じやな

💙💎

はぁっ⁉

急になんてこと言うの初兎ちゃん‼

りうらたちじゃわかんない会話してるもんね

💛

まぁ仲よさそうで何よりや

💙💎

仲良くない!/仲良くねぇ!

💗

はいはい、もう会議始めるよ!

🎲

は~い

数十分後

会議が終わって、 初兎ちゃんとりうちゃんがマリカをしだした時。 ないちゃんが僕に目配せしてきた。 いよいよ作戦実行だ…!

はいりうら一位~!雑魚乙~

💜

っるっせぇクソガキが!

💜

…はい赤甲羅~wぶいーんw

兎は小屋にこもってろ馬鹿野郎‼あ”あ”あっっ!!

(↑どうでもいいけどこのセリフ一番好き)

💛

仲ええな~

💙

うるせぇな~

💎

ないちゃんないちゃん!

💗

どうしたの?

💎

ん!

言われた通りに両手を広げてそういう。 なかなかこれも恥ずかしい……。 けど、いふくんに振り向いてもらうためだもん!

💗

……ふふっ

軽く笑って抱き着いてくるないちゃん。 なんか照れるな……。 とか思いつつ、僕も抱き返す。

💛

…おまえらも仲ええな

💛

(……そういう感じか)

💙

……え?

お、二人が戸惑ってる。 りうちゃん達は……。

💜

ガキが‼

クソ兎が‼

何も気にしてないね。 …まぁいいけど。

💗

ね、いむ……?

どうでもいいことを考えていたら、 彼はそう言いつつ、 抱きしめてた手をはなして__。 お、押し倒してきたんだけど……ッ⁉ え?どういうこと? ん……??

💗

キスしていい?

そう言ったないちゃんの目は__ いつもと違う、獣みたいな光が宿ってた。 …え、ちょっと待って。 ないちゃん、作戦のこと忘れてないよね?

💎

…ちょ、ないちゃ……

💙

ないこ!

僕が名前を呼びかけると、 いふくんがかぶせるようにして名前を呼んだ。 そして、ないちゃんの腕をつかむとひっぱりあげる。

💗

いった……何すんの、まろ

💙

そっちこそ、何しようとしてたん

💗

何って…キスだけど

💙

はぁ?そんなの、会議の時にやることちゃうやろ

💗

何で?もう会議終わったし、それ言ったら初兎ちゃんとりうらはどうなんの

💙

あいつらは別に迷惑かけてないからええやん

💗

は?俺だって迷惑かけてないだろ

💙

かけてるやん、どう見ても!

💗

どこが?

二人の語気がだんだん強まってくる。 初兎ちゃんやりうちゃんも、ゲームをやめて見つめている。 …どうしよ。 僕のせいだし、止めないと、 って言うのはわかるんだけど。 こわくて口が動かない。

💛

…おまえら、何をそんな言い争ってん

そんな時、静かだけど迫力のあるアニキの声が響いた。

💛

ないこもまろもさ、いい大人なんやから、嫉妬とかくだらないことしてんなよ

💗

……っ

💙

………

二人とも黙っちゃったけど……

💜

…っとりあえず、会議は終わりってことにせん?

だね。二人とも、頭冷やそう

💛

じゃ、一旦帰ろうで

💎

……僕、まだちょっとここにいるね

ないちゃんが僕のことで 怒ってたのだとしたら謝りたいし、 そうじゃないなら話を聞きたい。 それ以外の気持ちはなかったんだけど、 なぜだか初兎ちゃんといふくんの顔がくもった気がした。 けれど、すぐに初兎ちゃんは、 納得がいったような顔をして、僕に笑いかけてくれた。

💜

ほんま?じゃ先帰ってても大丈夫?

💎

うん

……え、てか、めっちゃ雨降ってるんだけど

僕が考え込んでる間に、 外に出てたらしいりうちゃんの声がした。 そういえば、十時くらいから雨が降るって言ってたな。

💛

折り畳み持ってるから平気や

💜

じゃぁね~

💙

………

初兎ちゃんに連れられるようにして、 いふくんが出て行く。 ……あぁ。 引き留めれば良かったかな、なんて思ってしまう。 でも、とりあえずないちゃんと話さないと。

💎

……っ、ないちゃん!

💗

……何?

おそろしく不機嫌な声でそういうないちゃん。 やっぱり僕がなんかしたのかな。

💎

…その、僕、なんかしちゃった?

💗

……なんで

💎

いふくんと言い争ってるのが、作戦のうちじゃないっぽかったから

💗

……っはぁ~……

でっっっかいため息をつく。 え、え、何……?

💎

…その、何かしちゃったなら…ごめんね

💗

…ごめん、いむは悪くないから

💎

…じゃ、どうして怒ってるの……?

💗

………いむ

おそるおそる聞くと、 ないちゃんは何か決心したように顔を上げて 僕の名前を呼んだ。

💎

…はい

💗

どうして俺がこんな作戦たてたと思う?

💎

…はい?

💗

だから、なんで俺がわざわざ嫉妬作戦なんて考えたと思う?

💎

……えぇっと……?

💎

……ごめん、わかんない

💗

…俺さ、正直言うと、まろといむ、くっつけたくないんだよね

💎

……??

じゃぁなんで、作戦を提案してくれたんだろ?

💗

…作戦提案したのは、作戦の中で
いむが俺のこと、好きになれば
いいなって思ったから

💎

…え?それってつまり……?え?

頭の中が「?」でいっぱいになる。 困惑していると、 ないちゃんがため息をついて、 少し照れながら爆弾発言をした。

💗

だから、俺、いむのことが好きなの

💎

…ええぇッ⁉

💗

いむがまろのこと好きなのは知ってるけど

💗

俺、絶対惚れさせるから

💎

…え…??

ないちゃんが、僕のことを、好き? …えええッ⁉ 急展開過ぎて反応できずにいると、

💗

さ、早めに帰んないと、雨強まっちゃうよ

ないちゃんが、平然とそう言った。 ……とりあえず、帰ろうか…。

💎

……えっと、じゃ、帰ります…

💗

…ん、またねw

僕は、戸惑いながらもないちゃん家を出た。

皆さん指大丈夫ですか…?

この連載長い話が多いですよね…💦

これから気をつけます…!

それでは!

六年越しの愛してる

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コメント

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ユーザー

青組をくっつけてくれぇ!あ、続き楽しみにしてます♪

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